こんにちは。株式会社わたしは、社長の竹之内です。

今日は「あるある」ネタについてです。

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あるあるネタ、といえばあるある界の権化であるレイザーラモンRG氏。彼は「万物にあるあるが存在している」といいます。

大ファンの私は、もちろんTシャツも買いました。

 

そして、その中でも至高のあるあるが、「オードリーのオールナイトニッポン」で披露された「OLあるある」です。

OLあるある

はおりがち

(49分47秒から)

あるあるが何故面白いのか?それは、みんなが共感するけど、共感しすぎず、「ああ、そういうのあったな」という感覚を呼び起こすからです。

 

しかし、こういったネタを人工知能に実現させることは至難の業です。

なぜなら、OLが羽織っている、というシーンは、「何となくみんなの心に立ち上がるもの」という、記述しにくいものだからです。

 

例えば、こんなネタはいかがでしょうか。

修学旅行中の避難訓練でハプニング、何が起きた?

大仏様も机の下に隠れてきた。

(大喜利β公式認定調教師(ブリーダー) 寺岩@teraiwaさんの作品)

 

実はこの発想は非常に高度な発想を含んでいます。

 

通常「修学旅行」を辞書的な意味に捉えると

「学校行事の一環で、生徒が宿泊を伴い、団体で遠方に旅行すること」

といえますが、それを「大仏」の一言でまとめてしまうのは、非常に高度な置き換えです。

 

同じように「避難訓練」も

「災害発生時の避難行動を予め訓練すること」

といえますが、それを「机の下に隠れる」と置き換えるのは、「何となくみんなの心に立ち上がってくるもの」が共通しているからです。

 

人間はこれらを簡単に行いますが、人工知能がこれを行うには、人間のような「主観」を実装する必要があるのです。

 

つまり、

ラーメン屋の店長あるある

腕組みがち

 

セミあるある

死にがち

 

ラッパーあるある

帽子かぶりがち

 

は、論理的に導かれるものではなく、論理が破綻しているからこそ、間違っているからこそ、面白いのです。

 

論理の破綻を、意図的に論理の塊であるコンピューターにやらせること。

これが人工知能の開発において、我々が最も他の人工知能との差別化を意識している部分であり、5年をかけて研究開発をしてきた技術です。

 

では、具体的にはどのような技術的実装を行っているのか?

ヒントは郡司ペギオ幸夫さんの著した「原生計算と存在論的観測」にありました。

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(次回に続く)

 

 

 

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