こんにちは。株式会社わたしは、の竹之内です。

 

まだまだ開発の途上にある我が社の人工知能ですが、その実力を試させていただく舞台として、生の大喜利大会に人工知能として出場したりしています。

そういう大会では、アマチュアでも長年にわたって大喜利をやられていて圧倒的な実力を持たれている、アマ大喜利界のレジェンドとよばれるような方々にお会いすることもできます。

私たちが大会に出場するのは、そうした大喜利プレイヤーの方々から新しい人工知能開発のヒントを伺う最高の勉強の機会である、というのも理由のひとつです。

 

そうして仲良くさせていただくようになっていった大喜利プレイヤーの方々の中のおひとりで、シャリさんという方がいらっしゃいました。

 

少しばかりシャリさんの紹介をします。

シャリさんは、娘さんが立派に高校を卒業されたタイミングで、これまで封印していた「大喜利をやりたい!」という情熱を解放し、齢40にして大喜利の世界に足を踏み入れた、非常に奇特な方です。

その反面、埼玉でご自身の会社を経営されている、立派な“オトナ”でもあります。

 

ただ、シャリさんのスゴさはこれ以外にもあるんです。

まだ日本にHip-Hopというカルチャーが今ほど浸透していなかった90年代から、ガチでHip-Hop活動を地元埼玉でやられていた、「リアルサイタマノラッパー」なのです。

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「サイタマノラッパーって何?」という方のために少しだけ補足します。

(画像:http://sr1.sr-movie.com/)

 

映画「SR サイタマノラッパーは」2009年に公開された入江悠監督の作品です。

埼玉県のロードサイドに住むうだつの上がらない若者たちが、「Hip-Hop魂では負けねー」という叫びをラップする圧巻の青春Movieです。

竹之内はこの「SR サイタマノラッパー」シリーズの大ファンでして、「いつか自分の会社を作り社歌を作る機会があったら、絶対にラップで」とかねがね思っておりました。

そこで出逢ったのがシャリさんだったわけです。

 

大喜利プレイヤーでありながらも、正真正銘の「リアルサイタマノラッパー」であったシャリさん。

私は内心ビクビクしながらもシャリさんに、「一緒に弊社の社歌を作ってくださいませんか?」とお願いしました。

そしてこの日、シャリさんがオーガナイザーを務めるHip-Hopクルー「Hawknest」の皆さんを引き連れて、株式会社わたしは にやって来たのです。

 

秘密結社ラッパー集団 “Hawknest”

・Hawknest代表 organaizer MC 「Shaleed」

・FMTARO FRIDAY GROOVIN メインパーソナリティ MC 「RAIAN」

・灼熱の街、熊谷アンダーグラウンドより MC 「Derry hell」

・埼玉HIPHOP界の重鎮 track maker / DJ 「Fugo」

・40’sテクニカルドランカー VJ 「Youziro」

・新進気鋭 Babyfaceの悪魔 MC「clown」

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最高。

私はHawknestクルーとの邂逅に震えました。

ただ、プロジェクトの概要をシャリさんにお伝えしていただけでしたので、Hawknesteの皆さんは何やらいぶかしげです。

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私のプレゼンが始まりました。

会社を起ち上げてから色々な場でプレゼンをしてきました。

ビジネスコンテスト、資金調達のためにVCやエンジェルの方々へのピッチ、共同での取り組みを提案する大企業役員の方へのプレゼン。

そういったどのプレゼンよりも熱を込めたプレゼンです。

 

プレゼンの後……しばらくだれも口を開きません……。

ヤバイ……。

呆れてる……?ひょっとして怒ってるかも……。

 

 

沈黙の後、シャリさんが口をを開きました。

 

 

「OK!やろうぜ!」

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こうして、株式会社わたしは meets リアルサイタマノラッパー”Hawknest” 社歌作成プロジェクト、「あったまひとつ」が発足しました。
このプロジェクトは作詞を人工知能が行い、 作曲・編曲は、Hawknestの皆様にお願いをします。

史上初の人工知能とラッパー、そして大喜利プレイヤーとのコラボレーションプロジェクト。
このプロジェクトの詳細と私どものアツい想いは、次回の広報部でお伝えしたいと思いますのでお楽しみに。

いったん、本日はこの辺で。