「お客様と同じものを見る努力と、見えない事を自覚 する事の切り替え」が高い満足度につながる。


こんにちは。翔栄クリエイトの河口です。

 

前回まで、3回にわたり「業績に貢献するオフィス」の実例を御覧頂き、オフィスという空間の投資対効果のお話をさせていただきました。

 

コミュニケーションのベースが無い会社は、コミュニケーションの種を見つける事から始める必要がある

「会社の戦略を実現するため」に、オフィスを創り変えた会社の話。

オフィスづくりが「会社の業績を左右する」なんてことが、あるのでしょうか?

 

端的に言えば、オフィス創造の要諦は、

・「空間」を利用して社員の行動を変える

・社員行動が変われば、業績や社風が変わる

という二点に尽きると思います。

すなわち、「人の問題に見えても、実際は環境の影響が深く関わっている場合が多く、環境を変えることで、人に望ましい行動を促す」のが、私たちの仕事です。

 

 

しかし、これらのことを実際に仕事の中でやるのは、実は言うほど簡単ではありません。

なぜならば、

「社員のどのような行動様式が望ましいか?」

「オフィス創造について、どのようなゴールを設定するか?」

といった質問のへ解答は、自明ではないため、お客様との対話を通じて根気よく掘り起こさなければなりません。

そのため私たちは、かなり長い時間をかけ、十分にお客様と対話してから、オフィスの実際の設計に入ります。

 

それは、最近の話題で言えば、村上春樹の小説「騎士団長殺し」の主人公のようなものです。

主人公は肖像画専門の画家なのですが、彼は依頼者の絵をいきなり書き始めるのではなく、まずは本人と一時間程度、話をし、「その人の内面」を知ってから作画に取り掛かっています。

 

私はその気持がとても良くわかります。

オフィス創りを進めるには、「お客様が見ているものを、我々も見えるようになる努力」が必要という事です。

 

お客様の事を深く知れば知るほど、よりお客様目線の提案ができる。 ソリューションを提供している会社であれば、当たり前の話ですね。

しかし私たちの仕事は、そのやり方だけでは失敗する可能性があるのです

 

話は変わりますが、私は仕事柄オフィス見学をさせて頂く機会が多く、見学社数は1000社を超えていると思います。

その中で『機能していないオフィス』を目にする事が多いのです。

・社員に気軽に使ってもらいたくて休憩スペースを作ったのに

皆が、ここに集まってコミュニケーションが活性化すると思ったのに

等、思っていた通りに機能していないオフィスです。

 

なぜ、そのような事が起きるのでしょうか そもそもオフィスのレイアウトは、どなたでも作成できると思っています。

オフィスに机やキャビネットを並べるだけなのですから

 

しかし、それをあえて設計会社に依頼するのは、自分の発想に限界があり、それを超えるものをプロに期待しているからだと思っています。

ようは、お客様はプロの提案を受け入れる基本スタンスを持っているという事です。

 

また、設計側も、長い時間をかけて行ったヒアリングにより、お客様の事を理解できたという錯覚に陥る事があります。

社長や幹部の方々は眠れない思いをして仕事をしている時もあると思います。

中間管理職もそういう事もあるでしょう。そして社員はそれぞれ人格を持っており、その方々が集団となり歴史を持って運営しているのが会社です。

 

そもそも、そんな奥深いものが数時間のヒアリングで解る方が不思議です。

私は、 「お客様の事を理解できている!」という設計側の思い込みと、 プロの意見だから受け入れようとするお客様のスタンスが、 『機能しないオフィス 』を産み出していると考えています。

 

そう考えると、設計プランを煮詰めていく段階においては、

お客様の事を判ってると過信せず、本当の答えはお客様しか判らない

という事を、しっかり自覚する事が重要となる訳です。

 

この事から最初は

「お客様と同じものを見る努力を徹底しながら基本設計プランを創る」。

 

そして、次のステップでは

「先入観を捨て、本当の答えはお客様しか判らないという事を自覚しながら設計プランを煮詰めていく」。

 

この切り替えが、最終的に満足度の高いオフィス空間につながっていると感じます。

そして、それこそが冒頭でお話した、

「人の問題に見えても、実際は環境の影響が深く関わっている場合が多く、 環境を変えることで、人に望ましい行動を促す」ことが可能なオフィスとなっていくのです。

 

それが、我々が考える「業績に貢献するオフィス」なのです。

 

 

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