「○○を知らないだなんて、人生の半分は損してる」
世の中にはこの手のフレーズで表現されるものが色々ある。
当然、僕もこのネタについて話し始めるとえらい長く話せるのだけど、今回は夏の北海道に絞って書いていくことにする。
「北海道って、冬に雪まつりとかスキーに行くところじゃないの?」と思っているあなた。
「夏の北海道を知らないのは、人生の半分ぐらい損している」
突き抜けるような青い空の美しさを、君はまだ知らない
北海道というと札幌や函館が有名だけど、ダントツでオススメなのは道東エリア(帯広~釧路~網走)である。
北の大地のナマナマしい自然はエグいぐらいに美しい。
上の画像は上士幌町にあるナイタイ高原牧場での一枚だけど、青と白と緑のこのコントラスト!
写真でも結構なものだけど、生でみるとこれがまあ圧倒される。
「今までみてきた風景は、画素が半分ぐらい欠けてたんじゃないか」と思わされるほどである。
北海道の自然は・・・なんていうか本当にエグい。
生命の本質をダイレクトにぶつけてきているかのような景色を眺めていると・・・都会で汚れた心が洗い流されるような錯覚すらおぼえてしまう。
上の写真は足寄町にあるオンネトーという湖だ。
曇りの日に訪れたのでやや灰色がかっているが、それはそれでまた味わい深い景色となっている。
ああ、なんでこんなにも北海道の自然はナマナマしいんだろう。
僕はそこまでキレイな風景に心惹かれるようなタイプではないけれど、道東の景色だけは別格だ。
何度見ても、魂の奥底にある何かが揺さぶられてしまう。
今回は訪れなかったけど、摩周湖や神の子池、知床五湖なんかはこれ以上にナマナマしいので、今年の夏休みの旅行先をどこにしようか迷っているような人は是非とも道東にいってみて欲しい。
あまりにも北海道が広大すぎるが故か、どこもかしこも全く混雑していないのもオススメポイントだ。
炉端焼きの愉悦
炭火で焼いたとれたての魚介類の旨さはちょっと他にはない。
僕は炉端焼きをこの上なく愛しているのだけど、これがまあ探しても全然見つからない。
海辺の街にはあってもよさそうなものなのだけど、どうも炭火を維持する管理コストが結構かさむらしく、どこもかしこも導入には消極的なのだという。
こちら釧路にある鮭番屋は、漁協組合が運営する炉端焼きのお店である。
ありがたい事に炭火で素材を焼きあげる作業は全部お店の方がサービスでやってくれるという大変におもてなしに富んだ名店だ。
利用者は食べたいものを選んで、炭火でこんがりと焼きあがるのをじっくり待つだけである。
それだけで、ジャストに火が入った魚介をモリモリ楽しむことができる。
炭火で焼かれた魚介類をイクラ丼でかっこむ喜び!
殻の中でぷっくらと蒸し焼きにされた牡蠣。正直、いくらでも食える。
車で来てなかったら熱燗でガンガンやりたいやつである。
夜はバイキングと温泉で非日常を楽しむ
こうして日中は自然と食事を楽しんだら、夜はホテルに泊まって温泉にでも浸かってゆっくりされたい。
実は北海道は結構な温泉国である。数多ある北海道温泉の中でも、個人的に特にイチオシなのが十勝のモール温泉だ。
https://www.tokachi.co.jp/daiichi_hotel/より引用
モール温泉は緑色をしたとても不思議な湯質の温泉である。
はるか昔の植物性の有機物が混じったその湯の気持ちよさを体験すると、それまでの温泉体験とは完全に異なるもので驚くこと間違いなしである。
旅の本質は心の底からリラックスする事である
ナマナマしい自然、炉端焼き、モール温泉。
これらは僕の北海道旅行のほんの一部だけど、いずれも普通に暮らしているとまず日常世界では遭遇しないようなものばかりである。
前は正直、旅行というものがコスパが悪いものにみえて仕方がなかった。
わざわざ高い航空券を予約して、あれこれ計画を練って、旅先で散財する。
「旅行に使ったお金で、他にもっと色々できる事あるじゃん・・・」
しかし今になってみると、旅ほど簡単に心をリセットできる体験もそうはない。日常生活はとても粘性が強い。
心を入れ替えてリセットしようにも、どうにもこうにも邪な心がそれを邪魔する。
それが旅に出るだけで、こんなにも簡単に心がリラックスしてしまう。
家で飲むプレミアムモルツと旅先でテラス席に座って夜景を眺めながら飲むプレミアムモルツは、同じモノのはずなのに一味も二味も異なる。
北海道の夜は涼しい。
ビール片手に、夜風にふかれ、川の流れを眺めているだけで、なんであんなにも日常ではできなかった魂の洗濯が簡単に行えてしまうのだろうか。
かれこれ夏の北海道にハマってから、もう6年近くもたってしまった。
何回行っても飽きない。それどころか暑くなってくると禁断症状が現れる有様である。
また来年も魂を浄化しに行こう。
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