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なぜ企業広報やブログは読まれない?
配信日:2017/3/29
さて、今回は株式会社ピグマの企業広報として書かれた
「「言いにくいこと」を言わないと、会議の生産性はあがらない。」
という記事について、考察してみます。
ページビュー数は公開1週間で約6,000ほど、いいね!数は700を超え多数の反響があった記事です。
一般的に、読まれるコンテンツは、「共感」「役に立つ」「笑える」の3つのうちのいずれか、もしくはその組み合わせですが、
この記事は、「役に立つこと」を目指して作られました。
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一般的に広告や、企業のPR記事は無視され、数多く多く読まれることはありません。
なぜでしょうか。
それはご存知の通り、多くの方が「広告は信用できない」と思っているからです。有り体に言えば、広告は多少なりとも「話が盛られている」と多くの人が知っているからでもあります。
したがって、多くの方は広報記事やPR記事を見ると、
「いいことばかりあるけど、本当かなあ?」と疑ってしまうわけです。
よく見かけるホームページに掲載された「取引先のいい話」や「成功事例」はたしかにウソではないが、かといっ読みたくなるほどではないでしょう。
株式会社ピグマの
「「言いにくいこと」を言わないと、会議の生産性はあがらない。」
という記事は、そういった「都合のいい話」を排除しています。
記事をご覧いただくとわかりますが、ピグマの太田さんは、自社の商品(会議のファシリテーション)についてのアピールをほとんどしていません。
ただ、お客さんが目の前で行ったことを淡々と、客観的に書いています。
思い切っていってしまえば、「太田さんがそこにいても、いなくても、結果が変わらなかった」
という可能性もあるのです。
しかし、実際にはこの記事を見て
「太田さんに相談してみよう」という方がいました。
なぜでしょうか。
そこがまさに、この記事の作り方の根本です。つまり「事実だけを述べる」ことで、お客さんは直観的に「この人は正直に話をしている」と読者の方々は知るのです。
PRや広告の匂いがせず、単に読者の役に立ちそうな事実を報じることが、逆に信用を生むのです。
当たり前ですが、読者は絶対に騙せません。
したがって、記事は率直に、事実に忠実に、アピールをする必要は一切ありません。
それが、この記事が読まれた理由なのです。
(了)
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