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4月によく読まれた記事は、どんな「時流」を狙ったか?
配信日:2017年5月10日
さて、今回は「株式会社オリエンタルインフォーメイションサービス」の企業広報、
“新人研修において、絶対に新人に教えるべき、3つのことについて。”
という記事について、考察してみます。
ページビュー数は約2万、いいね!数は約500を獲得した記事であり、「ITの受託開発」というありふれた業態であっても、広く記事を読まれることは可能と分かる記事です。
このコンテンツ非常に読まれ、拡散された背景は「時流に乗ること」にありました。
一体、どういうことでしょう。
一般に、企業広報はPR的な視点から、「自社のことをアピールしなければならない」と捉えがちです。
しかし、読者の視点に立てば、企業のアピールばかりの記事は読むに値しません。
なぜならば、「読まれる条件」を満たさないからです。繰り返しメルマガの中でもお伝えしていますが、読まれる記事は「共感する」「笑える」「役に立つ」のどれかの条件、または複数の条件を満たしている必要があります。
したがって、企業PRは、「いかにPRせず、アピールするか」という、一見矛盾した要求を満たす必要があります。
そこで、この企業は「自社で今、やっていること」をお役立ち情報として記事化し、「PRせず、自分たちの会社に興味を持ってもらう」という方法をとりました。
もちろん、自分たちがやっていることはたくさんあります。しかし、4月という時期に最もニーズのあるのは、ある程度の規模の会社であれば間違いなく「新入社員の育成」でしょう。
したがって、これを記事化すれば多く読まれるのではないかという読みがありました。
狙い通り、「広報」を、自分たちの視点ではなく、読者の視点から出発させることによりこの記事は1記事でページビューを2万獲得し、非常に大きな反響を得ることができました。
広報にはプレスリリース、オウンドメディア、記事広告など幾つもの手段があります。しかし、成果を出そうとすれば、本質的に中身は全て「読者ニーズ」から出発すべきものなのです。
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(了)
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