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ライターの育成方法
配信日:2017/9/27
さて、本メルマガではこれまで十数回にわたり、「読まれた記事」の分析を行ってきました。
その中で
・読まれる記事とはどのような記事か
・記事のテーマ設定
・記事の構成
・記事に含めるべき要件
・タイトルの付け方
などについて、詳しく触れています。
(バッククナンバーはこちら)
ここで、自社のPRや情報発信に記事を使おう、と言う場合には3つの選択肢があります。
◯自社で「書ける人」を発掘する/育成する
◯「書ける人」を採用する
◯外部のライターなどへアウトソーシング
今回は「自社で「書ける人」を発掘する/育成する」について書いてみたいと思います。
まず前提として、「書ける人」を訓練によって育成するのは時間がかかります。
また、上のような「読まれた記事の原則」を知ったからと言って、うまく記事がかけるとは限りません。
野球のバッティングについての理論を知ったからと言って、バッティングがうまくなるわけではないのと同じで、「知る」と「できる」にはかなりの差があります。
実際、「書く」というスキルは実践を繰り返すことで向上するものであり、端的に言ってしまえばスキルの向上には、それなりの時間、練習が必要です。
しかも「鍛えればだれでも書けるようになる」かと言えば、必ずしもそうではありません。
運動神経に差がある用に、論理的な認識能力に差があるように、「書く能力」にも大きな差があります。
各論として「書ける人」の条件は以下のとおりです。
・テーマ設定ができる
独りよがりの記事ほど、読者を不快にさせる記事はありません。
したがって「人が何に興味を持っているか」を看破できる力が、ライターには要求されます。
小説や論説と異なり、基本的に、コミュニケーション能力のある程度高い人でなければ、ライターとして活躍することは難しいでしょう。
・書くのが早い
ライターには締め切りを守れない人が数多くいますが、そう言った人は基本的に「ライターには向いていない人」です。
ある程度時間をかければ書ける、と言う人は生産性が低く、情報発信やPRのようにアウトプットの量がある程度求められる仕事には向いていません。
余談ですが、多くのメディアでは、ライターへの作業ノルマとして
「1日、2000文字の記事を、1〜2記事仕上げる」を要求しているケースがほとんどです。
・手間を惜しまない
ライティングは、非常に手間のかかる作業です。
「下書きの終わった後」に、推敲をして文章を大きく削ることで、文章は劇的に良くなりますが、手間を惜しむ人は推敲が苦手で、「書いたものが勿体無い」と、文章を削ることを苦手とします。
「飽きっぽい」
「面倒くさがり」
などは、ライターに不向きです。
上のような条件を加味すると「ライティング能力を鍛える訓練」は以下のようなものとなります。
・「テーマと記事構成案」を1日あたり5個程度書くようにノルマを設定する
・「1日1記事」を必ず書くように、ノルマを設定する
・下書きを3000文字(原稿用紙7.5枚分)書いて、記事になるのが2000文字くらいなので、「下書きは記事の必要量の1.5倍量書く」ことをノルマとして設定する。
一見、上のノルマはきつそうに見えますが、ライターへの適性がある方であれば、楽々こなせるくらいのボリューム設定です。逆にこの程度の作業量ですらこなせないようであれば、ライター適性はないと言って良いでしょう。
ライティングスキルを自社で賄おうとした場合には、
「もともとある程度書ける人」を対象とするため、上記の訓練を1週間ほど施し、能力を見極めることが有効です。
なお、繰り返しになりますがテクニカルな
・読まれる記事とはどのような記事か
・記事のテーマ設定
・記事の構成
・記事に含めるべき要件
・タイトルの付け方
といったノウハウについては、バックナンバーをご参照ください。
(了)
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