こんにちは、丸山(@maruyaman1984)です。

実は私、タイトルで情報の断捨離を勧めておきながら、重度のSNS好き、でして。

 

朝起きてインスタをチェックして、家を出る用意してからツイッターを見る。

出勤後は休憩の度にちょこちょこツイートし、お昼休憩はフェイスブックのタイムラインで情報収集しながら、感じたことをツイート。
インスタで週末行きたいところをリサーチしながら、気付くと休憩終わってて、業務に戻る。

その後も同じように、インスタやツイッターをちょい見しつつ、仕事を終え、帰宅後はツイッターのタイムラインをダラダラ眺めながら、良さそうなのをリツイートしていく……。

 

私の生活は、仕事と仕事の合間にSNSが存在し、業務に行き詰った時であればあるほどツイートが増えてます。(多分)

 

といっても、こういうライフスタイルが嫌なわけではないんです。むしろ、このライフスタイルが好きで仕方がないんですが、ちょっと困ったこともありました。

というのも、SNSで情報をとり入れすぎると、めちゃくちゃ疲弊するんです。

尋常じゃありません。

 

SNSで消耗する私。下がるモチベーション。

SNSは情報収集ツールであり、またビジネスツールでもあります。

SNSはタイムリーなネタが多く、ちょっとした隙間時間でも楽しめるのが最大のメリットだと思っています。

 

しかし反対に様々なジャンルの情報が飛び交う点はデメリットだとも感じています。

先述の通り、私はビジネス活用の意図もあるため、収集しているネタは結構幅が広いです。

「働く」

「生きる」

「遊ぶ」

「旬の話題」

などなど。

好きなものは片っ端からフォローし、学びたいこと、友人・知人の近況も含め、自分にまつわる全ての事に溢れるようにしていました。

 

しかし……、ちょっと経つと違和感を感じてきました。

例えば仕事中に趣味のネタが入ってくると当然思考は脱線します。

逆に、休日に真面目な自己啓発が目につくと、「今は邪魔」と感じます。
そして、これが続くとどうなるかと言うと……

息苦しくなりましたw。
特に、友人・知人関係でこのミスマッチが起こると余計にです。

・休日に真面目なツイートをする友人

・平日に旅行に行っている知人

・忙しさに追われる日々に、新しい技術を披露する知人

気にしなければいいことなんですが、この切り分けが私の場合、どーしてもできませんでした。

 

また、もうひとつ大きかったのが顔見知りで同業種の情報。

「こんなの作りました」「自分はこう思うなぁ」「コレってどうなの?」と言うその人の何気ないツイートや投稿に、いちいち反応する自分がいました。

そして、気付いたのです、これが「消耗」ってやつか、と。

 

多すぎる情報は害悪となる。

これはまずい、と思いました。

本来自分の楽しみや、モチベーション向上のためにSNSをやっていたはずなのに、これでは全く逆効果です。

 

つまり、SNSにあふれる情報に踊らされていたのです。情報は多ければ良い、というものではなく、逆に多すぎれば害悪です。

 

例えば店の売り場に「ジャム」を何種類も起き、その数によって売上にどの程度の差がでるか調べた実験があります。

その結果「情報が多すぎると、決断できなくなる」という事がわかりました。

 

私たちはちょっとした実験をすることに決めました。

実験に選んだのはジャムです

348種類のジャムがありました小さな試食ブースを店の入り口のすぐ近くに設置しました。そこで6種類または24種類の様々な味のジャムを出し2つのことを観察しました

まずどちらの設定の方が多くの人々が立ち止まってジャムを試食するかです。24種類ある場合は約60%の人が試食し6種類の時の40%より多いと分かりました

次に観察したのはどちらの設定の方がジャムを購入する傾向が高いかです。すると数値は反対となりました24種類の時に試食した人のうち実際にジャムを購入したのはたったの3%でした

6種類の時に立ち止まった人々の間ではなんと30%が実際にジャムを購入していました

ここで少し計算してみると人々は6種類見た時の方が24種類見た時より少なくとも6倍ジャムを購入する傾向が高いことになります。

ジャムを買わない選択は少なくともお腹の脂肪を考えるとたぶん良いことでしょうが、このような過剰な選択肢の問題は極めて重要な決断にも影響を及ぼすと判明しました。

自分にとって不利であっても、選択することを放棄してしまうというのは、要するに「面倒だから考えられない」ということです。

過剰な情報は、役に立つどころか、害悪。

私は「SNS断捨離」を決意しました。となれば、やるべきことは一つ。“フォロー整理”です。

 

要するに、情報の受け口を狭めて、絶対的な情報量を少なくすればよいのです。

その判断基準としては……。

きれいごとや仕事の付き合い関係なく「自分が好きな人」をフォロー。

たったこれだけ。

 

なので「この人、実際は価値観合わないよね」を起点に、友人・知人の場合はここ1〜2年会ってない、付き合いや惰性でフォローしていた、など全てフォローを外しました。

すると…

最近SNSのフォローを整理して、入ってくる情報を「本当に自分の好きなものだけ」にしてみたら、毎日がぎくしゃくせずシンプルになりました。

 

この情報はチェックしなくちゃ!

インプットは多く、意識も高く!

と気を張ってたけど、結局合わないもんは合わないですものね。

 

SNSだと上を見て焦ったり、下を見て安心したり、横を見て奮起したりしがち。でも自分の人生だし「もっと好きに生きよう」と思った時から気持ちがだいぶ楽になった。

今の自分があるのは周りのおかげだけど、生き方を判断するのは結局自分だし。

よくリアルとソーシャルで切り分けて考える人がいるけど、最近はどっちもリアルだなと体感しています。ソーシャルで消耗するとリアルで確実に影響が出ます。

 

経営者として、誰かと比べたり・勝つことを意識したり「らしくあろうとし過ぎて、自分らしさが無くなっている」ことに気付いた時期だったので、“嫌いなモノは嫌い”と言えるように、自分に素直に判断しました。

 

良質なアウトプットのために、シンプルなインプットを

多くの情報をインプットし消化することが、総合的に質の高いアウトプットを生み出す。と思っていたのですが、今は絞り込んだインプットの方が、自分色に染まったアウトプットが生み出せるのでは?と考えています。

 

もし今「息苦しい」「肩肘張っている」「無理してる自分がいる」そう感じている方は一度、SNSのアカウントやフォローの断捨離をしてみてはいかがでしょうか。

家や職場の環境を良くするように、SNSの世界も環境整備してみることをオススメします。

きっとあなたの生活からストレスが無くなり、新たなアイデアが生まれてくることでしょう。(なんて締めくくりにしてみましたー)

ではまたー。

 

【プロフィール】

名前:丸山享伸

会社に依存せず楽しく働きたい経営者。アイアンマン好きな2児の父です。

WEB制作会社(UNIONNET Inc.)の代表として「小さな会社の経営者の本音」をつぶやいたり・書いたりしてます。

twitter ▷ @maruyaman1984

note ▷https://maruyaman.net/

(note:https://maruyaman.net/n/n18ea211baac2)

(Photo:magicatwork