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「常識に切り込む話」は広報に向いている

配信日:2017/8/18

 

さて、今回は「株式会社Sakaseru」の企業広報、

定番商品を疑ってかかったら新しいビジネスを見つけちゃった時の話。

という記事について、考察します。

いいね!数は400弱、ビュー数は3500で、非常に共感を呼んだ記事です。

 

さて、このオーダーメイドの花通販サイトを運営するSakaseruという会社ですが、経営者がエンジニア出身ということもあり、スタートアップ企業の常として、「マーケティング」を苦手としていました。

 

つまり、「自社にはどのような市場があるのか?」の想定に苦労していたのです。

もちろん、日本には「お花を贈るニーズ」はあります。

 

ですが、諸外国と比べると、冠婚葬祭以外で個人間でお花を贈る風習はそれほど定着してはいません。

 

また、企業も「引っ越し」や「社長就任」などで、関係先に胡蝶蘭を送るのが風習となっていますが、それは「お花」を送るというよりも、「胡蝶蘭」という形式が重要視されているとも言えます。

 

ただ、この経営者の小尾さんは、ご自身がお花屋さんの立ち上げを経験したこともあり

「日本にお花を贈る習慣を根付かせたい」

と、起業を決意されました。

 

このように「市場を自ら作っていく」タイプの起業は、うまく行けば莫大な市場を独占できるという旨味もありますが、多くの場合は立ち上げに非常に苦労します。

 

特に、Sakaseruが挑戦しなければならないのは

「なぜお花をわざわざ送らなくてはならないの?」

という疑問に答えていくこと、つまり「既存の常識」に対して意見をしていくことです。

 

これは一見かっこいいことではあるのですが、実は困難が伴います。

 

ほとんどの人は「習慣」や「常識」を壊されることを嫌うからです。

したがって、Sakaseruは「既存の常識」に対するコンテンツを何度も何度も発信する、という手段を選択しました。

 

そして、そういったタイプの広報で重要なのは、「常識に切り込む話」を嫌味なく、自然に伝えることです。

 

例えば、

「定番商品」⇒ 「定番もいいけど、差別化も重要では?」

「習慣」⇒ 「ちょっとひねるだけで、もっと受け手に喜ばれますよ!」

「ルーティンワーク」 ⇒ 「もっと簡単にできるやりかたがありますよ」

 

決して既存の相手を真っ向から否定せず「更に費用対効果の高いやり方がありますよ」

と、記事を通じて伝えることは、マーケティングの基本であり、大衆の耳目を集める時の基本です。

 

(了) 

 

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(2019/2/7更新)

 

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