こんにちは。株式会社わたしは、社長の竹之内です。
突然ですが、総務省が行っている「異能(Inno)vation」という名前のプログラムがあります。
端的にいうと「情報技術分野で活躍する、ちょっと変わった人を集めて支援する」というプログラムです。
って思って過去の最終選考通過者調べてみると、
過去の最終選考通過者は、MITメディアラボのスプツニ子さんや、LINE元社長の森川さんなど。なんか良さげです。
そして今回「株式会社わたしは」の開発する人工知能が、このプログラムへの1200以上の応募の中から最終選考に臨むことが決定しました。
タイトルは「パーソナライズされた笑いをお題(フリ)回答(ボケ)ガヤ(ツッコミ)により生成する大喜利人工知能の開発」です。
この「異能ベーション」プログラムですが、面白い特徴として「他薦」も可能だということが挙げられます。
本プログラムの特徴でもある、”独創的な考えや物事への挑戦を行っているにもかかわらず、その独創性に自分自身では気づいていない人”を推薦する「他薦」枠につきましても、多数のご応募を頂き、前年比113%となりました。
実は恥ずかしながらこの「異能ベーション」プログラムについては我々は何も知らず、突然お盆前に「1次選考通過」の連絡があったのです。
どこかの誰かが、推薦してくれてたみたいでした。ありがたいお話です。だってこうやって最終選考まで残ってるんですから。
自分で自分のこと異能なんて言うの恥ずかしいですからね。自分たちじゃさすがに出せません。
さて、この「異能ベーション」プログラムの最終選考ですが、プレゼンテーションを「スーパーバイザー」と呼ばれる審査員の前で行い、その結果をもって採択されます。
そこで、今週は緊急対策会議を実施。我々のミッションの確認をしつつ対策を立てたのでした。
まず我々が最終選考に臨むにあたって一番大事なことは、このスーパーバイザーさんたちに、我ら人工知能のボケをかまして笑かすことです。
全員を笑かすことができれば我らの大勝利です。
が、しかしお笑いとは難しいのもので、10人いれば10人の笑いのツボがあるわけです。まだまだ人工知能1年目の我らには畏れ多いことです。ちょっと自信ないです。
そこで、今回はある特定の人を笑かすことで、なんとかこの「異能ベーション」で一発かましたろって思いました。その人さえを笑かせば今回の我々のミッションは果たされます。
つまり、今回の緊急会議は、誰をターゲットとして笑かすか?を決めたのでした。
さて、検討を始めます。スーパーバイザーの方々は以下の8名の方々です。
上田 学 米国 MODE, Inc. CEO
川西 哲也 早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 電子物理システム学科 教授
高須 克弥 医療法人社団福祉会高須病院理事長 高須クリニック院長
高橋 智隆 株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役社長 東大先端科学技術研究所特任准教授
西川 徹 株式会社Preferred Networks 代表取締役社長 最高経営責任者
原田 博司 京都大学 情報学研究科 通信情報システム専攻 教授
牧野 友衛 トリップアドバイザー株式会社 代表取締役
まつもと ゆきひろ 一般財団法人Rubyアソシエーション 理事長
検討の結果、まず「大学教授」は外しました。たぶん、ニコリともしてくれないでしょう。
つぎに、「トリップアドバイザーの社長」です。前はTwitter Japanの役員だった方ですが……転職前なら大喜利βとの相性も良かったでしょう。
そして、ロボ・ガレージの社長です。……イケメンです。イケメンは外しましょう。
MODE社の社長は……なんか、シリコンバレーの会社ってだけで、カルチャーの違いを直感します。
結局、最後に残ったのはプログラミング言語Rubyを生みの親として日本プログラマー界でダントツにリスペクトされ、もはや生き神扱いのまつもとゆきひろさん。
最近、縁もゆかりもないはずのサッカーのリオ五輪のナイジェリアのサッカー代表に20万ドルの支援をちゃったダントツにキャラの立った高須センセイ。
弊社の小橋はまつもとゆきひろさんに一票いれました。
「やったことの偉大さで言えば、他の人たちに比べて圧倒的にすごいでしょう。」
と言っています。……いやいや、お前こんなとこでいいカッコしようとしてないか?
私はもうダントツでこの方です。下の記事を見てください。このお顔。
(出典:ZakZak http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160531/dms1605311140006-n2.htm)
私の心のなかでは……すでに決意していました。
岡村隆史のオールナイトニッポンのヘビーリスナーである私は、高須センセイがしばしばゲストとして出演していることを知っています。そして、昨年のオールナイトニッポン歌謡祭にも登場し、そのご自慢のミケランジェロを披露してくださいました。
私も高須センセイにウケたい、見てほしい!
というわけで、高須センセイに決定です
さて、そうと決まるとあとはAIを高須院長を笑かすことに向けてチューニングするのみです。
とりあえず、ナイジェリア、ミケランジェロ、Yesは要注意ワードです。
最終選考に向けて、人工知能のチューニング、頑張ります。
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