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今週は2組同時に来ました。左は見ての通り日本人のヨーコさん、右はオーストラリアから来た男2人組です。

ヨーコさんは北海道小樽在住で、六本木で整体師の研修があり、近くにAirbnbないか探していたら偶然私の家を見つけたとのことでした。

前回はシェアハウスに泊まったそうですが、結局「裸のガイジン(西洋系の男にとって裸は透明なTシャツのようなもの→Airbnb日記 vol.7 〜フランス人が裸でいる〜)」がいたりして、落ち着かないし、だったらAirbnbで人の家に泊まったほうがまだマシのではないかと思ったそうです。

ビンゴ!

人の家に泊まるというのは、実はいろいろ安全です。理由は簡単です。その人が住んでるからです。

自宅でホストをしている人は、そこが自分の生活拠点なので、トイレ&バスがあって、キッチンがあって、エアコンがあって…本人が住んでいるので当然ですね。あとは友達を呼ぶ時に掃除しますよね。そんな感じでゲストを受け入れます。

まあ、結局はその受け入れるホストの人格によると言われればそれまでなのですが、自分にそんな人格があるとは言わないですが、ホストをやるものとして最低限守るべきマナーがあって、それは現段階では自分で自分を律して、自分で線引きを決めるしかないです。それができない人は現在ホストやる資格ないと思います。

現在多くの人は、ゲストの視点から「民泊」を語ろうとするので、「民泊危ない」とか簡単に言いますけど、私は、自分自身で安全な「民泊」をつくることにしています。そうすれば、少なくとも日本に1つ安全な「民泊」ができますよね。

 

 

と、かっこよく言ったみたもののオーストラリアから来た2人組は、ちょっとしたトラブルがありました。

Airbnbでは予約が決まった人のみ、ホストの自宅の地図が公開される仕組みになっています。ゲストはサイトにアクセスすれば必ず見ることができるようになっています。

が、これがあまり使えないのはよく知られていることで、私もそれはアテにしてません。それをAirbnbのせいにするつもりもありません。Airbnbは法律の守れる範囲内でかつユーザーの安全面を考慮しないといけないので、現在その地図はそこそこのものにしかなっていません。

で、Airbnbホストはどうしているのかというと、サービスで足りない部分は自分で何とかするのです。例えば、駅に迎えに行ったり、さらに詳細な地図を作って事前に送ったりとかです。

私の場合は、当初はよく駅に迎えに行ってましたが、ゲストのフライト到着時刻もまちまちなので、ある時から迎えにいくことはやめて、そのかわり詳細な地図を事前に送るようにしました。

Google Mapで経路図をつくるのはもちろん、さらにそれをキャプチャで画像データにして、目印になる場所の写真を撮ってそれらと合わせてGoogle Photosにしてそのアドレスを送り、さらにそれをFacebook、LINE、WeChatのいづれかに送るようにしています。

それで、ほとんどのゲストは自力で自宅へ辿り着くことがでくるのですが、それでも迷う人は迷うのです。なぜか?

特にヨーロッパから来るゲストに多いのですが、彼ら彼女らは、ケータイの契約をしないで来る人が多く、一応Wifiスポット(空港、駅やセブンイレブン等)があるので、そこで確認はしてくるのですが、今の自宅は、自宅に近づくに連れ道が複雑でわかりにくくなるのです。

そしてGoogle Mapの地図だけで無理なことに気づくのです。そこでようやく写真を送っていた意味に気づくのですが、その時はもちろんケータイは繋がらないので、その写真にアクセスできません。

当然、私に直接連絡もできません。さて、どうするか?

2つ考えられます。

①手当たり次第にそれらしい家をピンポン

②道行く人に場所を聞きまくる

彼らは異国の地にきて、泊まる場所探しているので必死です。

①は禁じ手で、散々注意してますが、ケータイないとそうせざるを得ないこともあります。しかし大体が②道行く人に聞くことになります。

今回のオーストラリアからの2人組も、御多分に漏れず(西欧系はいつもそう)ケータイの契約しておらず自宅直前でやはり迷い、近隣の方に道を聞いたようで、その方のケータイから直接連絡をくれました。私はそうしてすぐそばにいたゲストと無事会うことができたのですが、その方から衝撃の告白をされました「最近この界隈に外国人がうろついていて、周辺の人が不安がってるよ」。

自分、認識甘かったです。

今まで、ほとんどのゲストが私の家に自力でたどり着いていると思っていました。確かに何度か近隣の方に助けられたこともありましたし、近くに来ていることに自分が気付いて迎えに行ったこともありました。しかし、難なくやって来ていたように見えたゲストでも私の知らないところで近隣の人に道を聞いたりして迷惑かけてたんじゃないか?

この界隈は大使館や外資系企業の駐在員が住む高級マンション多く、大袈裟じゃなく道行く人の半分は外国人のような場所なので、外国人に偏見はないだろうとタカをくくっていたのですが、それとこれは別物です。

やはり、その場所にはその場所なりのコミュニティがあり、そこに長く住んでいる人がいて、秩序を守って生活しているわけです。そこに新参者の私が住むだけで違和感があるのに、さらに「民泊」(本当は民泊ではなくAirbnbと言いたいところだが)というものをやってるらしい、と。

これはマズいことマズいまま放置していたと思いました。自分にとってAirbnbがどんなに安全に行われてようとも、近隣の方に不安を与えてしまうのは本意ではないです。

それに今は「民泊」というものが誰もが知るところとなり、よくわからないものであるが故に漠然と「不安」なものになっていて、その言葉を聞くだけで、拒否反応を示す人も少なくないということは十分に考えられます。わかります。自分だって、はじめる時はそう思っていたので。ヤ◯中のヤツとか来たらどうしよう、って本気で思っていたので。(Airbnb日記 vol.3 〜香港人が家にくるpart1〜

というわけで、この方の一言により猛反省したのです。そしてこれは早急に近隣の方に理解をしてもらわなければということで、遂に向こう三軒両隣(そこは引越してすぐ挨拶をしていた)だけでなく、この周辺のコミュニティ全体への挨拶まわりをすることを決意したのでした。

 

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彼らと最初の歓談。最初が肝心で必ず一緒にお茶を飲みながら話をすることにしています。どちらもイケメンなのですが、右側の彼はオタクっぽいTシャツ着ています。どうやらそういうのに興味があるようです。真ん中にカップ麺とチョコと水がありますが、これは先ほど彼らを助けてくれた近隣の方からの差し入れです。何と心優しい方なのだろうか。

 

次回、近隣に挨拶まわりをした話をしたいと思います。

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“Airbnbゲストに完璧な地図を渡してると思ったら家に辿りつくまで多くが近隣の人に助けられていたらしい Airbnb日記Vol.186” おわり

Vol.187へつづく過去のAirbnb日記一覧

 

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