本は読んだほうが良い。現在のところ最も優良な情報を持っている媒体の一つであるから。芸術家やスポーツをやるならともかく、特にビジネスや学者をやるなら、「本なんか読まなくていいよ」という人はあまりいない
ところが、難しいのは「何の本を読んだらいいのか」という話である。あまりにも沢山の本があるため、何を読んだらいいのかわからない。結果的に、Amazonの「おすすめ」を購入したり、「ベストセラー」の中を探したり、あるいは、書店で「平積み」となっている本を読むことになる。
実際、ある本を買って、時間をかけて読んだ割には「イマイチだった」なんてことが続くと、読む気も失せてくる。時間もお金も投資するなら、「良い本である確率の高い売れている本を読みたい」あるいは、「ぱっと見わかりやすい」本を読むのが合理的な選択であるといえる。
それが特に悪いわけではない。しかし、「ベストセラー」というものはいわば「万人受けした」ものであり、必ずしも自分が一番知りたいこと、自分にとって一番感動すること、を投げかけてくれる本ではない。
だから、本を読み慣れてくると、本当に良い情報を仕入れたい時は、とりあえずその分野の本は、ひと通りすべて読む。
1.図書館、書店やAmazonをめぐり、その分野に関する本を全部買う(借りる)。
2.目次に目を通して、関連がありそうな部分を速読する
3.巻末、および文中に出てきた文献を更に当たる
4.その分野に詳しい人を探し、どういった文献が影響力を持っているかを聞く
5.その分野に影響力のある本を突き止める
というステップで、良い本に巡りあうケースが多い。
ポイントとして、いきなり4.をやらない。専門家に「どれが良い本か」を聞くためには、ある程度自分も勉強している必要がある。したがって、1.および2.のステップである程度その分野の勉強をしておいてから、3.と4.というステップで知識を深めていく。
こうやって選んだ本当に良い本は、多くが「古典」であって、昔から読み継がれているものが多い。最近ベストセラーとなった本も悪くないが、多くは古典の焼き直しのようだ。ベストセラーや平積みになった本だけ読んでも良いが、そこからどのように「本当に良い本」を探すかが、「読書リテラシー」というものなのだろうかと思う。
(2026/9/16更新)
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