415wiLKwlfL「イノベーション」は業界の構造を変え、消費行動を変え、そして世界を変える。

多くの企業は、イノベーションを起こすことを目指して新規商品や事業を興すが、成功できるのはほんの一握りの企業だけである。

なぜ、「イノベーション」は困難なのだろうか。

 

それは、「既存顧客のいうことを聞きすぎる」からである。

というのが、上で紹介した「教育×破壊的イノベーション」の著者であるクレイトン・クリステンセンの主張だ。

 

一般的に、企業は既存の顧客からほとんどの収益を得る。したがって、既存顧客を満足させるために、商材やサービスの改良を続ける。

この場合において、勝敗のほとんどは財務的な強さや、規模によって決する。

 

しかし、その中で重要な事が見落とされる。

すなわち、ピーター・ドラッカーが言うところの「どれほどメジャーなサービスや商材であっても、それを使っていない人のほうが多い」という状況が生じるにも関わらず、既存顧客にしか目を向けなくなる。そして、そこからイノベーションは発生しない。継続的な改善があるだけである。

例えば、SNSの最大手であるフェイスブックの会員数は約5億人である。

しかし、世界人口は約72億人であることから、利用しているのは世界の人口の10%にも満たない。

 

フェイスブックは、既存の利用者のために様々な改良を重ねていくだろう。

しかし、ある日突然イノベーションは起きる。

 

どのように起きるのか。クリステンセンはこう述べる。

「既存企業が従来販売していたものには劣る製品やサービスを市場にもたらすことで、従来の軌跡を破壊する。この種のイノベーションは性能面で劣っているため、既存の顧客には使うことが出来ない。だがより手頃で使いやすい製品を生み出すことから、既存の製品を使うことが出来なかった人たち-無消費者と呼ぶ-には役立つ」

つまり、

「単純で、要求の厳しくない用途に対応した、性能の劣る製品が出現する」

ということになる。

 

 

Facebookは高度なソフトウェアであるが故に、使いこなすことは難しい。

しかし、写真を共有したり、メッセージを送るといったニーズは、SNSを使いこなせない人々の中にも確実に存在する。そういう意味ではLINEは、Facebookに比して、より多くの顧客を獲得する見込みがある。

 

しかし、LINEでは、Facebookに慣れた人々は満足できない。したがって、Facebookはその高度さ故に、LINEに対抗できない。すでに、若年層の間ではFacebookよりもLINEの方が遥かに多く利用されている。

 

イノベーションは、より機能を絞り込んだ、低コストで、従来の顧客ではない人々を対象としたサービスから始まる。

こういった考え方もまた、重要であろうかと思う。

 

【お知らせ】
「オウンドメディアを続けたいけれど、書く人も時間も足りない」とお悩みの経営者・マーケティング担当の方へ。
Books&Appsを運営するティネクトは、プロライターの手法をAIで再現し、AI検索対策に効くコンテンツを毎月自動で積み上げるオウンドメディア自動運用サービス「AUTOMEDIA」を提供しています。

AUTOMEDIA(オウンドメディア自動運用サービス)

AI × プロの知見で、オウンドメディアを自動運用

・記事制作時間を従来比85%削減(1記事350分 → 45分)
・プロライター・コピーライターの知見を反映、出典明記&AI査読で品質を担保
・従来のSEOに加え、GEO(生成AI検索)対策に対応
・月次本数を固定した計画的な制作体制で安定納品

納品した記事の著作権はお客様に帰属。東証プライム上場企業から新進気鋭のスタートアップまで導入いただいています。


サービス名:AUTOMEDIA(オウンドメディア自動運用サービス)
提供:ティネクト株式会社


無料相談・資料ダウンロード
こちらのサービス詳細ページ をご覧ください。

(2026/9/17更新)