美食家として知られる北大路魯山人が、「車海老の茶漬け」というエッセイの中で非常に美味しそうな茶漬けを紹介している。備忘録のため、ここに紹介したいと思う。Kindleで無料で読める数ページのエッセイなので、ご興味ある方は読んでみると良いかもしれない。
正月はエビを食べる機会が多いが、こういうのもまた、一度はやってみたいものだ。
”えびの贅沢な茶漬けを紹介しよう。これまた、その材料の吟味いかんによる。これから述べようとするのは、東京の一流天ぷら屋の自慢するまきと称する車海老の一尾七、八匁までの小形のもので、江戸前の生きているのに限る。
横浜本牧あたりで獲れたまきえびを、生醤油に酒を三割ばかり割った汁で、弱火にかけ、二時間ほど焦げのつかないように煮詰める。(中略)
例のように熱飯のうえに載せる。茶碗が小さければ半分に切ってもいい。それに十分な熱さの茶を徐々にえびの上からかける。すると、醤油は溶けて蝦は白くなる。やがて、だしが溶けて茶碗の中の茶はよきスープとなって、この上なく美味いものとなる。
季節はいつでも良いが、夏など口の不味い時に、これを饗応すれば、たいていの口の奢った人でも文句は言わないだろう”
この他、北大路魯山人は、いくつかのエッセイを書いており、そのどれも非常にクオリティが高く、読んでいるとメチャメチャ腹がへる。
「河豚食わぬ非常識」
「鰻の話」
「鮟鱇一夕話」
「鍋料理の話」
「だしの取り方」
「美味い豆腐の話」
など、どれも面白い。
料理好きの方は、どれも無料なのでぜひオススメである。
【安達が東京都主催のイベントに登壇します】
ティネクト代表・安達裕哉が、“成長企業がなぜ投資を避けないのか”をテーマに東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。借金=仕入れという視点、そしてセキュリティやDXを“利益を生む投資”とする考え方が学べます。

こんな方におすすめ
・無借金経営を続けているが、事業成長が鈍化している
・DXやサイバーセキュリティに本腰を入れたい経営者
・「投資」が経営にどう役立つかを体系的に学びたい
<2025年7月14日実施予定>
投資と会社の成長を考えよう|成長企業が“投資”を避けない理由とは
借金はコストではなく、未来への仕入れ—— 「直接利益を生まない」とされがちな分野にも、真の成長要素が潜んでいます。【セミナー内容】
1. 投資しなければ成長できない
・借金(金利)は無意味なコストではなく、仕入れである
2. 無借金経営は安全ではなく危険 機会損失と同義
・商売の基本は、「見返りのある経営資源に投資」すること
・1%の金利でお金を仕入れ、5%の利益を上げるのが成長戦略の基本
・金利を無意味なコストと考えるのは「直接利益を生まない」と誤解されているため
・同様の理由で、DXやサイバーセキュリティは後回しにされる
3. サイバーセキュリティは「利益を生む投資」である
・直接利益を生まないと誤解されがちだが、売上に貢献する要素は多数(例:広告、ブランディング)
・大企業・行政との取引には「セキュリティ対策」が必須
・リスク管理の観点からも、「保険」よりも遥かにコストパフォーマンスが良い
・経営者のマインドセットとして、投資=成長のための手段
・サイバーセキュリティ対策は攻守ともに利益を生む手段と考えよう
【登壇者紹介】
安達 裕哉(あだち・ゆうや)
ティネクト株式会社 代表取締役/ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO
Deloitteにてコンサルティング業務に従事後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサル部門立ち上げに参画。大阪・東京支社長を経て、2013年にティネクト株式会社を設立。
ビジネスメディア「Books&Apps」運営。2023年には生成AIコンサルティングの「ワークワンダース株式会社」も設立。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計82万部突破。2023年・2024年と2年連続で“日本一売れたビジネス書”に(トーハン/日販調べ)。
日時:
2025/7/14(月) 16:30-18:00
参加費:無料
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。
お申込み・詳細
お申し込みはこちら東京都令和7年度中小企業サイバーセキュリティ啓発事業「経営者向け特別セミナー兼事業説明会フォーム」よりお申込みください
(2025/6/2更新)