「料理ができる人は、仕事もできる」という。真実かどうかはわからぬが、個人的にはそういう傾向にありそうだ、と思っている。
どうしてそのように思ったのか、確信があったわけではないのだが、概ね以下の様な理由によるものと考える。
1.マルチタスクを求められる
料理も仕事も、複数のタスクを同時並行に進めることが求められる。
例えばパスタを作るにも、ソースを作って、それからお湯を沸かして麺をゆでて・・・というようにやっていたのではソースは冷めてしまうし、具材にも火を通し過ぎになってしまう。まずはお湯を沸かし、パスタソースを作りながら、適当なところでお湯に麺を放り込んで、両方がベストのタイミングでガッチャンコする。こうしないと美味いパスタはできない。
仕事も同じである。いろいろな人に仕事を頼んだり、外注したり、タイミングがあっていないと無駄が発生したり、抜け漏れがないように注意したり。
2.「手持ちの資源」で何とかすることを求められる。
めちゃめちゃ腹が減っている時に、「これからスーパーへ行って買い物をして・・・」という手順を踏める人は、超人のごとく忍耐力のある人物にちがいない。私はそのように出来た人間ではないので、料理は冷蔵庫にあるもの、あるいはシンク下にある、いつ買ったかわからないような缶詰で間に合わせる。しかし、なんとかして旨いものが食いたい。
したがって、ツナ缶、人参の切れ端、カブの葉、昨日の夜に食べ残したひじきの煮物、ちょっと乾いたパンなどをいかに組み合わせて旨いものを作るかが、究極的には料理の楽しみでもある。
仕事において、資源が潤沢であることなどまず無い。手持ちがないから面白いのである。ありあわせの人材、お金などで良い仕事ができれば、一生の記憶に残る。
3.「他者の評価」が良いフィードバックとなる
料理への評価は仕事以上にシビアである。基本的に家族だろうと、友人だろうと、マズイものは食べてもらえない。ひどい時には一時間以上かけて作ったのに「一口も食べてもらえない」ということすらある。身内からここまでシビアな評価をもらう活動は、他にないのではないだろうか。
しかし、その失敗の経験がなければ料理はうまくならない。「料理がうまい人」というのは、全て皆、「不味くて食べられない」という無言の圧力をテーブルに残された残飯から感じ取ることによって成長した人ばかりである。心が強くなければ料理はうまくならない。
いかがだろうか。料理ができる人は仕事もできる。
「別に料理じゃなくてもいいんじゃない?」というツッコミはご容赦願いたい。私もわかっている。
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(2025/3/27更新)