unnamedWikipediaは世界で5番目に大きいウェブサイトだ。そしてその運営にかかる費用はすべて、寄付によって賄われている。

しかし、その実態はあまり知られていない。例えば運営に関わる人々は175人未満だ。

 

技術: サーバー増強、回線容量、保守、開発業務など。ウィキペディアは現在、世界で第5位のウェブサイトですが、他の上位のウェブサイトと比べて数%しかない予算で運営されています。

人材: トップ10圏内に入っている他のウェブサイトには従業員が数千人以上いますが、我々は175人未満で運営しています。ご寄付は効率の良い非営利目的の組織への投資になります。”

 

彼らは非営利組織だが、どの程度寄付を集めているのか?それがどのように使われているのか?

実体は財務情報で明らかにされている。

 

wiki

 

これによると、目的を限定されていない収入は約4900万ドル(49億円)で、費用は約3600万ドル(36億円)だ。結構なものである。

さらに、年間の収入の成長率は20%以上。

ちなみに職員への給料で約1600万ドル使っているので、175人で割ると、一人あたり約9万ドル。全員年収1000万円近く貰っている。職員だけではなくパート・アルバイトなどにも賃金を支払ってることを考えると職員はもっと貰っているだろう。良い職場だ。

ちなみにバランスシートも見てみると、22億円以上のキャッシュを持っているので、いろいろなことに投資できそうだ。

 

 

このようなことを見てみると、「企業」という選択肢でなくとも十分にネットの世界では成功することができる。

非営利組織だからといって、儲かっていないわけではないのだ。

 

【安達が東京都主催のイベントに登壇します】

ティネクト代表・安達裕哉が、“成長企業がなぜ投資を避けないのか”をテーマに東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。借金=仕入れという視点、そしてセキュリティやDXを“利益を生む投資”とする考え方が学べます。


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こんな方におすすめ
・無借金経営を続けているが、事業成長が鈍化している
・DXやサイバーセキュリティに本腰を入れたい経営者
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<2025年7月14日実施予定>

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借金はコストではなく、未来への仕入れ—— 「直接利益を生まない」とされがちな分野にも、真の成長要素が潜んでいます。

【セミナー内容】
1. 投資しなければ成長できない
・借金(金利)は無意味なコストではなく、仕入れである

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・商売の基本は、「見返りのある経営資源に投資」すること
・1%の金利でお金を仕入れ、5%の利益を上げるのが成長戦略の基本
・金利を無意味なコストと考えるのは「直接利益を生まない」と誤解されているため
・同様の理由で、DXやサイバーセキュリティは後回しにされる

3. サイバーセキュリティは「利益を生む投資」である
・直接利益を生まないと誤解されがちだが、売上に貢献する要素は多数(例:広告、ブランディング)
・大企業・行政との取引には「セキュリティ対策」が必須
・リスク管理の観点からも、「保険」よりも遥かにコストパフォーマンスが良い
・経営者のマインドセットとして、投資=成長のための手段
・サイバーセキュリティ対策は攻守ともに利益を生む手段と考えよう

【登壇者紹介】

安達 裕哉(あだち・ゆうや)
ティネクト株式会社 代表取締役/ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO
Deloitteにてコンサルティング業務に従事後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサル部門立ち上げに参画。大阪・東京支社長を経て、2013年にティネクト株式会社を設立。
ビジネスメディア「Books&Apps」運営。2023年には生成AIコンサルティングの「ワークワンダース株式会社」も設立。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計82万部突破。2023年・2024年と2年連続で“日本一売れたビジネス書”に(トーハン/日販調べ)。
日時:
2025/7/14(月) 16:30-18:00

参加費:無料
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。


お申込み・詳細
お申し込みはこちら東京都令和7年度中小企業サイバーセキュリティ啓発事業「経営者向け特別セミナー兼事業説明会フォーム」よりお申込みください

(2025/6/2更新)