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記事ネタ作りの本質とは
配信日:2017/10/11
記事を読んでいただいている方からの質問で、最も多いものの一つが、
「記事のネタはどこから持ってきているの?」
という質問です。
ご質問の通り「ネタ作り」はコンテンツメーカーにとって避けては通れません。記事を書き始めた方にとって、最も悩ましいのは、ネタを継続して出すことです。
一例として、ネタが命の芸人さんなどは、多くの人が「ネタ帳」を持っているといいます。
“オードリー若林が語る、若手時代の試行錯誤「芸人1年目のネタ帳に書かれていたこと」
若林正恭:実家に帰りましてね。なんで帰ったかと言うと、捨てたヤツもあるんだけど、「今まであるネタ帳を、全部提してくれ」って番組の企画で言われて。
春日俊彰:あぁ。
若林正恭:残ってるのかなぁって、実家に帰ったら、結構、残ってて。
春日俊彰:あぁ、そんなにあるの?
若林正恭:これでも半分くらい捨てたんですけどね。幡ヶ谷に住んでるときと、今のところに住んでる時の分は、捨てちゃってるんですよ。最近のは捨てちゃったんだけどね。
春日俊彰:ふぅん。
若林正恭:昔のは、凄い残ってる。20冊くらいかな。”
ビートたけし、島田紳助、爆笑問題……
彼らは観客を喜ばすための「ネタ」を常日頃から仕込むために、それを記録した「ネタ帳」を所持していたといいます。
つまり「プロ」のコンテンツメーカーであれば、こうした行為は当たり前のように行われています。
記事も全く同様です。
「記事を書く技法」は、それなりに方法論を作り、マニュアル化ができますが、「記事のネタ」は方法論で生み出すというよりは、
むしろ「活動量」が生み出すものと言えます。
つまり、常日頃から「ネタを集め、記録する」という地道な活動がネタ作りのの本質です。
そう考えると、「ネタはどこから持ってきているの?」という質問に対しては
例えば
・書籍での学び
・仕事のノウハウ
・家族との会話
・友人の相談
などの、「身の回りのあらゆるもの」が正鵠を射た回答です。
いえ、むしろネタは「どこから持ってきているの?」という質問よりも
「どの程度の頻度でネタを考えているのか?」の方が適切な問いでしょう。
例えば
「一日に一つはネタを出す」
「メモ帳を持ち歩く」
「1週間に1度、皆でネタを持ち寄って、記事の構成を討議する」
などです。
そして、ネタを出す時に必ず意識しなければならないのが「意外性」です。
普通のことを、普通に書くだけでは読者を引きつけることはできません。
意外性があり、オチがあるからこそ、読んで面白かった、記事としてシェアしたくなる感情が生まれます。
したがって「ネタ出し」の際には、
「意外性のある一言」にまとめる必要があります。
例えば、私がここ1週間くらいで考えた記事のネタの一例として、
「褒められるのが苦手だ」
「企業が「未経験歓迎」であることは、基本的には無い」
「ツール、インフラ、思想が、生産性の源泉」
「無駄なのに、いつまで参加者の満足を調べているの? 管理職研修って。」
いずれも、記事のネタとしてノートにストックされており、
記事を書こう、と言う時に参考にします。
(了)
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