どうもしんざきです。最近はめっきりスマブラっておりまして、使用キャラは主にルフレさんです。

電気ネズミが凶悪過ぎたり、イカ娘が侵略してきたりで全然勝ててませんが、おおむね非常に楽しいです。

 

この記事が皆さんの目に触れる頃には、もう2019年でしょうか。明けましておめでとうございます。

今年もなんか適当によろしくお願いします。

 

ゲームの話をします。

皆さん、「オクトパストラベラー」ってゲーム、もう遊びました?

オクトパストラベラー - Switch

オクトパストラベラー - Switch

  • スクウェア・エニックス
  • 価格¥5,660(2025/05/16 05:13時点)
  • 発売日2018/07/13
  • 商品ランキング1,252位

Switchで出たスクエニのRPGでして、新しさの中にも懐かしさがあるというか、ぶっちゃけて言うと「これロマサガの続編かナ?」みたいなテイストがありまして、私には大変面白かったんですよ。

 

8人の主人公から1人を選ぶ主人公選択システム。

何となくプレイするととてもしんどいけど、作戦を考えて色んな準備をしてから挑めば飛躍的に楽になる戦闘バランス。

「出来ること」「行ける範囲」がどんどん広がっていくことによって味わえる解放感。

割とドライであっさり風味、のどかでありながらどこか殺伐としているNPCとの会話の雰囲気。

感動するしかない程メロディアスで素晴らしいBGM。

「ドット絵の芸術」という言葉以外表現が見当たらないグラフィックの美麗さ。

 

どう考えてもプレイヤーをダイレクトアタックで殺しに来ているとしか思えない一部のボス戦。

こうした要素を列挙してみると、改めて「いやこれどう考えてもロマサガ4ですよね?」という私の感想と同じものを、皆さんにも感じて頂けるのではないかと思うんですが、いやホントに面白いので、SFC時代のRPGが好きだった人で、まだ未プレイの方には是非プレイしてみて頂きたいなーと思う次第です。

 

正直なところバランスにはやや粗削りな部分もある気がするんですが、そこもまたロマサガみが強くて個人的にはとても懐かしい。

ロマサガが好きだった人がハマるであろうことは保証します。特にトレサさんが可愛いと思います。

 

それはそうと、しんざき家ではこのゲーム、私以外に長男も遊んでまして。

長男「ゼルダの伝説 BotW」はクリアしてるんですが、古き良き2DタイプのRPGはこれが初めてだったので、どんな風に遊ぶのかなーとちょっと楽しみにしていたんですよ。

 

長男のプレイって、長年ゲームを遊んでいて「ゲームの文法」に慣れ切っている目から見ると色々と新鮮でして、ゼルダの時には明らかに「道」というものを気にしないプレイをしていたんで、「あ、ゲームにおける「道」ってお約束の一種であって、初見の人は気にしないものなんだ」って驚いたりしたんです。(参考:長男(10歳)のゼルダプレイを見ていて気付いたこと )

 

で、本当にちょっとしたことなんですけど、長男のプレイを見ていて軽く感動したことがありまして。

このゲーム、基本的に「キャラクターによる装備制限」ってものがなくて、誰でも全種類の防具を装備出来るし、適切なジョブにつけば剣でも槍でも装備し放題なんですね。

剣と槍と斧と弓を同時に装備する、「弁慶かよ」みたいな状態も普通に作れるんです。まあ、いい装備は限られてるんで装備調達が大変でしょうけど。

 

で、キャラクターの一人に「トレサ」っていう女の子がいるんです。女の子っていっても設定上は18歳なんですが、まあゲームグラフィック上は小さな女の子に見えます。

 

トレサは商人なんで、初期装備は弓と槍なんですが、勿論ジョブを変えれば剣でも斧でも装備出来るようになりますし、鎧なんか最初からガンガン装備出来ます。

ところが、長男のプレイを見ていると、メインパーティの一人として使っている筈のトレサに、弱い装備しかさせてないみたいに見えたんですよ。

魔法メインじゃないのに防具は魔力が上がるローブ系の服しか装備させてないみたいだし、武器も弓とか、あと最初の方のスピアとかしか装備させてない。

 

勿論、ゲームをどのようにプレイするかは個々人の自由なんですが、ちょっと不思議だったので

「トレサに鎧とか強い武器とか装備させないの?」

と聞いてみたんです。

 

するとこう返ってきました。

「だって小さな女の子だから、重い物装備させたら可哀想かなーって」

あーーーって思いまして。

 

つまり、長男は、きちんと「その世界観の中」に寄り添って、オクトパストラベラーという世界の範疇で行動することを選んでいたのです。

だから、例えばHPもSPも減っていなくても、暫く歩き回っていれば「そろそろ疲れたかなーと思って」パーティを宿屋に泊めていましたし、オフィーリアがパーティにいれば「オフィーリアが嫌がるかなーと思って」テリオンに盗みをさせていなかったりしていたのです。

 

そうだった。「RPG」ってのは、かつてこういうものだった。「ロール」を「プレイ」するものだった。

思い出してみれば、私にも、昔はそういうことがありました。例えば、人の家にずかずかと上がりこんで壺をぶっ壊すのに気が引けていたこともありましたし、ゲームでの時間が夜になったら宿屋に泊まってあげないと、と思っていたことがあったのです。

 

いつからか私にとって、RPGは「ロールをプレイするゲーム」ではなく、「キャラクターを育てて課題をクリアしていくゲーム」になりました。

そして私は、システムを適切にハックしていくことに慣れていき、ゲーム内での行動を世界観の範疇に収めていく遊びからは遠ざかっていきました。まあ、たまにはウルティマ4みたいな例外もあるんですけど。

 

今の私は、馬小屋に何百回泊まらせても全く心は痛みませんし、住民の目の前でタンスを開けることにも全く躊躇は感じません。

私にとって、ゲームのルール内でキャラクターを最適化していき、課題をクリアしていくのはとても楽しい遊び方です。

ただ、一面では、長男がやっていたような「その世界の中に入り込んで、その世界を味わう」という遊び方、楽しみ方を、もしかすると暫く忘れていたかもな、と、そんな風に思ったんです。

 

勿論、ゲームはそもそも遊びなんですから、どちらの「遊び方」が正しいなんてことはないんです。どんな遊び方でも楽しめればいい。楽しいもん勝ちです。

ただ、長らく忘れていた一つの「遊び」を思い出せたという点では、長男がとても素敵な「遊び方」をしてくれてよかったなあと。おおげさな話なんですが、子どもの頃に感じた「RPGの世界」に対するワクワク感を、改めて味わえたような気がしたのです。

 

夕飯時に、長男に「オクトパストラベラー面白い?」と聞いてみたら、「面白い!!」と即答が返ってきました。とすると彼は、「オクトパストラベラー」という世界を、恐らく十二分に味わい尽くせているのだろうなーと。

 

ゲームというものにも、いい出会い方、不幸な出会い方、いろんな出会い方があると思うんですが、彼とオクトパストラベラーの出会いも、幸福なものであればいいなあと、そんな風に考えている次第なのです。

 

まあ長男、今4章のどれかのボスでハマって進捗止まってるみたいなんですけど。頑張れ長男、ハードルを越えるのもゲームの楽しみの一つだ。

 

長々と書いて参りましたが、私が言いたいことは

・オクトパストラベラーは大変面白いので、SFC時代のRPGが好きだった人、特にロマサガが好きだった人は、まだ未プレイであれば遊ぶべきだと思います

・トレサさんはかわいい

・裏ボスのバランス調整した人お腹こわせ

の3点だけであり、他に言いたいことは特にない、ということを最後に申し添えておきます。

 

今日書きたいことはそれくらいです。

 

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東京大学経済学部卒業後、ドイツ証券に入社し投資銀行業務に従事。
2020年に株式会社TOKIUMに参画し、当時新規事業だった請求書受領クラウド「TOKIUMインボイス」の立ち上げを担当。
2021年にはビジネス本部長、2022年より取締役に就任し、経費精算・請求書処理といったバックオフィスDX領域を牽引。
業務効率化・ペーパーレス化の分野で多くの企業の課題解決に携わってきた実績を持つ。

安達 裕哉 氏(ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO)
Deloitteで大手企業向けの業務改善コンサルティングに従事した後、監査法人トーマツにて中小企業向け支援部門を立ち上げ、
大阪・東京両支社で支社長を歴任。2013年にティネクト株式会社を設立し、ビジネスメディア「Books&Apps」を運営。
2023年には生成AIに特化した新会社「ワークワンダース株式会社」を設立。生成AI導入支援・生成AI活用研修・AIメディア制作などを展開。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計71万部を突破し、2023年・2024年と2年連続でビジネス書年間1位(トーハン/日販調べ)を記録。


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【プロフィール】

著者名:しんざき

SE、ケーナ奏者、キャベツ太郎ソムリエ。三児の父。

レトロゲームブログ「不倒城」を2004年に開設。以下、レトロゲーム、漫画、駄菓子、育児、ダライアス外伝などについて書き綴る日々を送る。好きな敵ボスはシャコ。

ブログ:不倒城