「男のロマン」というワードがある。
男のロマン…胡散臭く、かつチープな響きである。しかし、休日に街や川を訪れてみると、そこにはいい年した大人が様々な「男のロマン」に身を委ねている。
野球、ラジコン、模型飛行機、カラオケ、昆虫採集、自動車の改造、カードゲーム、レゴ、鉄道模型などである。
私はふと、「男のロマンとは一体何なのだろう」と考え、調べてみた。
戦艦長門のプラモデル作るのも『男のロマン』
萌えなアニメ見るのも『男のロマン』
ソープランドへ行くのも『男のロマン』
まあそう言う事です。
女子供にゃ分かるまい!!!
「男のロマン」とは、女子供には判らない、熱き心を持った男たちのみ理解できる「何か」である。
それは例えば『大砲』だったり、 『ドリル』だったり、 『恐竜』だったり、 『スカートめくり』だったりする。
女性から理解されない「男のロマン」10選(マイナビウーマン)
1:戦隊モノ
2:プラモデル
3:葉巻・キセル・パイプ
4:深海・宇宙・UMA
5:コレクター
6:プロレス観戦
7:車の改造
8:アニメ鑑賞
9:ギャンブル
10:彼女にコスプレしてもらいたい
私の隣に座って仕事をしている男は、
「カウンタック」
「かっこいい山の斜面を探す」
「高いところから飛び降りる」
「ラジコン」
「タモリが作った「坂道学会」」
※東京都の銀座近辺の居酒屋で坂道について、友人と熱弁をしながら話している山野勝をタモリが偶然見て「坂道がお好きなのですか?」とタモリが聞くと、
山野は「坂道研究家なので、大好きです」とタモリが会話に加わり、会話が弾むにつれて、「日本坂道学会」を2人で結成した。
会員は、会長の山野、副会長のタモリのみ。この2人は、年に1〜2回、坂道について自分達の成果を確認し合ったり、坂道について熱く語り合うと言う。(Wikipedia)
「盆栽」
「刀」
「壷」
「iPhoneにカバーを付けない」
は男のロマンと言っていた。なるほど。
このように、「男のロマン」とは、「周りの人から見れば、完全にムダ」なものであることが多い。いや、むしろ「ムダ」であることを寧ろ誇らしく思うくらいの勢いだ。
「武士道」や、「明治維新」も一種の「男のロマン」であるという人もいる。「何もそんなことに命を懸けなくても…」ということなのだろうか。
実は、「起業」も一種の「男のロマン」でないか。高邁な目標を掲げてやるという立派な方もたくさんいるのだろうが、「ラジコン」や「プラモデル」、「高いところから飛び降りる」と一緒で、やりたいからやってるんだよ、という人が多いのではないかと私は密かに思っている。
(文責-ティネクト株式会社 取締役 倉増京平)
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