202872717_a8a4799419_z若手は、仕事の秘訣として「人に聞け」と教えられることが多い。

「自分で考える前に質問をしに来なさい」
「質問することが大事」

そう言われる。Googleでは、新人のオリエンテーションに5つの行動指針を教えるが、その1つ目は「質問する。とにかく質問する!」である。※1

 

だがそれを素直に信じて質問を実行した結果、その方の評価は2通りに別れる。

「すぐに聞きにくる、できる奴」と
「自分で考えない、ダメな奴」

である。

同じように質問しているはずなのに、何が評価を分けるのだろうか。観察すると、できる人の質問には以下のような特徴があることがわかる。

 

自分の意見を持って質問している

できる人は、私は◯◯と思うのだけど、どうか?と、自分の意見を持って質問をする。これは、どこまでわかっているのかを相手に伝えるためにも有効である。

そのために、質問をするときは予め、自分は何がわからないのか?を紙などにまとめておくと良い。

 

何度も同じことを質問しない

きちんとメモをとり、同じことは2度聞かずに済むようにする。何度も同じ話を聞かれると、誰でもイラつくからだ。

 

「どうすればいいですか?」と言わない。

「どうすればいいですか?」は、相手に進め方を委ねており、主体的でない、受身の姿勢の質問である。したがって、この質問をしたくなる気持ちはわかるが、この質問をすると頭が悪そうに見える、

その代わり、できる人は「◯◯についてやり方を知りたいのですが、聞きたいのは、手順と、作業ごとのポイントと、最終チェックの方法です。」と、聞くべきことを絞って聞く。

この聞き方は主体的に、自分がやるべきことを整理する努力をしている。

 

教えてもらったことを確認する。

教えてもらったことを一度で理解できる人はほとんど居ない。したがって、教えてもらったことは、自分の言葉になおして、最後にかならず確認する。

確認のためには、自分で咀嚼してアウトプットしなければならないので、理解が深まる。
逆に、確認することがわからない時は「理解していない」とみなす。

 

目的を添えて聞く

人に尋ねる時は、質問する目的をそえると、質問の精度が上がる。

「Googleアナリティクスの見方を教えてほしい」とだけ言うのと、「コンバージョン率を上げたいので、Googleアナリティクスの見方を教えてほしい」というのでは自ずと回答も変わってくる。

 

 

余談だが、上司や先輩は「聞きにこない」と部下に責任を押しつけがちだが、「聴きやすい雰囲気」を創りだすのは結構難しい。これについては上司や先輩側に技術が必要なので、又の機会に解説する。

 

 

【お知らせ】
ティネクトが開発した生成AIによるマーケティング自動化支援ツール「AUTOMAGIC」(登録無料)のご案内です。

AUTOMAGICは、webブラウザ上で商品情報を入力するだけで、

・ターゲット分析
・キャッチコピー
・ネーミング
・キャンペーン企画案
・商品紹介LPの文章

を自動で出力します。

登録すると月間40,000トークン(約2記事程度)までは無料でご利用できます。

無料登録は こちら(AUTOMAGICサイト)

詳しい説明や資料が欲しい方は下記フォームからお問合わせください。

AUTOMAGIC お問合せ・資料ダウンロードフォーム

 

 

・筆者Facebookアカウント https://www.facebook.com/yuya.adachi.58 (フォローしていただければ、最新の記事をタイムラインにお届けします))

・【大学探訪記】を始めました。

「研究が楽しい」「研究成果を知ってほしい」「スタートアップを立ち上げた」

という学部生、大学院生、研究者、スタートアップの方は、ぜひ blogあっとtinect.jp までご連絡下さい。卒論、修論も歓迎です。ご希望があれば、当ブログでも紹介したいと思います。

【大学探訪記Vol.14】建築材料ならお任せ!俺たちコンクリート研究チーム。

【大学探訪記 Vol.13】ビルやダムなどの巨大なコンクリート構造物を長持ちさせるにはどうしたら良いのか?

【大学探訪記 Vol.12】R社に就職が決まってしまう大学生とは

・ブログが本になりました。

 

 

 

 

(Photo:Duncan Hull)

※1 ワーク・ルールズ! 東洋経済新報社より