北アルプス縦走登山の真っ只中(冷池山荘テント場)でダブルブッキングに気づいてしまったのであります。
ピンチはチャンスとは言うけれど、これすでにアウトだろ…
さてこんな時、人間はどのように行動をとるでしょうか?
1.どうしようもないので、あきらめて何もしない。
2.どうしようもないので、とりあえずただひたすら謝る。
3.どうしようもないけど、あきらめない!
こんな感じのフレーズ聞いたことないですか?
「やっちゃったらしょうがねえーよ。取り返しつかねえーし。今からやれること全力でやるしかねーだろ」。
そう、クレームを受けたことある人なら一度は聞いたことある名文句。やっちゃった人が一度は上司に言われてみたい名文句No.1。
以下脳内上司オレと部下オレの問答↓
上司オレ「やっちゃったらしょうがねえーよ。取り返しつかねえーし。今やれること全力でやるしかねーだろ」。
部下オレ「はい、アドバイスありがとうございます。全力でやってみます」。
どうしようもないけど、あきらめない!ここはやるしか選択肢はないのであります。上司オレが許しません。
でもこんな山の中で何ができるって言うんだ?
グダグダ言ってないで、お前のその親指を全力で動かせばいいんだよ。
↑「そっちがOKなら1Fを使ってよ。もちろんお金は全部返す」。そして全力で謝る。
↑「少なくとも明日には帰る」と伝えたら
「ユーは旅行をキャンセルすべきではない!」「別の場所探すか、もしくはもう一方のゲストが帰ってくるのを待って彼らと話す」とのこと。
え、いい人なのでは?
一方、家を出るはずだったフランス人と連絡が取れた↓
やっぱり27日までだった。しかも新潟にいてこの日には帰って来ないと。
↑フランス人が帰ってこないことがわかったので、「寝具の新しいものはこの中にある。家全部使っていいよ」と伝える。
↑「サンキュー」ってフレーズが来た!
その勢いに乗じて、「元のゲストの荷物を他の部屋に移してその部屋を使ってよ」「部屋の近くにある掃除機使ってよ」
というわけで、彼らはなんとかウチに泊まることになったのでした。とりあえず、彼らの寝る場所が確保できたようで安堵。
そしてオレも寝る。もうやれることはないと言い聞かせ。
翌日のオレ。山の上でできることは限られている。登る降りる撮る。そこに山があるから。
秋らしくメチャクチャ天気いい!
その」日の夕方に届いたメッセージ↓
ドイツ人ゲスト「少し問題あるけど、ユーの家が気に入ったよ!」
オレ「オーマイガーーーーーーーーーーー」
(Vol.126へつづく)
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