素直な心になるために「素直さ」が美徳であるとの認識は、日本人には馴染み深いものだろう。松下幸之助は「素直さ」ということにはかなりの拘りを持っていたようで、「素直な心になるために」という本まで出している。

 

たしかに素直さは大事である。

なぜソクラテスは「最も賢いもの」だったのか、それは少なくとも「自分が何も知らない」ということを知っていたから、という「無知の知」と言われるエピソードは、あまりにも有名である。

所詮人間が知ることができることは限られている。また、人間ができることにも限界がある。それゆえ、「素直さ」「謙虚さ」ということが美徳とされることに異論はない。

 

 

しかし、「素直になれ」という言葉を人に向かって連呼する人から、私は一定の距離を取りたい。もっとハッキリ言ってしまえば、「胡散臭い」と思ってしまうのである。

なぜか。

 

「素直さ」というものは、人に言われて身につくものではないからである。

例えば、「素直ではない人」に、「素直になれ」と言って何が変わるのだろうか。おそらく、何も変わらない。お互い嫌な気分になるだけだ。

 

 

しかもそういう時、「素直さ」を人に求める人のセリフは決まってこうだ。

「あいつは成長しない」

おそらく当たっている。素直でない人は成長しない。

しかし、そんなことを言って何になるのだろう。まあ、せいぜい同じように素直でない人に困っている人同士で傷を舐め合うくらいだろう。

もしくは、素直でない人を追い詰めるぐらいのものだろう。

 

 

「素直になれ」は他の人に言う言葉ではない。ひたすら自分に向かって言う言葉だ。

松下幸之助の本のタイトルは「素直な心になるために」である。自分に向かって戒めをしている。

そして、そういう人の行動を見て、周りの人は初めて「素直とは何か」を感じるのである。

 

素直さ、とは教えてもらうものではない。感じるものである。といっては言いすぎだろうか。

 

【生成AI関連ウェビナーのお知らせ】
単なる理論ではなく、現場で成果を出す生成AI活用の“実装方法”を知りたい方に最適なウェビナーです。
本セミナーでは、製薬・バイオ企業でのPoC(概念検証)から得られた実データとノウハウを元に、「どこにAIが効くのか」「どこが難しいのか」を明確に解説します。

製薬・バイオ企業の生成AI導入セミナー

お申し込み・詳細はこちら


【開催概要】
・開催日:2026年2月12日(木)
・時間:12:00〜13:00
・形式:オンライン(Zoom/ログイン不要)
・参加費:無料(定員150名)

製薬・バイオ企業の生成AI導入は、「試行」から「実利」を問うフェーズへと移行しています。
本セミナーでは、13チームのPoCで時間を50〜80%削減したノウハウを余すことなく共有します。適用可否の見極め、評価設計、失敗領域への対応方法、全社展開のガバナンス設計まで、実践的な内容です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

【対象者】
・製薬・バイオ・化学業界のDX/業務改革担当者
・AI導入プロジェクト責任者・企画部門・法務・人事などの全社展開担当者
・PoC設計や効果測定の「型」を学びたい方
・自社の生成AI活用を確実な成果につなげたい実務担当者

【セミナーの内容】
・生成AIの“適用可否”を短期間で見切る方法(PoC設計・評価の型)
・現場で成果を出すAI活用ノウハウ(バックキャスティング/プロンプト構造化 等)
・適用が難しい領域(PowerPoint・OCR 等)の整理と次の打ち手への転換
・横展開に向けたガバナンス設計とナレッジ共有

【登壇者】
奥田 真輔 氏
システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、 メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
日本発グローバルバイオ製薬企業にむけて、同社の成長基盤の構築に尽力している。

岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。


【お申込み・詳細】
こちらのウェビナー申込ページをご覧ください。

(2026/01/19更新)