今日からゴールデンウィークです。せっかくの長期休みなので、普段なかなか読めない物語や小説など、ビジネス書以外の本も読んでみてはいかがでしょうか?お休み中はどこにいってもほんとうに人が多いので、遠出せずにカフェで本を読んだり、小説など片手に料理をしたりと、近場で楽しみたいですねー。
ということで、純粋に面白さだけを追求した本を選んでみました。読みだすと、止まらなくなること請け合いですよ!
1.村上春樹 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
村上春樹は人によって好き嫌いが分かれるかな、と思っていますが、この本は万人向けに面白いと思います。最初関係無かった2つの世界が、徐々に絡まりながら、次々伏線を回収していき、最後に「世界の終わり」という一点に収束する。映画「マトリックス」が好きな方であれば、なお楽しめます。
上下巻ありますが、読みだすと2日もかからずに読めます。
2.ジュール・ベルヌ 神秘の島
SFの父、と言われたジュール・ベルヌの大作。ジュール・ベルヌの小説は、ディズニーランドにも採用されています。子供が読んでも十分楽しめるくらい平易な小説ですが、大人にとっても読み応えがあります。
無人島に投げ出された人々が、自らの知識、とくに「科学」の知識を使って困難に対処していく話で、単なる無人島の漂流記とは一線を画す出来です。ミステリ仕立てになっており、全く飽きさせません。
3.アレクサンドル・デュマ モンテ・クリスト伯
この小説、ヤバイくらいハマります。古くは「岩窟王」というタイトルで出ていたのですが、正式名は「モンテ・クリスト伯」です。三銃士という有名な小説を書いたアレクサンドル・デュマによる長編小説です。
「三銃士」はたくさん映画化もされましたが、モンテ・クリスト伯は長編小説のためか、ほとんど映画化されていません。ですが、ハッキリ言って三銃士よりも断然面白いです。内容は「復讐劇」なのですが、とにかく主人公の復讐が「クール」の一言に尽きる。
4.J・R・R・トールキン 指輪物語
言わずと知れた、小説ですが、ファンタジーな世界を最初にきちんと作り上げたのがこの物語です。「ロード・オブ・ザ・リング」というタイトルで映画化もされましたので、見たことのある方も多いかもしれませんが、小説は映画の100倍は面白いです。
映画はかなりシリアスな感じだったのですが、小説の主人公たちは全くイメージがちがい、逆境に有っても本当に明るいので、最後まで「仕事を楽しんでいる」ホビットたちに癒されます。やっぱり、ポジティブシンキングですよね!
5.ミヒャエル・エンデ はてしない物語
傑作すぎて、泣けてきます。もし読まれるのであれば、ぜひ文庫本ではなく、ハードカバーのものを買って読んでみてください。「現実の世界では」ダメ少年だった主人公が、本を読んでいるうちに本当に本の世界へ・・・という話なのですが、終盤の演出が完全に大人向けです。
子供向けとは言えないほどの完成度と、なんとも言えない恐怖感が終盤の演出を秀逸なものにしています。
これも「ネバー・エンディング・ストーリー」というタイトルで映画化されているのですが、小説の完成度が高すぎて、まったく映画が物語の演出を再現できていません。ぜひ読んでみてください。
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(文責-ティネクト株式会社 取締役 倉増京平)
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