ネットワーク科学の第一人者である、アルバート=ラズロ・バラバシは、その著作Linked:The new science of networks(邦題:新ネットワーク思考)の中で、面白い科学的事実に触れている。
彼は、インターネットを始めとした複雑なネットワークは、べき法則に従うことを深耕し、その性質を明らかにした人物であるが、著作の中で面白いデータを引用してくれているので、ここで紹介したい。
最も興味深いのは、「もし、就職・転職を考えていて、職を探しているのなら、親しい友人ではなく、あまり親しくない知人に当たること」と言っていることだ。
この研究は、マーク・グラノヴェッターというハーバード大学の大学院生が博士論文の中で著したものだが、テーマは
「人はいかにして職を得るのか」
というものだった。
”人々はいかにしてネットワークを作り、社会的絆を利用して職を得るのだろうか?彼は、それを調べるために、何十人もの管理職や専門職の人たちにインタビューして歩き、今の職を得るために力になってくれたのは誰だったかを尋ねた。今の職を得たのは友だちのおかげなのだろうか?”
”返事はいつも決まっていた。力になってくれたのは親しい友達ではなく、ちょっとした知り合いだというのだ。”
それは論文として発表されたが、暫く後にセンセーションをまきおこし、1986年には、「カレント・コンテンツ(学術雑誌目次情報)」の選ぶ、「サイテーション・クラシック(頻繁に引用される論文)」となったという。
論文のタイトルは、「弱い絆の強さ」だ。さらに、
”グラノヴェッターは「弱い絆の強さ」の中で、一見すると非常識な事を主張している。職を見つけたり、情報を得たり、レストランを開業したり、流行を生み出したりすることに関する限り、強い友人関係よりも、弱い社会的絆のほうが重要だというのである。”
ウェブサイトの立ち上げや、営業にも言える法則である。一部の人と緊密に付き合うよりも、広く浅く、いろいろな人と知り合いになるべし。
製薬・バイオ企業の生成AI導入は、「試行」から「実利」を問うフェーズへと移行しています。 (2026/01/19更新)
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【登壇者】
奥田 真輔 氏
システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、
メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
日本発グローバルバイオ製薬企業にむけて、同社の成長基盤の構築に尽力している。
岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。
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