「あたしのほうが凄いのよ」

「オレのほうがカッコいいぜ」

と、すぐマウントをしかけてくる人がいる。はっきり言って、超かわいい。

 

まず、勝ち気なのがかわいい。

「あ、このまえ僕も20億ぐらいの取引まとめましたよ。今も3つくらい同時にやってます。」

なんて、最高のフレーズだ。

「まけないぞ!」っていう気迫をひしひしと感じるし、「自分のスゴさを知らせたい」というプレゼンテーションを力強く、熱心に、あんなに長時間やり続けることのできる熱意もいい。

人が何かに打ち込んでいる姿は感動をおぼえるけれど、マウントしてくるひとには同じものを感じる。

やる気も気力もない、ヌケガラのような人と比べて、なんとハツラツとしていることだろう。そう、そういう人達と会うと元気をもらえるのだ。

 

 

つぎに、「きいて欲しい」って訴えてくるのがかわいい。

自分の娘が「ねえ〜きいてきいてよー、おとうさん〜」とねだってくるのと同じで、もう抱きしめたくなる

「ぼく、あの芸能人と知り合いなんすよ!」

って言われると、もうグッと来る。そうかそうか、そうかー、よかったな~、うんうん、その芸能人と親交を深めた話、もっときかせてほしい、もっと語ってほしい、そう言うふうに思ってしまう。

つい先日

「この前、マジでヤバイ金持ちの家に遊びに行ったんですよ、で、その家が〜」

みたいなフレーズを聞かせてくれた女性、はっきりいって最高です

 

 

そして、超絶上から目線なのがかわいい。

「えー、こんなことも知らないんですか?」

なんて言われると、ゾクゾクする。そう、それ、その一言待ってました!って感じだ。とくにMの気質がある人でなくとも、上から目線はたまらなく愛しく見えるのではないだろうか。

しかも、今朝のYahoo!Newsに乗っていた記事をさも「僕だけが知ってます」的な感じで

「業界の人達は皆知ってるみたいなんですけど〜」

なんて言われた日にはもうヤバい。

「ええ?本当?」

って思わず知らないふりをして、その人の上から目線をできるだけ長く楽しみたい、そう感じてしまう。

 

 

さらに、勉強家なのがかわいい。

そういう人は欠かさずFacebookのタイムラインに目を通し、インスタグラムでちょっとイケてる人をフォローし、夜の交流会にも足繁く通う。そうして勉強した知識を活かして

「お前もそろそろインスタ始めないとヤバイよ?」

って言ってくる。素晴らしい。

そんな人のおかげで僕らは最新の情報にアクセスできるし、何がはやっているのかを知って、適切に行動できるのだ。

彼らはアンテナが高いので、ベストセラーや全米No1の映画にもくわしい。そういう人に感想を教えてもらえば地雷を踏むことを避けられるのだ。

 

 

そして仲の良い友人になってくれるから、ホントにかわいい。

世の中にはなぜかマウントしてくる人が嫌いな人がおおいので、「この人かわいい」って思って付き合うだけで友人になってくれる

でも残念ながら、仲良くなるとなぜか「マウントの回数」が減ってくる。

もっとマウントしてほしい、もっと自慢してほしい、そう思っているのに、マウントしてくれない。

「最近マウントしてこないね」

って聞くと「オレそんなことしてないし」っていう。やっぱりかわいい。

 

 

【安達が東京都主催のイベントに登壇します】

ティネクト代表・安達裕哉が、“成長企業がなぜ投資を避けないのか”をテーマに東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。借金=仕入れという視点、そしてセキュリティやDXを“利益を生む投資”とする考え方が学べます。


ウェビナーバナー

▶ お申し込みはこちら(東京都サイト)


ティネクト代表の安達裕哉が東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。
ティネクトでは現在、生成AIやマーケティング事業に力を入れていますが、今回はその事業への「投資」という観点でお話しします。
経営に関わる全ての方にお役に立つ内容となっておりますでの、ぜひご参加ください。東京都主催ですが、ウェビナー形式ですので全国どこからでもご参加できます。

<2025年7月14日実施予定>

投資と会社の成長を考えよう|成長企業が“投資”を避けない理由とは

借金はコストではなく、未来への仕入れ—— 「直接利益を生まない」とされがちな分野にも、真の成長要素が潜んでいます。

【セミナー内容】
1. 投資しなければ成長できない
・借金(金利)は無意味なコストではなく、仕入れである

2. 無借金経営は安全ではなく危険 機会損失と同義
・商売の基本は、「見返りのある経営資源に投資」すること
・1%の金利でお金を仕入れ、5%の利益を上げるのが成長戦略の基本
・金利を無意味なコストと考えるのは「直接利益を生まない」と誤解されているため
・同様の理由で、DXやサイバーセキュリティは後回しにされる

3. サイバーセキュリティは「利益を生む投資」である
・直接利益を生まないと誤解されがちだが、売上に貢献する要素は多数(例:広告、ブランディング)
・大企業・行政との取引には「セキュリティ対策」が必須
・リスク管理の観点からも、「保険」よりも遥かにコストパフォーマンスが良い
・経営者のマインドセットとして、投資=成長のための手段
・サイバーセキュリティ対策は攻守ともに利益を生む手段と考えよう

【登壇者紹介】

安達 裕哉(あだち・ゆうや)
ティネクト株式会社 代表取締役/ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO
Deloitteにてコンサルティング業務に従事後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサル部門立ち上げに参画。大阪・東京支社長を経て、2013年にティネクト株式会社を設立。
ビジネスメディア「Books&Apps」運営。2023年には生成AIコンサルティングの「ワークワンダース株式会社」も設立。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計82万部突破。2023年・2024年と2年連続で“日本一売れたビジネス書”に(トーハン/日販調べ)。
日時:
2025/7/14(月) 16:30-18:00

参加費:無料
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。


お申込み・詳細
お申し込みはこちら東京都令和7年度中小企業サイバーセキュリティ啓発事業「経営者向け特別セミナー兼事業説明会フォーム」よりお申込みください

(2025/6/2更新)

 

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