地下鉄に乗って (講談社文庫)JALの月刊機内誌にエッセイがある。飛行機にのる度に楽しみにしていたのだが、それを書いている浅田次郎氏の小説を読んでみたくなり、Kindleで探してみたところ「地下鉄に乗って」という小説があったので、購入して読んでみた。

 

結論としては、非常に良い買い物だった。今まで読んでいなかったのが悔やまれる。

 

主人公の男は、「女性用下着」のセールスマンをやっているのだが、実は巨大な企業の創立者の息子であり、ある事件を境に家を飛び出した、という設定となっている。

主人公は会社の帰り道にひょんなことから、過去にタイムスリップしてしまい、自殺したはずの兄と会う。兄の自殺は一家に暗い影を落としていたのだが、なぜ兄が自殺したのかは「父との喧嘩が原因」という事以外はわかっていなかった。

在りし日の兄と、父との関係がなぜこじれたのか。

そもそも父はどのような人物なのか。

過去と現在を行き来する主人公は次々と以外な事実を知り、ついに真実にたどり着くのだが、それは犠牲を伴うものであった。

 

タイムスリップというネタが出てくるので、軽い話かと想像していたのだが、そうではなく、

「家族」

「日本の復興」

「善意と誤解」

という3つのテーマが非常にうまく語られていると感じる小説であった。

 

 

特に、「善意と誤解」については、主人公のつぶやきがとても悲しい。

 

「少なくとも、家族の誰ひとりとして、愛憎の法則に逆らったものはいない。家族は愛し合っていた。とりわけ、聡明な兄は誰よりも父を理解し、尊敬し、割愛していたのだと思った。」それでも、この結末しか無かった。

 

一日二日で読める小説なので、休日に時間のある人は、是非手にとって見てもらえれば、と思う。

 

 

【生成AI関連ウェビナーのお知らせ】
単なる理論ではなく、現場で成果を出す生成AI活用の“実装方法”を知りたい方に最適なウェビナーです。
本セミナーでは、製薬・バイオ企業でのPoC(概念検証)から得られた実データとノウハウを元に、「どこにAIが効くのか」「どこが難しいのか」を明確に解説します。

製薬・バイオ企業の生成AI導入セミナー

お申し込み・詳細はこちら


【開催概要】
・開催日:2026年2月12日(木)
・時間:12:00〜13:00
・形式:オンライン(Zoom/ログイン不要)
・参加費:無料(定員150名)

製薬・バイオ企業の生成AI導入は、「試行」から「実利」を問うフェーズへと移行しています。
本セミナーでは、13チームのPoCで時間を50〜80%削減したノウハウを余すことなく共有します。適用可否の見極め、評価設計、失敗領域への対応方法、全社展開のガバナンス設計まで、実践的な内容です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

【対象者】
・製薬・バイオ・化学業界のDX/業務改革担当者
・AI導入プロジェクト責任者・企画部門・法務・人事などの全社展開担当者
・PoC設計や効果測定の「型」を学びたい方
・自社の生成AI活用を確実な成果につなげたい実務担当者

【セミナーの内容】
・生成AIの“適用可否”を短期間で見切る方法(PoC設計・評価の型)
・現場で成果を出すAI活用ノウハウ(バックキャスティング/プロンプト構造化 等)
・適用が難しい領域(PowerPoint・OCR 等)の整理と次の打ち手への転換
・横展開に向けたガバナンス設計とナレッジ共有

【登壇者】
奥田 真輔 氏
システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、 メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
日本発グローバルバイオ製薬企業にむけて、同社の成長基盤の構築に尽力している。

岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。


【お申込み・詳細】
こちらのウェビナー申込ページをご覧ください。

(2026/01/19更新)