推理小説は好きだろうか?小説のジャンルとしてはそれなりに昔から有るもので、1800年代前半にエドガー・アラン・ポーが最初に生み出したとされる。
個人的に、娯楽としては非常にコストパフォーマンスの高いとおもっており、数百円で長く楽しめるので、旅行の時に何も考えずのんびり読むには最高の娯楽だと思う。
さて、そんな推理小説だが、最近では色々なジャンルと融合されている。
読者に「謎」が提示され、「伏線」を散りばめ、後にそれらを回収しながら謎を解決する、という王道のストーリーを考えれば、例えば「ハリー・ポッター」なども一種の推理小説と言ってもよさそうである。
したがって、推理小説は相当の数に上っており、今から推理小説を読み始めようとする人には若干敷居が高い。そんな人は
海外モノではコナン・ドイル、アガサ・クリスティ、エラリイ・クイーン、など、国内では横溝正史、松本清張などの古典を読んでおけば間違いない。
ただ、ある程度有名どころを読んでしまって、「今更シャーロック・ホームズもな・・・」と思う方には上で紹介した「コリン・デクスター」がおすすめである。
最近の推理小説は「アガサ・クリスティが全てのトリックを使いきってしまった」と言われるように、事件のトリック自体はネタ切れを起こしている。そこで、トリックの面白さよりも主人公の性格の面白さなどで惹きつける作品も多いのだが、「純粋に謎解きをしたい」という読者にはちょっと物足りない。
ところが、「コリン・デクスター」は敢えてその課題に真っ向から取り組み、「純粋なパズル」としての推理小説を志向しているようにも見える。
「作者と知恵比べをしたい」とか、「パズルが好き」という方には超おすすめである。
なお、コリン・デクスターの処女作が上に紹介した作品「ウッドストック行き最終バス」なので、ご興味のある方はこの作品から読まれるといいだろう。
ただし、残念ながらKindleでは出ていない。早く出てくれるといいのだが。
【安達が東京都主催のイベントに登壇します】
ティネクト代表・安達裕哉が、“成長企業がなぜ投資を避けないのか”をテーマに東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。借金=仕入れという視点、そしてセキュリティやDXを“利益を生む投資”とする考え方が学べます。

こんな方におすすめ
・無借金経営を続けているが、事業成長が鈍化している
・DXやサイバーセキュリティに本腰を入れたい経営者
・「投資」が経営にどう役立つかを体系的に学びたい
<2025年7月14日実施予定>
投資と会社の成長を考えよう|成長企業が“投資”を避けない理由とは
借金はコストではなく、未来への仕入れ—— 「直接利益を生まない」とされがちな分野にも、真の成長要素が潜んでいます。【セミナー内容】
1. 投資しなければ成長できない
・借金(金利)は無意味なコストではなく、仕入れである
2. 無借金経営は安全ではなく危険 機会損失と同義
・商売の基本は、「見返りのある経営資源に投資」すること
・1%の金利でお金を仕入れ、5%の利益を上げるのが成長戦略の基本
・金利を無意味なコストと考えるのは「直接利益を生まない」と誤解されているため
・同様の理由で、DXやサイバーセキュリティは後回しにされる
3. サイバーセキュリティは「利益を生む投資」である
・直接利益を生まないと誤解されがちだが、売上に貢献する要素は多数(例:広告、ブランディング)
・大企業・行政との取引には「セキュリティ対策」が必須
・リスク管理の観点からも、「保険」よりも遥かにコストパフォーマンスが良い
・経営者のマインドセットとして、投資=成長のための手段
・サイバーセキュリティ対策は攻守ともに利益を生む手段と考えよう
【登壇者紹介】
安達 裕哉(あだち・ゆうや)
ティネクト株式会社 代表取締役/ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO
Deloitteにてコンサルティング業務に従事後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサル部門立ち上げに参画。大阪・東京支社長を経て、2013年にティネクト株式会社を設立。
ビジネスメディア「Books&Apps」運営。2023年には生成AIコンサルティングの「ワークワンダース株式会社」も設立。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計82万部突破。2023年・2024年と2年連続で“日本一売れたビジネス書”に(トーハン/日販調べ)。
日時:
2025/7/14(月) 16:30-18:00
参加費:無料
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。
お申込み・詳細
お申し込みはこちら東京都令和7年度中小企業サイバーセキュリティ啓発事業「経営者向け特別セミナー兼事業説明会フォーム」よりお申込みください
(2025/6/2更新)