僕が海外ひとり旅を初めたのは大学最終学年からだ。それから結婚するまで毎年継続していた。
お金があまり無かった頃は航空券代だけで10万近く払って旅行を楽しむという行為にそこまでの魅力を感じず、そのお金で本を買うなり映画を楽しむ方がいいじゃないかと思っていた。
が、いざやってみると「バックパッカーにハマる人の気持もよくわかるわ!」とすっかりその魅力に取りつかれてしまった。
海外ひとり旅の面白さを一言でいうと、自由に生きるという事の喜びを知れるという事に尽きると思う。今回は自由に生きるという事はどういう事なのかについてを絡めて書いていこうかと思う。
海外ひとり旅は困惑することに意味がある
海外ひとり旅は当然だけど、プランは全て自分で組み立てなくてはいけない。航空券の手配から始まり、現地での移動手段もすべて自分で手配する必要がある。
こういう行為を自分でやってみると、普段は気が付かないような面白い物事がみえてくる事がある。
例えば日本の長距離電車は駅に到着する直前に駅名を音声ガイドが案内してくれるけど、海外の長距離列車の多くは到着前後でどこにつくのかを全く教えてくれない(だから今どこにいるのかがサッパリわからなくて本当に困惑する)
このように日本では当たり前のように享受していたサービスが、日本独自のものだという事気づかされる時、強烈な文化の違いに僕たちは直面する事になる。
僕の高校時代の恩師は『旅は迷えば迷うほどよい。異邦人である事が意識されるとき、初めて自分を相対的に眺める事ができる』と言っていた。高校時代は何をいっているのかさっぱりわからなかったが、海外ひとり旅で様々な苦労をすると自らの立場をあらためて見直すことができたりする。
「若いころの苦労は買ってでもしろ」という格言があるが、個人的には「旅の苦労は買ってでもしろ」という提言をしたい。ツアーを申し込むとこの手の苦労は全く経験する事ができない。これらの受難を乗り越えた後に帰国する際、ちょっとだけ成長した自分を誇らしく感じる事に海外ひとり旅の醍醐味がある。
日本語という守られた環境から少しだけ離れてみる世界
ツアー旅行は現地でガイドがつく。日本語のツアーを申し込めば、ガイドによる子細な解説を楽しみつつ観光地を巡ることができる。
当然ながらガイドによる解説は非常によくできている。それを聞き学ぶことは知的興奮にまみれた良い時間である。
一方、海外ひとり旅はそういうわかりやすさからはほど遠い。事前に予習しないとどこに何があるのかもさっぱりわからないし、そもそも観光施設までたどり着く事すらできない。
おまけに海外では施設入館のチケットを買うのにも長蛇の列ができていたり、時間毎の入場制限があったりと、日本ではまずない受難を味わったりもする。
例えばイタリアにある有名なレオナルド・ダヴィンチの最後の晩餐は、数ヶ月前にチケットを購入しないと、みる事すらできない。
こうして、日本語で保護された世界から一歩はなれてものを見てみると、実にいろんな世界がみえてくる。そして改めて日本の良いところと日本の悪いところが見えてきて、自分が日本人という視点でモノごとの良し悪しをみていたんだな、という事に気付かされる。
海外の美術館入場に必要な金額が何円するかだとか(日本基準だとビックリするぐらい高かったり安かったりと色々ある)、なぜここにこれが置いてあるか(宗教的・政治的な理由が結構隠れてる)を自分で読み解いていくと、日本での慣習を相対的に見る事ができる。
こういう事は本を通じてでは絶対に学ぶことができない、生きた知恵となって自分の魂に深く刻み込まれる。例えていうと、サッカーを観戦してわかる事と、実際サッカーをやってみてわかる事の違いとでもいえばいいだろうか。
保護された観客席からものを眺める面白さも悪くはないけども、そこから脱してプレイヤーになってみる面白さは筆舌に尽くしがないものがある。
自決の妙味
海外ひとり旅の面白さをいろいろ書いてみたけど、個人的に海外ひとり旅の最大の面白さは自分の人生を自分で選んでいるという感覚にあると思う。
海外ひとり旅は全て自分に責任がある。現地での電車のチケットを間違って取ってしまっても、誰も助けてはくれない。朝に寝坊してバスを逃してしまっても、誰も助けてはくれない。
これを読んでいる皆さんも、色々夢があると思う。第一志望に合格したいとか、希望する企業に就職したいとか、はたまた気になるあの子といい関係になりたいだとか。これらの希望はお布団で惰眠を貪っているだけではかなう事はまずなく、計画を立案してそこにむかって正しい努力をつみ重ねていかなければ実現しない。
海外ひとり旅は、この行為を旅行という限られた時間の中で体験できる非常によくできたシステムである。自分で設定した目標を次々とクリアしていくのはものすごく面白い。計画を実行する途中でいろいろなトラブルに巻き込まれたりもするが、そのトラブルをうまく解決して計画を遂行できたりすると、言いようもない充足感を味わうことができる。
これらの行為を通じて感じる快感を自分なりに一言でいいあらわすと、『自分の人生の手綱を自分でうまく扱う感覚』というのが一番適切かな、と思う。人生は意外と好き勝手にいきる事はできない。会社で上司からいわれた仕事を粛々としていったり、学校で好きでもなんでもない勉強をさせられたりと、日常生活では人からいわれた事をやらなくてはいけない事の連続である。
他人とか社会の為に自分の人生を切り売りする事はものすごく疲れる。仕事の為に早起きする事と、行きたい場所に行くために早起きする事の間には、同じ早起きでも無限の開きがある。
みなさんも海外ひとり旅を通じて、ぜひとも自分の人生を自分で自決する面白さを味わってほしいと思う。自分の人生を生きていると感じる事ができる最も簡単な方法が海外ひとり旅だと僕は思う。
自分の為に生きる事ができる。そこに人生の充足感がある。
なお海外ひとり旅の難点をひとつだけ付け加えると自分の好きに生きる事の面白さに目覚めてしまった事により、会社を辞めて独立したくなってしまう事があげられる(笑)そこは自己責任でお願いしたい。
製薬・バイオ企業の生成AI導入は、「試行」から「実利」を問うフェーズへと移行しています。 (2026/01/19更新)
単なる理論ではなく、現場で成果を出す生成AI活用の“実装方法”を知りたい方に最適なウェビナーです。
本セミナーでは、製薬・バイオ企業でのPoC(概念検証)から得られた実データとノウハウを元に、「どこにAIが効くのか」「どこが難しいのか」を明確に解説します。

【開催概要】
・開催日:2026年2月12日(木)
・時間:12:00〜13:00
・形式:オンライン(Zoom/ログイン不要)
・参加費:無料(定員150名)
本セミナーでは、13チームのPoCで時間を50〜80%削減したノウハウを余すことなく共有します。適用可否の見極め、評価設計、失敗領域への対応方法、全社展開のガバナンス設計まで、実践的な内容です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
・製薬・バイオ・化学業界のDX/業務改革担当者
・AI導入プロジェクト責任者・企画部門・法務・人事などの全社展開担当者
・PoC設計や効果測定の「型」を学びたい方
・自社の生成AI活用を確実な成果につなげたい実務担当者
【セミナーの内容】
・生成AIの“適用可否”を短期間で見切る方法(PoC設計・評価の型)
・現場で成果を出すAI活用ノウハウ(バックキャスティング/プロンプト構造化 等)
・適用が難しい領域(PowerPoint・OCR 等)の整理と次の打ち手への転換
・横展開に向けたガバナンス設計とナレッジ共有
【登壇者】
奥田 真輔 氏
システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、
メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
日本発グローバルバイオ製薬企業にむけて、同社の成長基盤の構築に尽力している。
岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。
【お申込み・詳細】
こちらのウェビナー申込ページをご覧ください。
プロフィール
都内で勤務医としてまったり生活中。
趣味はおいしいレストラン開拓とワインと読書です。
twitter:takasuka_toki ブログ→ 珈琲をゴクゴク呑むように
noteで食事に関するコラム執筆と人生相談もやってます→ https://note.mu/takasuka_toki














