なぜ「頭がいいだけの凡人」が生まれてしまうのか。
理由はいくつかある。
1.「勇気」が凡庸
「リスクの高い試み」に対するチャレンジは、万人に対して敷居の高いものであり、「頭が良い」からと言って特にチャレンジ精神に富んでいるわけではない。
2.「助けを求める」事が下手
仕事は大きくなればなるほど、一人で完結させることは難しい。例外はあれど、頭の良い人は、大抵の問題を一人でこなせるため、助けを求めることが一般的に下手である。
3.周りに恐れられてしまう
あるメディアに有能な方がいたが、その人には人望がなかった。なぜならば、会議でイマイチな発言をした人に対するツッコミが、的を射すぎていたからだ。
「イマイチな発言を繰り返す奴もどうかと思うが、アイツのツッコミはキツイ」という噂が立ってしまっていた。
4.人にあまり期待しない
本質的には、人を動かすのは「その人に対する期待」である。頭の良い人は、自分の能力が高いがゆえに、「他の人に対する期待」を持ちにくいのである。
5.頭の良さを重要視しすぎる
人には様々な強みがあるが、「頭の良い人」は、「頭の良さ」という尺度を過大評価する傾向にある。
なお、ピーター・ドラッカーは、「頭の良さは、成果の上限を規定するだけであり、成果を出す能力とは関係がない」と言っている。
漫画:眞蔵修平
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(2024/4/21更新)
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