こんにちは、しんざきです。
これを書いている今はゴールデンウィークの真っ最中なのですが、当然のようにステイホーム中でして、現状自宅がアナログゲーム天国になっています。
家族そろって色んなアナログゲームを遊んでおりまして、特に「コヨーテ」と「ピクテル」がめっちゃ楽しいし子どもも超喜ぶんで皆さんもやってみてください。
「言うことがころころ変わる上司」について書きます。
幾つかの職場で色んな立場を経験して分かったことなんですが、部下が上司に対して不信感を抱きやすい典型的なタイミング、というものが幾つかあります。
「上に対する態度と下に対する態度が全然違う」とか。
「他部署や客先に怒られた時に部下を矢面に立たせる」とか。
あるいは「どうでもいいダメ出しを執拗に行う」というあたりが代表例ですが、なかでもかなり強烈なサンプルとして
「この人、言ってることがころころと変わる」
と思われた時、というものがあります。
部下は、大体の場合、上司の言動における「前と言ってること違うやん」というものについて非常に敏感です。
指示出しやダメ出しと紐づいた場合、更にその傾向が際立ちます。
例えば、顧客層のデータ分析を命じられた時。
ついこの間は
「セグメントAとBを重視するから、そこの取引量についてクロス分析できるような資料作って」
と言われたのに、その翌日、苦労して作っていた資料にいきなり
「セグメントB要らない。セグメントCと入れ替えて」
とダメ出しされたら、「昨日と言ってること違うじゃねーか」と思いますよね?セグメントB重視するちゃうかったんかい、って普通の人なら思うでしょう。
あるいは、プレゼン資料についてレビューしてもらう時。
「このAっていう表現はBに直して」
と言われたとして、次に見てもらったタイミングで
「このBダメ。Cに直して」
とか言われたら、やっぱり「なんて理不尽なことを言ってるんだこいつ」って思いますよね?
こういうことを積み重ねて「言ってることがころころ変わる上司」って思われてしまうと、部下からの信頼を凄い勢いで毀損してしまうんですよ。
部下のモチベーションは下がるし成果物の品質も下がるし、いいことはなにもありません。
「この人考えなしにころころ違うこと言ってる」と思われるのは、ビジネスパーソンとして一つの致命傷でもあります。
ただ、この時一点重要なこととして
「その「言ってること違うやん」は本当に「考え無しの結果」なのか?」
ということを判断するのは案外難しい、という問題があります。
もちろん、世の中には「その場の思いつきで言うことが変わってしまう人」「なんとなく思いついたダメ出しを気軽に行ってしまう人」というのも実際にいて、そういう人が信頼を毀損させてしまうのは仕方ないことです。それは妥当な評価です。
ただ、当たり前ですが上司と部下に見えている景色はそれぞれ違うものでして、視点も異なれば持っている情報量にも差分があります。
ビジネスが展開するスピード感ってのも有能な人であれば有能な人である程的確につかんでいるものですから
「場面場面で考えや発言が変わること」
は、実際普通にあり得ることなんですよ。
例えばその上司は、競合他社からの何らかの情報を得て、セグメントBからセグメントCを重視する方針に切り替えたのかも知れません。
何かしらの炎上案件について察知して、「この表現はまずい、以降こういう表現にしないと」と思うに至ったのかも知れません。
そういう、「きちんとした理由に基づく思考の変化」ってもの自体は、決して悪いことじゃない筈なんですよね。
それは変化というより適応。
むしろ、いつまで経っても考え方や見方がアップデートされない人の方がやばい、という言い方も出来ます。
ところが、この「思考の変化」というものは、当然ながらちゃんと説明して可視化しないと他人には伝わらないものなので、プロセスを理解せずに結果だけ投げ渡されると
「この前言ったことと違うじゃねーか」
となってしまう。
結果、「ちゃんとした理由に基づいてスタンスを変えているのに、「言うことがころころ変わる人」と思われてしまうというケース、正直かなりあるような気がしているんですよ。
上司の思考の変化が、「指示出し」「ダメ出し」という形でしか出力されないと、部下はそれを「考え無しの思いつき」と受け取ってしまう。
非常に重要なポイントとして、「指示を変える時、ダメ出しをする時こそ、きちんとその判断に至った理由や前提を説明し、納得してもらわなくてはいけない」ということがあると思うんですよね。
相手に余計な手間をかけさせてるんだから、その手間をかけるに至った理由は誠心誠意ちゃんと説明しましょうよ、ということなんです。
これ、私は当たり前のことだと思っていたんですが、案外当たり前でもないみたいなんですよ。
むしろ、「ダメ出しや指示変更の際に言葉が足りない」って人、めっっっちゃ多い。
上司に対して色々言葉を尽くして説明している、その1/10でもいいから自分の部下にちゃんと説明しろよ、と何度思ったことか。
まさにそのタイミングで部下から信頼を失うんだよ、と何度感じたことか。
厄介なことに、上司も複数案件を同時に回していることが多いので、細かい指示については覚えていられない、という場合も実際あるんですよね。
自分でも以前出した指示について詳細を忘れてしまって、現在の前提でダメ出しをしたら、それが部下の中では「言ってること違うじゃねーか案件」になってしまうってケースもあるんです。
私自身は、「言ってること違うじゃねーか案件」を防ぐ為に、下記のようなことをやっています。
・自分の思考ログについてはなるべくおおっぴらにしておく
・機密でもない限りは手に入れた情報について可能な限り部下と共有して「前提が変わったよ」ということを明確にする
・「あ、これ、ちょっと考えを変えないとな」と感じた時は、それを「要注意案件」と位置付けて、部下に対する指示を変更しないといけないかどうか考える
・「前はこういう指示でしたけど」について絶対にごまかさない
・ダメ出しや指示変更の際は可能な限りきちんと前提となる理由を説明する
特に重要なのは後ろ二つでして、「これはちゃんと考えた結果の変化なんだよ」ということを納得してもらう為には、当たり前ですがプロセスを開示しなくちゃいけないんですよね。
間違っても「俺そんなこと言ってないよ」なんて誤魔化してはいけないし、プロセスについては明確に納得してもらわないといけない。
「こういう情報があった、こんな状況に変わった」ということはことあるごとに共有する、ということも非常に重要です。
最近はリモートワークでログが残るやり取りも普通になりましたのでやりやすくなりましたが、以前はMTG時にわざわざそれ用の時間をとったりしてました。
おかげでなのかどうか、今のところ、「言うことがころころ変わる人」とは思われていないような気がします。
「口数が多くて面倒な人」と思われている可能性は大いにありますけど、まあそっちの方がまだマシなので。
「ころころ変わってるわけじゃないんだよ」と納得してもらうのも重要だよなあ、という話でした。
今日書きたいことはそれくらいです。
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システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、 メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
日本発グローバルバイオ製薬企業にむけて、同社の成長基盤の構築に尽力している。
岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。
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(2026/01/19更新)
【著者プロフィール】
著者名:しんざき
SE、ケーナ奏者、キャベツ太郎ソムリエ。三児の父。
レトロゲームブログ「不倒城」を2004年に開設。以下、レトロゲーム、漫画、駄菓子、育児、ダライアス外伝などについて書き綴る日々を送る。好きな敵ボスはシャコ。
ブログ:不倒城
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