「オレは社員のことを第一に考えている」という経営者は少なくない。私はそのように言う経営者を何人も見てきた。
いや、経営者だけではない。役員や、管理職であってもそのように語る人はそれなりに多い。
本人がそう思っているならば、そういえば良い。誰も止めはしない。
しかし、上がそのように考えていても、得てして一般社員とは相当のギャップがある。もちろん例外もあるが、ストレートに言えば、多くの会社で
「どんなに上が社員のことを心配していても、社員は上のことを心配することはない。」
ということだ。
具体的に言おう。
社長は社員のことを心配し、きちんとスキルが身につくように精一杯良い仕事を与える。しかし、一般社員はそれに対して、「当然だ」と考えている。
部長は自分の時間を犠牲にして、社員が目標達成できるように貢献する。しかし、一般社員は「それが部長の仕事だ」と思っている。
そんな具合だ。
まだ人数も少ないスタートアップ企業では、お互いの信頼と尊敬、という理想の形が成り立っているかもしれない。
しかし、人数が増えるにつれ、そういった事は徐々に薄まり、純粋な思いや信頼は埋もれてしまう。それが、「会社が大きくなる」ということだ。
不幸なのは、これに耐えることが出来ない経営者や管理職がいることだ。
徐々に人が増えるにつれ
「オレがこんなに社員のことを考えているのに、なぜ社員は会社に尽くさないのか」
「なぜ私は部下のために尽くしているのに、尊敬されないのか」
という考えを持つようになる。
私個人として、人である以上は、上のようなことは自然な感情だろうと思う。
しかし、「企業」として健全に経営されるためには、そういった事を社員に期待することは間違っているばかりか、大きなデメリットがある。なぜならば、そういう会社においては、徐々に社長の周りにはYESマンがあつまり、お互いの関係の心地よさに酔うばかりとなるからだ。
「親の心、子知らず」という有名な諺がある。
立場を同じくして、初めてその人のことがわかる。経営者はこの言葉を噛み締めて、社員と接しなければならない。損な役回りなのだ。
(2026/10/26更新)
ご好評につき、AI検索対策ウェビナーを追加開催します。10月15日の開催回では、参加者アンケートで92%の方から「満足」「大変満足」とのご回答をいただきました(回答25名)。検索はされているのに、サイトに来ない——その原因である「AIの要約」への対策を、安達裕哉が60分で解説します。内容は10月15日開催回と同じです。

このウェビナーでわかること
・AI検索対策とSEOは別物——AIの引用元で検索上位10位に入るのは37.9%
・AIに引用されるページの作り方(記事・身元・評判・サイト構造の4つの施策)
・「AIに推されているか」を月次で測る手順
セミナー名:【AI検索対策セミナー】AIの「まとめ」に消されるのではなく、AIの「出典」になる ── AIに推される4つの施策
開催日時:2026年11月16日(月)13:30-14:30
配信形式:オンライン(視聴のみ・カメラ/マイク不要)
参加費:無料
登壇:安達裕哉(ティネクト株式会社 代表取締役)
お申込み・詳細
こちらのウェビナー詳細ページ
をご覧ください。














