Appleマニアだけど、ここ数年はワクワクする製品が全くないです。
よく考えたらアップルが好きなんじゃなくて、ジョブズが好きなんだと思った。アップルが好きだったのは、ジョブズが「オレこれどうしても欲しいかったから作ったよ」って製品が、なぜかいつも自分が欲しかった製品だったw(通称ジョブズマジック)
そんなワクワクする製品が好きなのであって、アップルが好きなわけじゃないと思いました。そろそろ魔法が解けたかも知れないです。
MacBookは今も好きだし、仕事でこれがないとアウトだし、Mac以外代替え品もない。iPhoneは便利いいけどさすがにいくら改良したって6回目の今回はさすがにワクワクはしないかな。アップルがなくなると困るってくらいの話か。かつてのWindowsのように。
だからと言って、今ワクワクしない製品がないかと言うとそんなことないです。
やっぱりアメリカって凄いと思う。次から次へとおもしろいことしてる人たちがでて来て、ワクワクする製品が出てくる。
自分が子供のころ、憧れのアメリカwって自動車産業が斜陽産業になっていってたけど、高校生くらいの時アメリカと言えばNBAだった。NBA=マイケルジョーダンだった。
あの頃はマイケルジョーダンを中心にプロスポーツ界が動いていたと言っても過言ではなかった思う。スポーツウェア(ナイキ)が世界的にcoolになったのはマイケルジョーダンからだし、現役スポーツ選手が年俸よりもスポンサー料の方がはるかに高くなったのはマイケルジョーダン以降だし、スキンヘッド(元々はハゲ隠し)がかっこよくなったのもマイケルジョーダン以降。
実は、あとでわかったことだけど、当時の敏腕コミッショナーデビッド・スターンがマイケルジョーダン人気にあやかってグローバル化を押し進めていたらしい。バルセロナオリンピックの初代ドリームチームはそういう背景もあって生まれたみたい。
NBAをきっかけにMLBも見るようになったし(野茂の電撃渡米の後はなおさら)、NFLもスーパーボウルくらいは見る(テクモスーパーボウルってファミコンゲーム好きだった)。
そしてなんと言っても一番影響うけたのはXgamesかなって思う。もともとスケボーでエアやトリックをしていた遊びを、そのままスポーツにして(勝ち負けつけて)イベント化(スポンサーつける)してた。毎年毎年NHKBSの番組と番組の隙間でやっているアレ。
今から20年くらい前はじめて見た時、自転車(BMX)でバックフリップしたり、スケボーで900決めたり、なんてアホなことに情熱傾ける人いるんだろって思ってたけど、今じゃモトクロスバイクでダブルフリップするし、ビッグエアはマジにビッグだし、もう20回目になってるし(現在夏のオリンピックだって30回しかやってないのに)、夏も冬もやってるし、競技の種類もめっちゃ増えている。(オレが熱をあげたインラインはなくなったが…)。
ちょっとしたアホなことが、様々な人がアホを積み重ね、20年前には想像すらできないほどの規模のスポーツになっていて、ここまで来るとアホすぎて超cool。(あ、日本のゲームやマンガもそういうのに近いかな。)
同じくらいの時期90年代後半くらいから、マイクロソフトはパソコンのことなど何も知らない人を騙すかのようにWndowsを買わせ、グーグルは検索させてる間にしれっと広告業でぼろ儲けしていて、アップルは奇跡の大復活をとげiPhoneによって世界一のブランドになり、アマゾンってたかがネット本屋だったのに、いつの間にかネットで何でも買えるようにしてくれて、今ではkindleFireって自前のネットショップ端末(つまり自前のレジ)を世界中にバラまいている。
気付いたらアメリカ主導の巨大なIT業界ができてた。最近では、フェイスブックが全世界の人をネット上で実名で登録するというとんでもないことしようとしてるし。
そんなアメリカは凄いと思う。アメリカって◯◯、日本って◯◯とか、◯◯という国は◯◯みたいな話は実は大嫌い(人間はみんな一緒だろって思いたいから)でも、振り返ってこの事実は凄い。
やっぱりアメリカ以外にできたとは思えない。いつかは誰かがやっていたとは思うけど、もっともっと時間がかかったと思うし、歴史上、やっぱり今のアメリカしかこんなこと(次から次へといろんな人材があらわれて、coolな業界ができていく)できないんじゃないかと思う。
話は長くなりましたが、そんなIT業界とXgame系のスポーツから生まれた新たな刺客GoProを買いました。
サーフィンやってる時、超カッケーはずなのにまともな映像とれねえな(やってる時に撮れないの当たり前だけど)、「だったらオレでつくろ」って思ってつくったのがこのカメラつくったきっかけらしいです。
創業10年と若く、最近アメリカで上場し元気の良い企業とされてます。
が、上場とかそんなことはどうでもいいことです。製品がcoolかどうかが重要で、自分が買いたいかどうかが重要で、会社の将来性がどうとか株価がどうとか、そんなことはどうでもいいです。自分にcoolな製品を残してくれたら潰れていい(本当にかっこよかったら潰れないと思うけど)。創業者が好きでやってて魂入ってる製品だったらそれで買いです。
今、自分がこの製品を使ってワクワクするかってことだけに興味があります。
そして興味がありました。ワクワクしました。前述のXgamesのスポンサーになってるし、レッドブルと組んでエクストリームな映像をいつも届けてくれるし。
で、それを自分でも撮れるんじゃないかって思わせてくれるし、ずっと前からこんなカメラ欲しかったって思わせてくれる(たぶん魔法かけられている)。
ぶっちゃけ撮れる撮れないは今はどうでもいいんです。撮れるって思わせてくれればいいんです。そして、そのような映像を撮るようにオレを努力するように仕向けてくれるところがいいんです。
今、オレは猛烈にモチベーション高いです。いい映像撮ろうと燃えています。この気持ちがどこから湧いてくるかわんないですけど、心の奥底の創作魂をくすぐり続けるのです。
今日は、皆既月食をタイムラプス(10/1秒 1080HD)で撮ってみました。とても綺麗な月夜だった。見てたよりずっと月が小さくなったけど。
今、アップルはこんな気持ちにさせくれますか?せいぜい行列並んで買いました程度の所有欲くらいじゃないですか?
(了)
ティネクト(Books&Apps運営会社)提供オンラインラジオ第6回目のお知らせ。

<本音オンラインラジオ MASSYS’S BAR>
第6回 地方創生×事業再生
再生現場のリアルから見えた、“経営企画”の本質とは【ご視聴方法】
ティネクト本音オンラインラジオ会員登録ページよりご登録ください。ご登録後に視聴リンクをお送りいたします。
当日はzoomによる動画視聴もしくは音声のみでも楽しめる内容となっております。
【今回のトーク概要】
- 0. オープニング(5分)
自己紹介とテーマ提示:「地方創生 × 事業再生」=「実行できる経営企画」 - 1. 事業再生の現場から(20分)
保育事業再生のリアル/行政交渉/人材難/資金繰り/制度整備の具体例 - 2. 地方創生と事業再生(10分)
再生支援は地方創生の基礎。経営の“仕組み”の欠如が疲弊を生む - 3. 一般論としての「経営企画」とは(5分)
経営戦略・KPI設計・IRなど中小企業とのギャップを解説 - 4. 中小企業における経営企画の翻訳(10分)
「当たり前を実行可能な形に翻訳する」方法論 - 5. 経営企画の三原則(5分)
数字を見える化/仕組みで回す/翻訳して実行する - 6. まとめ(5分)
経営企画は中小企業の“未来をつくる技術”
【ゲスト】
鍵政 達也(かぎまさ たつや)氏
ExePro Partner代表 経営コンサルタント
兵庫県神戸市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。3児の父。
高校三年生まで「理系」として過ごすも、自身の理系としての将来に魅力を感じなくなり、好きだった数学で受験が可能な経済学部に進学。大学生活では飲食業のアルバイトで「商売」の面白さに気付き調理師免許を取得するまでのめり込む。
卒業後、株式会社船井総合研究所にて中小企業の経営コンサルティング業務(メインクライアントは飲食業、保育サービス業など)に従事。日本全国への出張や上海子会社でのプロジェクトマネジメントなど1年で休みが数日という日々を過ごす。
株式会社日本総合研究所(三井住友FG)に転職し、スタートアップ支援、新規事業開発支援、業務改革支援、ビジネスデューデリジェンスなどの中堅~大企業向けコンサルティング業務に従事。
その後、事業承継・再生案件において保育所運営会社の代表取締役に就任し、事業再生を行う。賞与未払いの倒産寸前の状況から4年で売上2倍・黒字化を達成。
現在は、再建企業の取締役として経営企画業務を担当する傍ら、経営コンサルタント×経営者の経験を活かして、経営の「見える化」と「やるべきごとの言語化」と実行の伴走支援を行うコンサルタントとして活動している。
【パーソナリティ】
倉増 京平(くらまし きょうへい)
ティネクト株式会社 取締役 / 株式会社ライフ&ワーク 代表取締役 / 一般社団法人インディペンデント・プロデューサーズ・ギルド 代表理事
顧客企業のデジタル領域におけるマーケティングサポートを長く手掛ける。新たなビジネスモデルの創出と事業展開に注力し、コンテンツマーケティングの分野で深い知見と経験を積む。
コロナ以降、地方企業のマーケティング支援を数多く手掛け、デジタル・トランスフォーメーションを促進する役割を果たす。2023年以降、生成AIをマーケティングの現場で実践的に活用する機会を増やし、AIとマーケティングの融合による新たな価値創造に挑戦している。
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(2025/7/14更新)
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