Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つきKindleを手に入れてから2年半になる。

正直言うと、これほどまでに素晴らしいとは想像していなかった。Kindleは読書を変えた。iPodは音楽を何千曲と持ち歩けるようになったことで、音楽の楽しみ方を変えてしまったが、本を何十冊と持ち歩けることも同様だった。

具体的に読書の何が変わったか。まとめてみる。

 

1.読書に飽きなくなる。

読書していて、同じ本をずっと読んでいると突然飽きる時があるが、その飽きがなくなった。小説、ビジネス書、漫画などを横断して読めることは、予想していたよりもかなり大きなメリットだった。

 

2.関連図書を一緒に読めるので理解が深まる。

読みにくい本であっても、原典と解説書を同時に持ち運ぶことでかなり難易度を下げることができる。また、作者がどのような解釈を行っているかを確かめながら読むことができる。
例えば、ローマ人の物語と、ガリア戦記などを同時に読み進める、あるいは「論語」と、その解説書の「論語物語」を同時に読み進めるなどだ。

 

3.簡単に辞書が引けるので語彙が増える。

Kindleは、スクリーン上でわからない言葉を長押しすると辞書を勝手に引いてくれる。
沖積世、隔靴掻痒、韜晦、狷介、巫山戯るなど、知らない言葉、聞いたことはあるが意味をきちんと理解していない言葉が「単語帳」に記録されていく。これをあとから見るのが意外にも楽しい。

わからない言葉が連続するとうんざりしてくるが、紙の本ではいちいち辞書を引かなくてないけなかった。そのストレスが無くなったのは非常に大きなメリットだ。

 

4.すぐに原典をあたって調べ物ができる

ブログを書く人や読む人が他者の本を紹介していたり、引用をしていたり、参考図書を挙げていたりするとき、手元で買って原典を当たれる。
話の信憑性を担保するために出典を当たることは必ず必要であると考える人にとっては、かなりのメリットといえる。

 

5.積読していた本が、少なくなった。

人に言われてとりあえず買った本が、家に積み上がる「積読(つんどく)」の数がとても多かったが、Kindleでは、「積読」本がいつでも手元にあるので、なんの気なしに開いてみたらハマった、といったことが頻繁にある。

自分の本棚をまるごと持ち歩けるのは、素晴らしいことである。

 

6.ムダな読書が減る

電子書籍はいつでも再開できるし、手元にあるので思い出した時に読めばいい、と思うと、途中で読むのをやめることに躊躇しなくなり、ムダな読書がかなり減った。

 

7.省スペース

家に大量に積み上がっていた本が、相当整理できた。本は重たい上、どうしても場所をとるので、狭い家では本に生活スペースを奪われてしまう。ホコリもたまるので、掃除も大変である。

電子書籍はそういった悩みとは無縁だった。

 

8.気になった箇所をハイライトし、あとから簡単に「検索」できる。

Kindleには「ハイライト」という機能があり、本に蛍光ペンで線を引くように、電子書籍に線を引くことができる。紙の本より圧倒的に優れているのは、それが「検索可能」であるという点だ。

紙の本にはいくら線を引いても、付箋を貼っても、あとからどこに何が書いてあったかを探すのはかなり面倒である。Kindleであれば、検索をかけるだけで目的のフレーズや、気になったフレーズを探し出すことができる。

なお、「ポピュラー・ハイライト」といって、他の多くの人が線を引いた場所について、◯人がハイライト、という形で文章に自動的に線が引かれる機能があるが、これも素晴らしい。

 

 

とくにKindleは読書習慣を付けたい人にお勧めである。

ちなみにスマホのアプリでもKindleが出ており、無料で使うことができるが、下に挙げたペーパーホワイトは軽いし、大きさも手頃で電池をほとんど食わないのでスマホの電池節約にもなっておすすめだ。

 

 

 

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