凡人が何かを成し遂げるには、努力を継続することが最も重要だ。石の上にも三年、雨垂れ石を穿つ、成果は保証されてはいないが、努力無しには何事も成し得ないのは明白だ。

 

だから、私は、「1ヶ月で結果がでる」や「すぐに効果がわかる」といった売り文句は話半分で聞くようにしている。確かに同じようにやって結果を出す人もいるのだろうが、1ヶ月で成果が出るようなやり方は、他の人も1ヶ月でやることが出来るのだ。

そう言ったやり方によって生み出されたものは、卓越性とは無縁である。

しかし、「努力を継続する」ということは、誰にとっても難しい。「努力」は、その人の知恵と、体力、時間を全て要求するものだからだ。

その代償の大きさから、「努力などしたくない」という人もいよう。それはそれで構わない。努力をしなくても人生は楽しく過ごせる。しかし、「何かを成し遂げたい」と思った人は、人生の何処かの時点で、必ず努力をせざるを得ない。

 

では、どのように「努力を継続」すればよいのだろうか。「とにかく、辛くても耐えろ」という精神論が多く語られるが、実際には「努力を継続する」ためには、方法論が重要であると私は考える。

実際、世の中には、有能な指導者、教師たちがいる。彼らがなぜそのように呼ばれるかといえば、「努力は辛い」という常識を覆し、「努力のための方法」を教え子たちに伝授しているからだ。それは、何にも勝る人生の宝となろう。

 

幸いにして、私は学生時代、「努力の方法」を指導してくれる方に出会った。彼の教えてくれる方法論は非常に合理的であり、努力を継続するための、ひとつの完成形であると私は考えている。
以下に、その「続けるための方法」を記述する。

 

一、 目標は大きく持つな。小さく、細かく、近くに設定せよ

その方は、「目標は大きく持つな」と言った。常識的に言われることと逆だが、大きすぎる目標はやる気を削ぐ。私もそれに従い、ブログの開始時の目標は「月間1000PV」に置いていた。

大きな目標は、近くの目標の延長に存在する。近くの目標を達成してから、次の目標を設定すればいいのだ。

彼は言った。「続けてると、自然に次に何が重要かは見えてくる。」

 

 

二、あなたが努力できるものは限られている。努力する分野を見極めよ

その方は、「努力できるものは、得意で、好きなことだけだ」と言った。そしてもう一つ、「得意で好きかどうかは、始めてみないとわからない。」とも言った。続けられないのは、得意でもなく、好きでもなく、単に義務になっているからだ。

だが注意して欲しい。好きだからといって、得意とは限らない。かのアルバート・アインシュタインは「バイオリンがうまくひけるようになるなら、ノーベル賞と取り替えても良い」と言ったが、ついに彼はバイオリンでは何も成し遂げなかった。

 


三、人に見てもらえ

その方は、「努力の結果は、人に見てもらわなければいけない」と言った。大抵の人は、人に見られることでモチベーションを継続する。彼はまた、「とにかく、発表しないことには何も始まらない。発表していない、というのは、始めてすらいない」と語った。

「一緒にやる仲間をつくれ」という人もいるが、彼は懐疑的だった。「仲間に引きずられるからやめておけ。ただし、見てもらうことは絶対必要だ」

 


四、道具と、環境を整えよ

その方は、「道具を揃えろ」と言った。「道具を揃えることは、上達の近道。道具を揃えることは、モチベーションの源泉。」と言った。そしてまた「道具が揃ったら、環境を整えろ」とも言った。

「お気に入りの道具を使い、気分が乗る環境を早く見つけなさい。そこから生まれるやる気が、やる気全体の半分を占める。」と言うのは、彼の口癖だった。

靴やPC、鞄やヘッドホンなど、何でも良い。良い道具と、環境を揃えることは重要だ。

 


五、独自性を追求するな

「独自性を出すな」と彼は言った。私は不思議であった。それに対して彼は、「同じことを続けていると、「独自性を出さない」方が、むしろ難しくなってくるから、追求する必要は全くない」と言った。

最初は基本に忠実に、他の人と同じことをやっていても良い。「守破離」という言葉があるが、最初は「守」として、モノマネをし、型を覚え、次に「型を破って」応用し、努力を継続した果てに、「離」という自分独自の世界が広がるのだ。

 


六、人に教えよ

「自分のために、人に教えよ。ノウハウを出し惜しみするな」と、彼は言った。彼はこう続けた。「人に教えることによるメリットは大きい。一つは自分の中で体系が作れること。知識を体系化することは強力だ。もう一つは、人に教えることで新しいフィードバックが手に入ること。教えた人物から学ぶことは大きい。」

それは私も同感で、このブログは様々な場所で学んだことを集約し、公開している。これにより私の中でも整理できるし、読者諸兄からいただく貴重なフィードバックはノウハウの蓄積を加速する。

 

 

以上である。何かを始めよう、と思っている方にお役に立てば幸いである。

 

 

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システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、 メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
日本発グローバルバイオ製薬企業にむけて、同社の成長基盤の構築に尽力している。

岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。


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(2026/01/19更新)

 

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