ある方の紹介で、Bluetoothの業界団体であるBluetooth SIG(Special Interest Group)の記者発表会に参加してきました。Bluetoothは昨年12月、Bluetooth4.2という新規格がリリースされ、われわれの生活の隅々まで入り込む準備ができつつあるようです。
さて、最近耳にすることが多くなった「モノのインターネット」(IoT Internet of Things)という言葉、一体何なのでしょうか。私も参加前は「サッパリ」だったのですが、発表会の話を聞きかじった限りでわかったことを書こうと思います。
結論から言えば、BluetoothSIGの主張する「モノのインターネット」とは、以下の図が示すように、身の回りにある製品が、独立してネットワークに繋がり、通信を行い。制御される状態のことを指すようです。
例えば、手につけたゴムバンドで心拍数を計測し、その統計をとる。ビーコンを使い、顧客がどの程度お店に出入りしているかのデータをとる、などです。
なかでも、「スマートホーム」と言われる分野の成長は著しく、家の鍵がスマートフォンで制御できたり、歯ブラシに仕込んだ無線機器が歯の磨き残しのデータをとったり、おしゃぶりの中に仕込んだ体温計が自動的にスマートフォンに赤ん坊の体温のログを残したり、といった様々な応用が考えられているそうです。
ちなみに、Bluetoothが大きく取り上げられる理由として、他の無線規格、たとえばWifiや、Zigbeeなどと比べて省電力、シェアなどで圧倒的優位であることが挙げられます。また、セキュリティ面での安全性も記者発表会でアピールされていました。
現地で実物を見て特にかっこよかったのは、スノーボードに仕込んだ機器で、滑りを可視化できる機器、SNOW-1です。
足にどのような荷重がかかっていたか、滑っている動画を見ながら確認できるそうです。なかなかすごい。
(以下は利用している動画)
こういうものが少しずつ、生活を変えていくのだな、という実感が出たので、とてもよい体験でした。
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