つい最近、夏休みに友人同士で集まったとき、面白いやりとりがあった。
一人は某有名企業でバリバリ働いている。長時間労働も苦にならない、という人物。彼をAとしよう。もう一人は「働くよりも、遊びたい」という残業を絶対にしない人物。彼をBとする。
本人たちのプライバシーのため多少脚色しているが、趣旨は概ね以下のようなものであった。
A:とにかく今は稼ぎたいんだ。
B:へえ、お金持ちになって、それからどうするの?
A:好きなことする。
B:仕事じゃなくて好きなことって何?
A:旅行したり、本を読んだり、ゲームしたり。行きたかったお店がたくさんあるから、そういうのも回りたい。
B:ふーん、それがしたいの?ずっと?
A:…ずっとじゃないけど…
B:じゃ、そういうのが飽きたら何するの?
A:投資とか…
B:何のために?
A:うーん、財産をつくるためかな。
B:ふーん。十分お金持ちなのに?
A:いいじゃないか別に。
B:仕事はしないの?
A:今みたいな仕事じゃない、もっと世の中のためになって、大きいことをするんだ
B:やっぱり仕事するのね?なぜ今からそれをしないの?
A:今は…お金がないから…
B:お金関係なくない?
A:関係あるでしょ。
B:いますぐ、好きな仕事すればいいのに
A:好きなことじゃ稼げないからじゃないか!
B:ふーん、やりたいことは、稼げないんだ。
A:そういう訳じゃないけど…準備とか、スキルつけたりとかしなきゃいけないし…。
B:まあ、頑張ってよ。
A:そういうお前は何したいんだよ。
B:俺?オレはキャンプと草野球。
A:仕事は?
B:仕事はまあ、生活できればいいよ。今年の夏休みも有給つなげて12日間取った。
A:出世しようとかないの?老後は不安じゃないのか?
B:何のために?オレ、もう今はお金いらないし。もう少しお金がほしい時は、副業するよ。会社の出世は仕事したい奴に任せておけばいいんじゃないかな。それはそうと…お前なんか老後のために生きているみたいだな。
A:…。余計なお世話だよ。まわりの同僚はなんて言ってる?
B;特に何にも。
私は友人同士のやりとりを見て、豊かさとは何か、ということを再度考えさせられた。
Bに聞くと、「好きに生きることができること」という平凡な答えが返ってきた。
(2025/5/8更新)
人手不足 × 業務の属人化 × 非効率──生成AIとDXでどう解決する?
今回は、バックオフィスDXのプロ「TOKIUM」と、生成AIの実務活用支援に特化した「ワークワンダース」が共催。
“現場で本当に使える”AI活用と業務改革の要点を、実例ベースで徹底解説します。
営業・マーケ・経理まで、幅広い領域に役立つ60分。ぜひご参加ください!
こんな方におすすめ
・人材不足や業務効率に悩んでいる経営層・事業責任者
・生成AIやDXに関心はあるが、導入の進め方が分からない方
・属人化から脱却し、再現性のある業務構造を作りたい方
<2025年5月16日実施予定>
人手不足は怖くない。AIもDXも、生産性向上のカギは「ワークフローの整理」にあり
現場のAI・DX導入がうまくいかないのは、ワークフローの“ほつれ”が原因かもしれません。成功のカギを事例とともに解説します。
【内容】
◯ 株式会社TOKIUMより(登壇者:取締役 松原亮 氏)
・AI活用が進まないバックオフィスの実態
・AIだけでは解決できない業務とは?
・AI活用の成否を分ける業務構造の見直し
・“人に任せる”から“AI×エージェントに任せる”時代へ
・生産性向上を実現した事例紹介
◯ ワークワンダース株式会社より(登壇者:代表取締役CEO 安達裕哉 氏)
・生成AI活用の実態
・「いま」AIの利用に対してどう向き合うか
・生成AIに可能な業務の種類と自動化の可能性
・導入における選択肢と、導入後のワークフロー像
登壇者紹介:
松原 亮 氏(株式会社TOKIUM 取締役)
東京大学経済学部卒業後、ドイツ証券に入社し投資銀行業務に従事。
2020年に株式会社TOKIUMに参画し、当時新規事業だった請求書受領クラウド「TOKIUMインボイス」の立ち上げを担当。
2021年にはビジネス本部長、2022年より取締役に就任し、経費精算・請求書処理といったバックオフィスDX領域を牽引。
業務効率化・ペーパーレス化の分野で多くの企業の課題解決に携わってきた実績を持つ。
安達 裕哉 氏(ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO)
Deloitteで大手企業向けの業務改善コンサルティングに従事した後、監査法人トーマツにて中小企業向け支援部門を立ち上げ、
大阪・東京両支社で支社長を歴任。2013年にティネクト株式会社を設立し、ビジネスメディア「Books&Apps」を運営。
2023年には生成AIに特化した新会社「ワークワンダース株式会社」を設立。生成AI導入支援・生成AI活用研修・AIメディア制作などを展開。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計71万部を突破し、2023年・2024年と2年連続でビジネス書年間1位(トーハン/日販調べ)を記録。
日時:
2025/5/16(金) 15:00-16:00
参加費:無料 定員:50名
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。
お申込み・詳細
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