
プレゼンテーションの資料や、提案書などを作成する時、信頼出来るデータがほしい、という時がないだろうか?ビジネス書や、webサイトの情報は今ひとつ信頼性が低い場合が多いし、何よりもビジネス書などでひどいのは、データの出典が書いていないものが多いことだ。
例えば、ビジネス書などでよく紹介されている、「メラビアンの法則」というものがある。
これは、話し方に関する本などでよく『話の内容よりも喋り方のテクニックが重要』などと紹介されているが、実は元の論文にはそんなことは書かれていない。そういうことを立証した実験でもない。拡大解釈されているのだ。
さらに、モチベーションに関する有名な研究である、「マズローの欲求5段階説」であるが、内容は「人間の欲求には5段階ある」という仮説を述べたものである。
こちらもよく自己啓発系のセミナー等で引用されているが、そこで述べられることとして、『人間は自己実現をしたいと願う生き物である』などと紹介される。だが、実証実験には相当の批判も有り、信頼出来るかどうかは疑わしい。実際は「自己実現したい人もいる」位にとどめておいたほうがいいだろう。
従って、ウェブサイトやビジネス書などで示されるデータの出典がきちんと書かれていない場合、(この本からの引用です、位でもいい)それは、基本的に信用出来ないデータだと思ったほうが良い、ということである。
では、出典をどのように探せばよいか?あるいは信頼出来るデータはどのように手に入れたらよいか?
おすすめは、公開された統計情報を使う、もしくは、論文をGoogle scholarなどを使って引っ張ってくることである。統計の話は後日にまわすとして、Google scholarは大変優れた論文の検索エンジンであって、是非使ってみて欲しい。
世界各国の最先端の研究が英語、日本語の両方で検索できる上に、引用された回数なども表示され、どの程度有用な研究だったか、あるいは信頼に足るものなのかどうかがわかる。
自分に都合の良い情報だけを取り上げずに、元ネタをきちんと調べて、読み込む癖をつけることは結構大事なことではないだろうか。
(2026/6/26更新)
Google検索にAI Overviewが表示され、ChatGPTやPerplexityで情報収集するユーザーも増えています。検索順位を上げるだけでは、企業の情報が見つけられなくなる時代に、何をすべきか——。Books&Appsの弊社ティネクト代表安達裕哉が「経営oneplusサミット2026 Summer」に登壇します。

<2026年7月30日 開催予定>
AI検索対策最前線:手法から効果測定まで
安達裕哉 登壇|経営oneplusサミット2026 Summer 内セミナー
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これから重要になるのは、AIに正しく理解され、引用され、推奨されるための情報発信です。SEOからAIOへと変わりつつある考え方から、具体的な対策手法、効果測定の考え方までをコンパクトに解説します。
登壇者
安達裕哉(ティネクト株式会社 代表取締役社長)
Deloitteで12年以上にわたり大企業から中小企業まで業務プロセス改善コンサルティングに従事。近年はAIによるコンテンツ作成を専門とする。著書に『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』『頭のいい人が話す前に考えていること』など。
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配信形式:オンライン(経営oneplusサミット2026 Summer 内)
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