MacBook AirでもMacBook Proでもなく、MacBookが唐突にアップデートしました。
発売されてまだ1年経っておらず、多くの人は毎年6月のアップル開発者会議「WWDC 2016」辺りに、アップデートもしくは新製品がでるだろうと思っていたのではないでしょうか。これは予想外でした。
主な変更点
CPU Broadwell世代 → Skylake世代(グラフィック性能が約40%アップ)
メモリ 8GB 1,600MHz → 8GB 1,866MHz
グラフィックス Intel HD Graphics 5300 → Intel HD Graphics 515
バッテリ駆動時間 最大9時間 → 最大10時間(バッテリ容量39.7Whから41.4Whへ増加)
価格 据え置き(下位モデル:税別148,800円/上位モデル:税別184,800円)
カラー シルバー・ゴールド・スペースグレーにローズゴールドが追加
中身が地味にアップデートしているだけなのですが、発売されたばかりの時はスペックを気にして購入を躊躇していた人もけっこういたと思うので、今回はまさに買い時じゃないでしょうか。
え、それでもまだ迷う?
ならばオレのスティーブ(←私の脳内に生きている架空のスティーブジョブズのことです)のプレゼン再掲しときますので、ご参考に。
今はスタバみたいなカフェ行くと、多くの人がMacBook開いて、仕事をしたりネットサーフィンなのかな?何かそれらしくやってるね。すごいうれしい。
そこで座ってずっと観察していたんだけど、みなほとんどの人がiPhoneも同時に使ってるんだ。それもすごいうれしい。まるでここはApple Storeかって思っちゃうよ。
それで、もちろん長時間いる人もいて。そうすると、やっぱり電源が欲しくなる。それで皆どうするかって言うと、バッグの中からMacBookの電源アダプター取り出して、スタバの数少ないんだけど、コンセントに挿すよね。
その時思ったんだ。え、なんでMacBookだけは電源アダプターなんだろ?今じゃiPhoneだってiPadだって、それこそiOSをパクりやがったAndroidデバイスすらUSBで充電できるのに。
それで思ったんだ。MacBookだってiPhoneやiPadのようにUSBで充電できるってね。
そう、それが今回新たにゼロから設計し直した新MacBookなんだ。今までよりさらに薄くなったし、もちろんRetinaディスプレイ。
サイズは12インチ。でもほらみて、MacBook Air11インチより小さい。ディスプレイの枠を極限までなくして、キーボードのサイズも見直したんだ。それができた理由は、電源ポートやSDカードスロットをなくしてUSB-Cに統一したからだよ。
USB-C規格は、はじめての採用だけどこれからはこれが標準になるよ。だってこんな小さくてパワフルなんだから。充電もUSBポートもSDカードだってすべてこれでできる。つまり専用の電源アダプターはいらなくなったんだ。iPhoneやiPadと同じようにUSBで充電できるよ。これを採用しない手はないよね。
さらに、もう一つ。とっておきのお知らせ。ずっと前から大嫌いだったんだけど右クリックってやつをなくしたよ。
これ本当に嫌いだったんだ。オレたちが最初につくったマックにはそんなものはなかった。ある時からどうしても必要になったからその機能を持たせてたんだけど。
ビル(ゲイツ)みたいにめちゃくちゃ頭いいと、機能をたくさんつけちゃうんだ。で、センスないから、ボタンも一緒にたくさんつけちゃうんだ、あれはほんとウンザリだ。
俺たちが考えた方法は、もちろんボタンを増やすことではない。いかにボタン1つで多くの機能を持たせるかだ。
今までクリックとは2種類だった。押すか押さないか。当然だね。そして、気がついた。押す押さないともうひとつある。それは「強く押す」だ。
押すという行為に奥行きを出すことで、1ボタンで様々なことができるようになった。これで右クリックは再びなくなった。新しい感圧トラックパッドを開発したんだ。でも見た目は今まで通りだ。
ついにここまで来た。洗練を突きつけるとシンプルになる。すごいね。
このMacBookは今後5年先をみすえたノートブックだ。はじめてノートブックを買う人にとって、はじめてにして史上最高なノートブック。
色は従来のシルバーに、ゴールドとスペースグレイも加わった(※今回のアップデートでローズゴールドがさらに追加)。
スターバックスをはじめカフェや大学のキャンパス、そしてオフィスですでにMacBookを使ってくれている多くの人にとっても、今まで以上に使いやすく魅力的ものになったと思うよ。」
最後に、昨年8月にこのMacBookを購入し約半年間使っているカリブロアダチの感想を追記しときます。
「とにかくカフェで電源を探すことがなくなったよ。どのみちバッテリーがなくなりかけても、USBで充電できるんで、Ankerのようなモバイルバッテリー1個持ってれば全然大丈夫。それだけで買う価値あったかな」。
とのことです。
カフェに入る前から「電源あるかな?」とそわそわしてる自分(MacBook Air)が虚しいです。
以上
(文責-ティネクト株式会社 取締役 倉増京平)
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