ここ5,6年で急速に浸透した言葉に「バズ(Buzz)る」という言葉があります。

 

私がはじめて「Buzz」という言葉を聞いたのは、今から20年以上前のMTV(アメリカのミュージック専門チャンネル)でした。

流行っているミュージックビデオが「Buzz Clip」と紹介されていて(今でも使われている)、そんな英語があるんだと妙に関心したことを覚えています。

Buzzの本来の意味は「ガヤガヤ騒がしい」という意味があるそうなのですが、とてもおもしろい言葉の使い方だなあと思ったのでした。

 

今から10年ほど前にFacebookやTwitterなどSNSが誕生し、「いいね」や「リツイート」によってネット上の情報の等比級数的「拡散」を可能にしました。

それらSNSによってネット上のクチコミが一斉に広がる様をいつしか「Buzz」と表現するようになっていたのでした。

やがて「バズ」は日本語としても見かけるようになり、今ではネット上で多くの人が話題にしていることを指す言葉として(少なともIT業界では)定着しています。

 

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Books&Appsが初めて「バズ」を経験したのは、

「LINE」による文字の再発明

という、ブログを開設して間もない2013年4月に公開した記事でした。

 

次に大きくバズった記事はそれから半年後の2014年1月に配信された

採用面接で聞かれた質問が秀逸だった

です。今でも読まれ続けています。50万PVを超える人気記事です。

 

その次にバズった記事は、さらにその半年後の

「仕事ができるやつ」への最短の道

です。この記事がきっかけで執筆した安達は本を出版することになりました。

 

これらの記事には、全て共通点があります。

全てハフィントンポストと言うwebメディアに、すでにBooks&Appsに掲載していた記事を「転載」と言う形で安達が寄稿していた記事なのです。

ハフィントンポスト転載記事一覧

 

実は、Books&Appsをはじめて1年半ほどは単独でバズったことは一度もありません。

 

Books&Appsとハフィントンポストの両方に全く同じ記事を掲載する機会に恵まれ(もちろん許可を得てです)、見事にハフィントンポストの方だけでバズると言うことを経験したのです。

当たり前の話ですが、ビュー数の少ないメディアに、いくら面白い記事を掲載してもバズることほぼあり得ません。それを経験的に知ったのでした。

 

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はじめてBooks&Apps単独でバズった記事はこの記事です。

知らないうちに、「ジャパネットたかた」がマズイことになっていた

2013年11月にBooks&Appsに掲載した記事ですが、半年後の2014年の5月に唐突にバズりました。

 

正直、原因はよくわかっていません。

記事タイトル「マズイことになっていた」とありますが、バズった時はジャパネットたかたの業績はすでに回復し過去最高益と発表されていました。その際に何らかの形で検索、発見されバズったのかも知れません。

 

ともかく、この記事がBooks&Apps単体ではじめてバズった記事となりました。

通常の30倍以上約10,000PV/日以上のアクセスが数日続きました。

 

でも、そのバズの波はすぐに去って行きました。たった1記事のバズなんてそんなものです。

しかし、1つだけ大きな変化がありました。

 

それ以降の1日のセッション数が従来の10倍になっていたのです。開設1年半を経て月間約1万PV程度だったブログが、この記事がきっかけで月間10万PVのブログになったのでした。

 

さらにそれから半年後、ハフィントンポストに転載しなくても、Books&Appsに掲載するだけでバズる記事が頻繁に出てくるようになりました。

尊敬する上司に教えてもらった、「仕事を任されたら何をすべきか」8箇条(2014/11/6)

中途採用面接の志望動機が「給料アップ」でも採用された人の話(2014/11/18)

「なんで働かないといけないんですか?」と聞いた学生への、とある経営者の回答。(2014/12/25)

50歳以上しか採用しない会社の社長が言った、「人生の変え方」(2015/1/16)

 

2014年末ごろには、サイト内に約500ほどの記事がストックされていたことで、Books&Appsに訪れた人の回遊率(他のページも閲覧すること)も高まり、2015年1月には月間220万PVを超えました。

 

以後、Books&Appsは月間100万PVを維持するブログとなりました。

その約1年後の2016年1月、我々は「事業」としてメディアを運営することを決めたのです。

 

記事の量産化に走ることなく、毎日1日1〜2記事を大切に配信し、今まで合計2000以上の記事を掲載してきましたが、その中でもバズる記事なぜバズったのか?はなんとなくわかって来ます。

でも、間違えないで欲しいのはバズる記事が先にわかると言うことではありません。

あくまでも、バズった後になぜその記事がバズったかということがわかるようになったということです。

 

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バズる記事は、ほぼ必ず2つの条件を満たしています。

「メディア力」と「記事力」です。拡散する力を持っているだけでもダメですし、記事の面白さだけに頼ってもダメってことです。バズる記事は、両方満たすことでバズるのです。

 

1.メディア力

Books&Appsが最初の1年間で決してバズらなかったように、そのメディアがそもそも多くの人に見られてなければ、どんなに面白くて質の高い記事を書いても、そのメディア単独でバズることはほとんどありません。

絶対的なベースとなる母数が必要です。

「インフルエンサー」が重用されるのはそのためです。初めから、一定数のフォロワーを持っているため、その人の力を借りて拡散を手伝ってもらうことができます。我々が、当初ハフィントンポストに寄稿するということで、外部の力を借りたのと同じです。

 

2.記事力

とは言っても、当然ながら記事そのものが面白くなければバズることはありません。

バズる記事の条件は以下3つあると考えています。

(1)みんなが興味のある話題である

多くの人がスマホから情報を得る時代、あの小さな画面に1秒も満たない時間しか現れていない「タイトル」を見て、クリックしてもらわなければいけません。

一瞬で「あ、これは私の知りたかったことが書いてある」と思ってもらうことが重要です。少なくとも、多くの人が興味を持ちそうな話題について、書いていなければ、多くの人にクリックしてもらえません。

 

(2)意外性がある

簡単に言うと、常識を覆す主張がある内容です。

普段、自分自身が考えていないことや反対の主張だからこそ、人は読みたくなります。

 

炎上をさせると言う意味ではありません。

その主張には、その根拠となるデータ、エビデンスを提示し、ロジックを構築する必要があります。

そうすれば、その記事は信頼性を獲得し、多くの人に読まれる記事となります。

 

(3)賛否両論ある

筆者の「主観」を述べる記事は、インターネット上、特にSNSではよく読まれます。

なぜならば、その人にしか書けない主張こそ、皆がわざわざ時間を割いて読みたいと思っているからです。

 

ただし、主観的に述べることはその正しいかどうかの判断を読み手自身に委ねることにもなり、それは賛否両論を呼びことにもなります。

でも、だからこそ賛同する者、反対意見を持つ者双方を巻き込み、多くの人に読まれることになります。

 

 

 

以上、私たちBooks&Appsで毎日記事を配信し続けていて、発見したバズる記事の必要条件です。

皆様のお役に立てれば幸いです。

 

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(Books&Apps編集部 楢原一雅)