先日、ゲストを私の自宅へ案内してくれた方がいたのですが、その時に

「最近この界隈に外国人がうろついていて、周辺の人が不安がってるよ。」と言われたのでした。-詳しくは前回のこちら

 

「外国人だからなんなんだよ。日本人だったらいいのかよ?」

というのは、もちろん暴論です。

人間としてまず優先されるべきは、半径5m以内の平和であり、それはいかに個人が日々の生活を気持ちよく生きていけるか?ではないでしょうか。

それには法律もへったくれもない。せいぜい憲法が保障してるとでも言っておけばいいのでしょうか。

 

「不安」。大雑把に言えばそれは気持ちの問題なのですが、それがダメなのです。だって人間だもの…

 

私がAirbnbホストをはじめた2年前とはAirbnbを取り巻く状況も大きく変わりました。以前は、いくら外国人を頻繁に自宅に招こうとも「友人です」と言えば、ちょっと変わった人かな程度で済みました(つまり自分が変な目でみられてることに耐えればいいだけ)。相手がそれ以上のことを想像することはなかったです。

はじめて会った外国人を簡単に自宅に泊めてしまう日本人が目の前にいるなんて想像できますか?

それ一般的にはアホじゃないですか。よく言って性善説を信じる楽観的な博愛主義者。(もちろん自分はそんな人格ではないですし、簡単にできてしまう理由はこちら→「How Airbnb designs for trust(Airbnbはどのように『信頼』をデザインしたか?)」TEDより

 

しかし最近では、東京でも地方でも外国人が目に見えて増えていて、日本に多くの外国人が来ていることを実感せざるを得ません。

そして、なんと言っても「民泊」という言葉を頻繁に聞くようになりました。それが、どのようなものかであるかはここでは議論しませんが、誰もが「民泊」というものがあることを知っているという事実は、2年前とは全く変わりました。

 

とにかく、ゲストを私の自宅へ案内してくれた方の言葉は私の心にグサリとささりました。

「いくらゲストがいい人であろうと、トラブルを絶対に起こさない人であろうとも、知らない外国人がいるということだけで迷惑かけていたのだな」と。

そしてその時、瞬時に悟りました「もう近隣に黙ってAirbnbをやっていくことはできないんだな」。

「黙って」というのは、それを言うことで必要のない不安を与えるほどならば、それを言わないで必要のない不安を与えない方がよいと考えていたからです。

でも、もうすでに「民泊」および「Airbnb」というものは世間に知られているのです。それらは「得体のしれないもの」という印象を持たれ、多くの人へ「不安」を与えていることは間違いないのです。

 

だからと言って、Airbnbやめますか?

 

いいえ、私はやめません。

自分がAirbnbを通して外国人を自宅に招くことを良いことだと本当に思っているのであれば、それを近隣の人に伝えて、正々堂々とやることができるように努力することが先決なのではないでしょうか。

まずは近隣の人が、無駄に不安に思わなくなるように努力しましょう。法律改正?ロビー活動?それはめっちゃ大事なことですよ。でも、

 

Airbnbホストならば、やるべきことがあるでしょう。

 

今、Airbnbホストは自分の半径5m以内の平和を求めるだけでなく、近隣の住人の半径5mの平和を保障する義務が生じているのです。それができなければ、今後法律が改正されようと、世界中でAirbnbがどんなに流行ろうと、私たち日本のAirbnbホストの未来はないです。

 

というわけで、まずは自分ができることとして「自分がAirbnbホストをやっているということを知ってもらうため」の近隣への挨拶まわりをすることを決意したのです。

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そこで3点セットをつくりました。

1.私の会社の名刺 ← 自分が何者であるかをはっきりさせる

2.Airbnbサイトに掲載している自分のプロフィールと自宅の場所 ← Airbnbでどのように掲載しているかを知ってもらうこと、何かあった場合の連絡先

3.簡単な手土産 ← 常識ある日本人として

ここで大事なことは近隣の方の「不安」を取り除くということです。

近隣への挨拶というのは「トラブルは起こしません」ということや「ゴミ出しをしっかりやります」というようなことを言うのではないのです。

そのようなことは当たり前のことでです。今、多くの方が心配している理由は、多くの場合「何か起こった場合にどうするのか?誰が責任をとるのか?」ということがはっきりしてないからです。

 

ですので、このようなものをつくりました。まずは私に「最近この界隈に外国人がうろついていて、周辺の人が不安がってるよ」と言ってくれた方の自宅へ直接挨拶にいきました。

そうすると、その方は近隣の方を次々に紹介してくれて、なんとすぐ近くに住んでいた港区議会議員の方を紹介してくれたり、今度はその方の紹介で、その地域のリーダー的存在の方を次々と紹介してくださったのでした。またAirbnbホストをはじめたいと相談してきた方まで出てきたのです(社交辞令ではなくガチです)。

ある方が私におっしゃったことは忘れません。

「民泊のことは知ってる。きみは許可もらってやってるみたいだけど、どちらにしろ法律の問題がいろいろあるのも知ってるよ。でもそんなことよりもさあ、このコミュニティにきみの活動を理解してもらうことの方がはるかに大事なんだよ。当たり前だけどさ。個人的には民泊はおもしろいことだと思ってるよ。まあがんばりなよ」。

 

 

私たちAirbnbホストの多くは人脈や資金など政治力のまるでない、一個人の一般市民でしかないわけです。そんな一般市民として、できることからやっていきましょう。先行してAirbnbホストをはじめた自分たちができることをやっていきましょう。やれる人からやっていきましょう。

そして今の状況を少しづつ変えていきましょう。

私は多くの人にAirbnbの楽しさやその経済合理性(ようするにそれなりの収入になるということ)を知ってほしいと思います。そして、できれば多くの人に自宅でホスティングをやってほしいと思っています。

いいホストが日本に増えたら外国人が旅行しやすくなる?いやいや、それよりも自分の旅行がもっと楽しくなるでしょう。

 

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無邪気なオーストラリア人たち。楽しそう。これでいいんです。私たちホストがどんなにシリアスな問題に直面したとしても、彼らには関係ないのです。何かあれば、それは私たちホストの責任です。現在、これは個人的な活動に過ぎないのです。それはすべては自己責任ということでもあります。その責任を持てる人のみAirbnbホストになることができます。

 

“Airbnbやめますか?いいえ、あなたが本当によいものだと思っているのならば、やるべきことがある。” おわり(Vol.188へつづく)過去のAirbnb日記一覧

 

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