久しぶりにアップルから新デザインの全く新しいノートブック、新MacBookが発売されました。
新MacBook。シビれました。
この2つの記事見たら大体わかる。
こういうことですよ。
え、意味ワカんね。
な方のために、ご説明します。
今回アップルウォッチ(私はもちろん予約した。無条件。 理由:アホだから)の陰に隠れて、一般ピーポー(iPhone持ってるけどアップルに興味ない人とiPhone持ってない普通の人)には、今はたぶん視界に入ってない。
どうやらMacBook Airよりスペックが劣ってるようだし(iPadより優れている程度w)、USBポートなくなっちゃったし(USBメモリw挿せねえよハゲ)、右クリック廃止(なんでそんなことするのか?)などなど。
これ買うなら既存のMacBook AirもしくはMacBook Proで良いだろ、同じスペックだったら他メーカーのヤツでいいだろ(値段は半分以下、Surface3とか)、詐欺?見た目カッケー製品出せばOKとか思ってんじゃねえのアイブさん?アップル調子ぶっこいている!
要するに今回の新MacBookは、既存のMacユーザーにとって買うべき理由(特に嫁さんいる人の場合)が見つからない稀有な製品なのです。
でも、そういう時こそ、アップルの本領が発揮される時。アップルってお高くとまってるだけじゃないの?
そう、お高くとまってるよ。それが本当のアップルです。何か?
ここで、アップルのアホCoolな製品を自分の知ってる範囲で古い順に紹介します。
Apple Ⅰ(1976年)
天才ウォズが趣味でつくった自作のコンピューター基盤(いわゆるマイクロコンピューター)を「これは売れる」とジョブズが勝手に思い込み、資金かき集めてマニアに売った。
→マニアに大ヒット。この時代(コンピューターと言えば大企業や大学に置いてあるでっかいマシンの時代)に個人にコンピューターを売って大金稼ごうなんて人はほとんどいなかった。ただのアホ。(ジョブズは生きるのに必死だったんだと思う)
AppleⅡ(1977年)
AppleⅠを売ってできた資金をもとに天才ウォズがAppleⅡを完成。
→大大大ヒット(約600万台売れた!)。20歳そこらのヒッピー(汚い若者)2名(もう1人いるがその人はどうでもいい)が起こした会社が5年で株式公開し、億万長者になる。すでに伝説。(でもここで終わらないところが、ジョブズがジョブズである所以。天才ウォズの役目は実質的にここで終了)
Macintosh(1984年)
AppleⅡ後、いくつかの失敗作(AppleⅢとかLisaとか)もありつつ、ジョブズがわがままこいて、めっちゃ無理して、時には他社からアイデアをパクったりして、どうしてもこれ作りたい!ってできたのがMacintosh。(大体名前だって…)
→そこそこ売れた(そこそこです!)。マウスとかGUI(とは、画面上のアイコンで操作をすること。それまでは、真っ黒の画面に呪文みたいなコマンドライン入力をするのが一般的だった。昔オレのオヤジが持ってたPC8801だってそうだった)とか今のパソコンの流れを決定づけた重要な機能(それらはLisaではじめて採用)が採用されている。ジョブズに頭下げるしかないよ、特にパソコンがデスクトップアイコンで成り立ってると思っている人たちは(15年前のオレ)。
そして、伝説へ(自分の会社をクビw)1985年
NeXTSTEP(1989年)
ジョブズがアップルをクビになった後、やっぱりオレはコンピューターが大好きだ!と起こしたNeXTという会社でつくっていた OS。(写真はそれを搭載したワークステーションNeXTcube )
→全く売れてない(大赤字)が、これがのちのOSXになる。アップルは未だにOSXを採用。Xの中でバージョン10超えてる(現在10.10.3 2015年4月16日現在)十進法すら無視wするほどの大ロングセラーシリーズ。
iMac(1998年)
ジョブズがアップル復帰後の最初の新製品。見た目可愛いかったけど、中身は前衛的だった。フロッピーディスク(ドクター中松が発明と自称)なくしてCD-ROM、ADB(アップル独自規格)やシリアルポートなくしてUSBだけになった、それまで必要不可欠とされていた多くの機能を削り取り、しかもスペックは普通以下w(当時のwin機と比べて)だった。
→大大大ヒット。このおかげでアップルが潰れなくて済んだ。 社員がジョブズに足向けて寝られなくなる。
iPod(2001年)
そろそろ知らない世代も出てきてるだろうか。言ってしまえば、ハードディスクに音楽再生用の小ちゃいコンピューターを載せただけ。誰が買うのか?(オレ)
→神がかり的大ヒット。iTunesMSでの楽曲ダウンロード販売もはじまり(当時はWinnyなどP2Pネットワーク全盛の時代だった)、音楽業界そのものを変えてしまった。(CDがダウンロードデータに変わったなんて呑気な話しじゃない、ネット界ではタダ同然だったものに値段つけて売り出したジョブズの商売魂こそリスペクト)
iPhone(2007年)
ご存知iPhone。はじめて売り出す時に、電話、iPod、インターネットの3つを合体させたケータイつくったぜ!とジョブズに紹介された。でも、実はこれはケータイというよりも、どこでもインターネットに繋がるモニタつきの小っちゃいコンピューターだった。
どこでもインターネットに繋がるために携帯の電波が必要だっただけのことで(そもそもキャリアなんてケータイに従属するものだろ?何でお前らが業界を牛耳ってんだ?と)、あえてケータイって言ったのは、それまでのクソケータイと比べた方が、みんなを納得させやすかったから(モニタ付きの小っちゃいコンピューターを出しましたって言ったってマスコミはとりあげないでしょ)。
そして、みんな見事に騙された。(オレは騙されてない。だからこそ電波繋がらないままの初代iPhone買ったw)
→現在、世界で知らない人はいない、それどころか100年後1000年後も人々が知るであろう人類史に残るほどの歴史的プロダクトとなった。
Macbook Air(2008年)
封筒に入るほど薄いとの触れ込みで(実際封筒から出てきた)有名になった。他メーカーより圧倒的に薄くできたのはCD・DVDディスクドライブ(Blu-rayは徹頭徹尾完全無視)をバッサリ切り捨てたから。(他メーカー、特に東芝、パナソニックとかは逆立ちしても自信満々に太々しくそんなことできない)
→その後の、ノートブックの標準系をつくった。現在カフェドヤ製品として君臨。
今まで大ヒットしたアップルのロングセラー製品は何かしら飛び抜けた革新性を持っていて、しかも、それは最初は大したことないようでも後になって「あ、そうだったのか」ってなることが多いのです。多くの場合、何かをばっさり切り捨てて、新しいものを大胆に取り入れ(「洗練をつきつめれば、シンプルになる」あの有名な言葉の通りです)、それがじわじわ浸透していくのです。
そのようにして、
「オレ(ジョブズ)が今最高だと思っているのはこれ。まあ使いたいと思った人が使ってくれればいいよ。」
とお高くとまってきたのがアップルなのです。
今回の新MacBookは、
◯USBと電源ポートをなくして、USB-Cポートに統一
USB-Cポートという今まで誰も使ったことのない規格を唐突に採用。デフォルトの使用用途はは電源コネクターのみ。電源繋いだままUSBを使う場合は、専用のアダプタ(9500円w)を買う必要がある。
◯右クリックをなくし、感圧タッチトラックパッドを採用
右クリックという概念そのものをなくし(そもそもMicrosoft発?の機能なので)、タッチの強さを二段階に感知することで、従来の右クリックで行っていたことを実現。
その手があったか!
オレのスティーブも、「オメーらオレを超えた!(涙)」と言っています。
上記2つは少なくとも今後のノートブックの流れを決めるであろう革新的な機能だと思います。
さて、誰が買うのか?
私が一番お薦めするのは、今Macを持ってない人、そうMac初心者です!
特にこれからパソコンを買おうと思っているiPhoneユーザーには(値段さえ気にしなければ)最高ですね。現在、これ以上クールなPCありますか?(今アンチアップルファンだとしたらそいつは何を応援するのか?)
GmailやDropboxに代表されるように、現在は大半のデータがクラウド化されているので、古の人みたいに、USBメモリwとかでデータのやりとりする必要ないです。(昔、学校の先生がUSBメモリw落としたらニュースになってたんだよ知ってる?)
それ以外は?
ヘビーユーザーにとってはとにかく文句ブーブーです。右クリックは許せるとしても、スペック低いし、USB使えないし、いいの見た目だけ。 あえて言うならRetinaディスプレイだけど、それだってMacBook Proにある。
誰だよ、買うの?
そう、超絶マニアです。つまり、敬虔なMacanianです。
とにかく、アップルが出す新製品なら何でも買っちゃう、金持ちな(=敬虔な)Macanianです。
俺は買いません(ちょっと前にMacBook Pro買ったばかり)。資産一億兆円くらい持ってたら買ってあげてもいいけどさ。今回は、踏み絵踏ませて頂きます。
ちなみに隣に座っているアダチがゴニョゴニョ(たぶん嫁さんの声とエア格闘中)言いつつ、ポチる寸前であります!
買うんだアダチ!幾多の名文(数多の出版依頼&アフィ稼ぎ)を生み出したその人差し指でポチるんだ!こっちの世界に来い!Mac2つ持ってるのにブートキャンプなお前もこれ買えば敬虔なMacanian(オレ認定)になれるんだぞ!
(つづく 続 新MacBookは踏み絵 〜ひとのアタマに考えさせた〜)
ティネクト(Books&Apps運営会社)提供オンラインラジオ第6回目のお知らせ。

<本音オンラインラジオ MASSYS’S BAR>
第6回 地方創生×事業再生
再生現場のリアルから見えた、“経営企画”の本質とは【ご視聴方法】
ティネクト本音オンラインラジオ会員登録ページよりご登録ください。ご登録後に視聴リンクをお送りいたします。
当日はzoomによる動画視聴もしくは音声のみでも楽しめる内容となっております。
【今回のトーク概要】
- 0. オープニング(5分)
自己紹介とテーマ提示:「地方創生 × 事業再生」=「実行できる経営企画」 - 1. 事業再生の現場から(20分)
保育事業再生のリアル/行政交渉/人材難/資金繰り/制度整備の具体例 - 2. 地方創生と事業再生(10分)
再生支援は地方創生の基礎。経営の“仕組み”の欠如が疲弊を生む - 3. 一般論としての「経営企画」とは(5分)
経営戦略・KPI設計・IRなど中小企業とのギャップを解説 - 4. 中小企業における経営企画の翻訳(10分)
「当たり前を実行可能な形に翻訳する」方法論 - 5. 経営企画の三原則(5分)
数字を見える化/仕組みで回す/翻訳して実行する - 6. まとめ(5分)
経営企画は中小企業の“未来をつくる技術”
【ゲスト】
鍵政 達也(かぎまさ たつや)氏
ExePro Partner代表 経営コンサルタント
兵庫県神戸市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。3児の父。
高校三年生まで「理系」として過ごすも、自身の理系としての将来に魅力を感じなくなり、好きだった数学で受験が可能な経済学部に進学。大学生活では飲食業のアルバイトで「商売」の面白さに気付き調理師免許を取得するまでのめり込む。
卒業後、株式会社船井総合研究所にて中小企業の経営コンサルティング業務(メインクライアントは飲食業、保育サービス業など)に従事。日本全国への出張や上海子会社でのプロジェクトマネジメントなど1年で休みが数日という日々を過ごす。
株式会社日本総合研究所(三井住友FG)に転職し、スタートアップ支援、新規事業開発支援、業務改革支援、ビジネスデューデリジェンスなどの中堅~大企業向けコンサルティング業務に従事。
その後、事業承継・再生案件において保育所運営会社の代表取締役に就任し、事業再生を行う。賞与未払いの倒産寸前の状況から4年で売上2倍・黒字化を達成。
現在は、再建企業の取締役として経営企画業務を担当する傍ら、経営コンサルタント×経営者の経験を活かして、経営の「見える化」と「やるべきごとの言語化」と実行の伴走支援を行うコンサルタントとして活動している。
【パーソナリティ】
倉増 京平(くらまし きょうへい)
ティネクト株式会社 取締役 / 株式会社ライフ&ワーク 代表取締役 / 一般社団法人インディペンデント・プロデューサーズ・ギルド 代表理事
顧客企業のデジタル領域におけるマーケティングサポートを長く手掛ける。新たなビジネスモデルの創出と事業展開に注力し、コンテンツマーケティングの分野で深い知見と経験を積む。
コロナ以降、地方企業のマーケティング支援を数多く手掛け、デジタル・トランスフォーメーションを促進する役割を果たす。2023年以降、生成AIをマーケティングの現場で実践的に活用する機会を増やし、AIとマーケティングの融合による新たな価値創造に挑戦している。
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(2025/7/14更新)
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