1

(写真は「りぐるVege」を運営している中西さんです)

こんにちは。農家支援プロジェクトの加賀です。今回は前回ご紹介した「有機のがっこう土佐自然塾」出身で現在は独立して「りぐるVege」を運営されている中西さんにお会いしてきました。

中西さんは「有機のがっこう土佐自然塾」で2年研修後、「山下農園」で農場長を2年間務めて、平成25年8月に「りぐるVege」を設立されたそうです。

 

中西さんは高校生のときからダンスを初めて、大学卒業後ニューヨークへダンスの勉強のために留学をされていたそうです。ニューヨークから戻ってWEB制作会社に就職して営業・制作を担当されていました。

営業先で山下農園の山下さんとお会いして、農家になることを決意して農家になるべく修行を開始したそうです。

 

見た目は有機農家さんというイメージとはかけ離れている感じがしますが、かなり真剣に農業をしています。

中西さんに悩みはなんですか?と聞くと

「有機農家は生産から販売まで自分たちでやらなくてはいけないのでとても大変で、販売の時間が取れない」

「気候で損害がすぐ20万円とか飛んでいく」

「高知で売ろうとすると価格競争になってしまい、ほとんど利益はない」

といいます。

 

やはり、多くの有機農家さんと一緒だと感じました。中西さんの農業のこだわりは

「安心・安全は当たり前」

「本当においしいもの作りたい。味を極めたい」

「おいしいものを作ると子供も食べる」

と言っていました。

そして「動物性のものは一切使わない」ことを理念としていて畑のまわりの雑草とか米ぬかとか植物性の堆肥を使っているそうです。

2

(雑草のある「りぐるVege」さんのじゃがいも畑になります)

「りぐるVege」で作っている野菜をご紹介したいとおもいます。

・フルーツパプリカ(普通のパプリカより恐ろしく甘い)
・伏見甘長とうがらし(唐辛子なのに甘い)・スナップエンドウ

・じゃがいも・ともろこし・トマト・縞むらさき茄子(焼きなすにするとおいしい)・筑陽ナス(普通のなす)・かぼちゃ・しょうが・ズッキーニ・ソラマメ

・玉ねぎ・赤玉ねぎ・安納芋とたくさんの種類を育てています。

 

ちなみに、下の写真はスナップエンドウです。発育途中にぶつかって皮が変色しています。

3

まだ、発育途中ですがこれはお客様には出せないそうです。こうなると農家さんは自分で食べるそうです。しかも生で中身だけ食べるとめちゃくちゃおいしいらしく私もいただきました。

4

今まで皮ごと茹でて食べていたんですが、初めて中だけで食べました。感想はすごく甘くてびっくりしました。すごく贅沢な食べ方ですね。ご興味あれば一度、試してください。ちなみにスナップエンドウをほったらかしにしていると、グリンピースになるようです。これも知らなかったです。。。

5

これはとうもろこしです。先日台風で曲がったそうです。ただ、これ自分で勝手に直るみたいです。自然の力はすばらしい。とうもろこしは一つの茎から1本しか作らないそうです。何本か実はなるんですが少し育ったら採ってベビーコーンとして出荷しているそうです。

そして、効率はよくないですが最高の1本を作るみたいです。私はベビーコーンが途中収穫のものはと知らなかったです。。。

6

これトマトです。なんと露地栽培してる!今までの農家さんの教えではトマトは水に弱く、実が割れるのでハウス栽培が一般的だと聞いてました。驚きです。

しかもトマトは間引きするのが一般的です。それがまったくしてない。中西さんに聞いたところ

「トマトの栽培はハウスより路地栽培が断然味がいいです。ただ、うまくできないので一般的にはハウスでやっていると思います。」とのこと。

ちなみに間引きしない理由を聞いたら

「チャレンジ中です。間引きすると枝が減ってしまいます。間引きせずに

水の通る枝を増やしてみて割れを防げるか?を確認中です」ということでした。面白いチャレンジですね。収穫が楽しみです。

7

これがナスです。ゼブラ柄と普通のナスを育てています。採れるのは7月から11月までめちゃくちゃ採れるそうです。

昨年は形の悪いナスは出荷先がなく70キロ捨てたそうです。。。

8

これ育ちすぎて出せないダイコンです。めちゃくちゃデカイ!

お土産にもらいました。次回は中西さんからさらに突っ込んだ農業の実態や野菜の話をたくさん教えてもらいましたので紹介したいとおもいます。

 

⇒続き 【農業ブログ第16回】農家を営むにはとてもお金がかかります。

 

【安達が東京都主催のイベントに登壇します】

ティネクト代表・安達裕哉が、“成長企業がなぜ投資を避けないのか”をテーマに東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。借金=仕入れという視点、そしてセキュリティやDXを“利益を生む投資”とする考え方が学べます。


ウェビナーバナー

▶ お申し込みはこちら(東京都サイト)


こんな方におすすめ
・無借金経営を続けているが、事業成長が鈍化している
・DXやサイバーセキュリティに本腰を入れたい経営者
・「投資」が経営にどう役立つかを体系的に学びたい

<2025年7月14日実施予定>

投資と会社の成長を考えよう|成長企業が“投資”を避けない理由とは

借金はコストではなく、未来への仕入れ—— 「直接利益を生まない」とされがちな分野にも、真の成長要素が潜んでいます。

【セミナー内容】
1. 投資しなければ成長できない
・借金(金利)は無意味なコストではなく、仕入れである

2. 無借金経営は安全ではなく危険 機会損失と同義
・商売の基本は、「見返りのある経営資源に投資」すること
・1%の金利でお金を仕入れ、5%の利益を上げるのが成長戦略の基本
・金利を無意味なコストと考えるのは「直接利益を生まない」と誤解されているため
・同様の理由で、DXやサイバーセキュリティは後回しにされる

3. サイバーセキュリティは「利益を生む投資」である
・直接利益を生まないと誤解されがちだが、売上に貢献する要素は多数(例:広告、ブランディング)
・大企業・行政との取引には「セキュリティ対策」が必須
・リスク管理の観点からも、「保険」よりも遥かにコストパフォーマンスが良い
・経営者のマインドセットとして、投資=成長のための手段
・サイバーセキュリティ対策は攻守ともに利益を生む手段と考えよう

【登壇者紹介】

安達 裕哉(あだち・ゆうや)
ティネクト株式会社 代表取締役/ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO
Deloitteにてコンサルティング業務に従事後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサル部門立ち上げに参画。大阪・東京支社長を経て、2013年にティネクト株式会社を設立。
ビジネスメディア「Books&Apps」運営。2023年には生成AIコンサルティングの「ワークワンダース株式会社」も設立。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計82万部突破。2023年・2024年と2年連続で“日本一売れたビジネス書”に(トーハン/日販調べ)。
日時:
2025/7/14(月) 16:30-18:00

参加費:無料
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。


お申込み・詳細
お申し込みはこちら東京都令和7年度中小企業サイバーセキュリティ啓発事業「経営者向け特別セミナー兼事業説明会フォーム」よりお申込みください

(2025/6/2更新)