世の中には多く情報がある。
それらは一見、「役に立つもの」と、「役に立たないもの」に分かれているように見えるが、実はそうではない。どんな情報でも受け手次第で役立たせることができる。
だから、どんな本や記事でもひどいレビューをつけるのではなく「何かの役に立つ」と思うようにしているし、実際にそうするで大きなメリットを得られる。
ある方から、昔言われた。
「どんな本でも、情報でも、受け手次第で有用になる。」
彼は、シャーロック・ホームズを引き合いに出した。
「コナン・ドイルが描いたシャーロック・ホームズという探偵を知ってる?」
私は頷いた。
「シャーロック・ホームズは、普通の人が気にも留めないような情報を元に、事件の真相に到達する。例えば、靴についた泥、手のちょっとした引っかき傷、鳴らない呼び鈴などだ。」
私は著作を思い出した。
「そこで重要なのは、彼は普通の人なら捨てている情報を取り上げ、分析にかけているという事実だ。ホームズは同じものを見ても、より多くの情報を得ることができる。
ホームズは鳴らない呼び鈴を見て、「故障しているのだろう」と普通の人が思うところを、「おかしい」と思った。」
私は言った。
「でも、所詮は小説の登場人物でしょう。ご都合主義では?」
彼は私を窘める。
「もちろんホームズは架空の人物だ。しかし、情報を得るということの本質を著者のコナン・ドイルは我々に教えてくれていないだろうか。」
情報は、中身だけに意味があるわけではない。
「メタ情報」、すなわち「この情報の発信者は何を考えてこのようなことを言っているのか」であったり、「この情報は我々にどのような行動をとってほしいのか」と言った背景についての情報も我々に教えてくれる。
例えば、靴の泥をみて「汚れているな」としか思わない人と、「この人の靴が汚れているのは、何か理由があるに違いない」と思う人では、取得できる情報の量が段違いだ。
例えば、普段は挨拶について何も言わない社長が突然「今日から挨拶月間だ」と朝礼で社員に語ったとする。ここから得られる情報は当然、「挨拶が奨励されている」ということだけではない。
「今日から実施は突然すぎる。急がせる理由はなんだろうか。」
「なぜ、今まで挨拶などと言わなかったのに、急に挨拶の重要性を強調するのだろうか」
そういったことも含めて情報だ。
だから、「セミナーに参加して何の役にも立たなかった」、「本を読んだけど、くだらなかった。何の役にも立たなかった」
と言ってしまうのは、すこし恥ずかしい。
結局「どんな情報を受け取るかは受け手次第」だ。
(2026/4/7更新)
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