詩とは簡略化された長い文章の短文。
ある情景を3つの語句にまとめると、それは絵となり、やがて映像となる。
そんな新しい詩の形式。それが三語句詩。
夏が本日で終わります。明日から一週間は衣替え猶予期間です。上長袖だけど下短パンにしたり、どんなに暑くても半袖シャツで出歩かない、電車の中でネクタイしている人がどれくらいいるのか数えてみるなどなど、ファッションの秋のはじまり衣替え猶予期間をおしゃれに楽しみましょう。
第5回目
1つめ
「税理士 バーバリー お断り」
この句は見事な韻を踏んでますね。作ったのはもしかしてhiphopアーティスト?
いいえ、30代こじらせ女子です。
彼女は数多くのお見合いを経験し、一時は金の延べ棒を売買するほどのお金持ちともうまく行きかけたこともあったそうです。でも結局うまくいかなかった。
そんな典型的なこじらせ女子です。
この句が特にセンスがキラリと光るのは「税理士」と「バーバリー」の組み合わせを見つけたところです。税理士という比較的お堅い職業の人が、「(本人曰く)グワウォー」って感じのライオン?マークが胸についていたのがとても印象に残ったそうです。いわゆるギャップってヤツです。バーバリーってブランドが様々なストーリーを喚起させるからこそ起こる(こじらせ女子)の妄想がある。
終句の「お断り」ですが、これはこじらせ女子の方が相手を「お断り」したんじゃなくて、「税理士バーバリー」にお断りされたそうです。私だって、そんな人こそ「お断りよ」。
こじらせすぎて一回転して普通に戻ったら良かったのに…
2つめ
「坊さん コーヒー PC@カフェ」
ある日、エクセシオールカフェだった思いますが、コーヒー飲みながら論語読んでいたら隣に坊さんが座ってきて、カタカタとパソコンを打ちはじめるではありますせんか。論語読んでいると心が綺麗になっていくからなのか、その姿がとても神々しく見えてしまったのです。そんな句です。
でも、今読むとこの句からそれを感じるとるのは難しいことですね。コーヒーとカフェが被ってしまっていて、そこが表現上もったいないことをしていますね。三語句詩は、文字通り3フレーズしかないのでひとつひとつのフレーズを有効に使わないと広がりが持てないのです。
今考えるとコーヒーのかわりに「論語」を入れるべきでした。そうすると「坊さん 論語 PC@カフェ」となり、もうちょっと神々しさを表現できたかなって思います。まだ三語句詩の黎明期に作ったこの句、私もまだ若かったです。
3つめ
「Ant, moth, ten.」
昔、高校時代の私の友人の友人が、「お前にもできるさ!」を「Youにもcanさ!」と変な英訳してました。
そのことがずっと頭に残っていて、今でもたまに使います。例えばこんな時です。
若者「僕、起業したいんです!」
私「Youにもcanさ!」
と、心の中で叫びます。口に出してはいけません。アホと思われます。
難しく考える必要はありません。
Ant Moth Ten
蟻 蛾 十
アリ ガ トウ
今日も三語句詩読んでくださりアントモステン。
【安達が東京都主催のイベントに登壇します】
ティネクト代表・安達裕哉が、“成長企業がなぜ投資を避けないのか”をテーマに東京都中小企業サイバーセキュリティ啓発事業のイベントに登壇します。借金=仕入れという視点、そしてセキュリティやDXを“利益を生む投資”とする考え方が学べます。

こんな方におすすめ
・無借金経営を続けているが、事業成長が鈍化している
・DXやサイバーセキュリティに本腰を入れたい経営者
・「投資」が経営にどう役立つかを体系的に学びたい
<2025年7月14日実施予定>
投資と会社の成長を考えよう|成長企業が“投資”を避けない理由とは
借金はコストではなく、未来への仕入れ—— 「直接利益を生まない」とされがちな分野にも、真の成長要素が潜んでいます。【セミナー内容】
1. 投資しなければ成長できない
・借金(金利)は無意味なコストではなく、仕入れである
2. 無借金経営は安全ではなく危険 機会損失と同義
・商売の基本は、「見返りのある経営資源に投資」すること
・1%の金利でお金を仕入れ、5%の利益を上げるのが成長戦略の基本
・金利を無意味なコストと考えるのは「直接利益を生まない」と誤解されているため
・同様の理由で、DXやサイバーセキュリティは後回しにされる
3. サイバーセキュリティは「利益を生む投資」である
・直接利益を生まないと誤解されがちだが、売上に貢献する要素は多数(例:広告、ブランディング)
・大企業・行政との取引には「セキュリティ対策」が必須
・リスク管理の観点からも、「保険」よりも遥かにコストパフォーマンスが良い
・経営者のマインドセットとして、投資=成長のための手段
・サイバーセキュリティ対策は攻守ともに利益を生む手段と考えよう
【登壇者紹介】
安達 裕哉(あだち・ゆうや)
ティネクト株式会社 代表取締役/ワークワンダース株式会社 代表取締役CEO
Deloitteにてコンサルティング業務に従事後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサル部門立ち上げに参画。大阪・東京支社長を経て、2013年にティネクト株式会社を設立。
ビジネスメディア「Books&Apps」運営。2023年には生成AIコンサルティングの「ワークワンダース株式会社」も設立。
著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)は累計82万部突破。2023年・2024年と2年連続で“日本一売れたビジネス書”に(トーハン/日販調べ)。
日時:
2025/7/14(月) 16:30-18:00
参加費:無料
Zoomビデオ会議(ログイン不要)を介してストリーミング配信となります。
お申込み・詳細
お申し込みはこちら東京都令和7年度中小企業サイバーセキュリティ啓発事業「経営者向け特別セミナー兼事業説明会フォーム」よりお申込みください
(2025/6/2更新)
三語句詩募集中です。これはと思った時の情景、日常の中のささやかな感動、後世まで残しておくべき格言的場面に遭遇したことなどを三語句詩にしてみてはどうでしょうか。ルールは「3つの語句(単語とは限らない)で構成する」のみです。ご応募お待ちしております。
応募フォームはこちらもしくはTwiiter「#三語句詩」でtweetしてください。
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