少し前にTwitterで「毎回毎回、婚活パーティに高い参加費を払って参加しても40代のハズレのオッサンしかいなくて辛い」みたいな投稿をみかけた。
この投稿者が何でハズレクジみたいなのしか引けないのかは、ソシャゲーのガチャをベースに考えると非常に理解しやすい。今日はそのことについて書いていこうと思う。
課金したからってレアカードが引けるだなんて限らない
ちょっと前にソシャゲーのガチャが問題になった。
まあこの記事の簡単に論点をいえば、運営側がレアカードの引ける確率を著しく低く設定しており、数十万円課金してガチャを何度繰り返そうが殆どの人はレアカードが引けない。そういう消費者サイドを課金地獄に炊きつけるような商法が、合法的にまかり通っていいのか?という事だ。
当たり前だけど、くじ引きはくじ引きだ。100本中に当たりを何本入れるかという事は運営側が決める。極端な話だけど、当たりくじは100本でもいいし0本でもいい。
消費者サイドは課金という行為を通してガチャを引く権利は手に入れる事ができるけど、レアカードを絶対に手に入れられる権利は手にすることができない。これは確率をベースにしている事から考えれば非常に当たり前のことなんだけど、これをキチンと理解しないでガチャに課金しまくると非常に不幸になる。
ほとんどの結婚相談所はソシャゲーのガチャと同じ構図
当たり前だけど、ソシャゲーも結婚相談所もレアカードを消費者にバンバン初めから渡したら全くお金が稼げない。目的となるレアカードは、あくまでレアだからこそ価値がある(高額な入会金を取る業者もあるだろうけど、ここではそういう団体は除いて話をすすめる)
結婚相談所なら電車の吊革広告などに「こちらに登録したことで素晴らしい伴侶に出会えました!」のような美男美女カップルを見せつけることで客をおびき寄せている。
当たり前だけど、そんな理想のカップルなんてそうそう生まれない。自由恋愛をベースにしたってそうそう生まれないだろう。だけど一例でも生まれれば、それは既成事実として広告に載せることができる。そういうカップルの成立する確率が例え1%未満だとしても、だ。
そうした広告を見て夢を持ってやってきた人からどれだけお金を取れるかが大体の結婚相談所のビジネスモデルだろう。営利団体なら当然の事だ。
もちろん真面目にやってる所が多いとは思うけど。まあビジネスモデルとして、婚活パーティという課金ガチャを何度も利用者にひかせないとお金が稼げない構図をしているのだから、レアカードを手に入れる為に課金ガチャを何度も何度も引かせようとする業者が一定数生まれるのは、仕組み上仕方がないことだろう。
なお筆者はこの手のサービスを批判するつもりは全くない。良質な業者もいるとは思うし、この手のサービスを通じていい伴侶と巡り会えた人もいるだろう。
ただあくまでくじ引きBOXの中身を考えた時に、当たりクジを引ける確率は高くはないだろうな、という事が予測されるという事を述べているだけだ。
そもそも婚活サービスにレアカードが多く散らばっているなら自由恋愛は廃れるはずだが、そんな傾向は全くみられない。どこの業界でもそうだが、残念ながら活きが良い商品から早々に売れてしまう。
キチンとしたくじびきボックスを選べ。それか自分でくじ引きボックスを作れ。
出会いがないと嘆く人は多い。そういう人は、このまま同じような生活を続けても結婚できそうな人と出会える確率は、ほぼゼロだろう。ここで役に立つのがネットワーク理論についての知識だ。
ネットワーク理論に6次の隔たりという概念がある。これはどんな人間でも6人隔てれば、全世界の人間と繋がれるという概念だ。これによれば、一般人でも安倍首相だろうがオバマ大統領だろうが誰にでもつながれる可能性がある。
この概念をベースに考えれば、結婚に適した相手と自分がつながらないだなんていうのは理論上ありえない。
だけど多くの人が、よき伴侶に出会えずに困っている。
何故か?それはあなたがネットワークの片隅にいるからである。ネットワーク理論も6次の隔たりも理論的には正しい。だが、あくまでその恩恵を預かれるのはネットワークの中心となる存在と強固な関わりを持つものだけである。
例えば日本の空港を考えてみよう。羽田空港は日本のほぼ全ての空港とつながっているが、田舎の空港は羽田+周辺の空港としか繋がっていない。
同じ空港でも、羽田は日本全国への道が直接開かれているのに対して、田舎の空港は羽田という地を踏まえなければ全国には繋がる事ができない。何をお前は当たり前の事を言ってるんだと思うかもしれないが、この事実をキチンと理解する事がネットワーク理論を利用するに当たって非常に重要である。
繰り返しになるが、ネットワークの隅にいる存在は羽田のような中心地を経由しないと、全国とはつながれない。理論上は羽田も田舎の空港も、全てとつながっているのだけど、繋がりやすさは天と地ほども差がある。6次の隔たりの恩恵を受け取るには、中心地となる存在と関わりを持つことができるかが大切だ。
これはあなたの婚活における状況と全くおんなじだ。つまり出会いを求めるのなら、羽田のような中心地としてのキーマンとまずはつながる事を目的とすべきである。
逆に、そういう人間と知り合うことさえできれば、あなたは簡単に婚活で勝利する事ができる。
具体的にいえば羽田空港みたいな存在がいる、趣味のサークルみたいのに入って、そういう人と仲良くなり、いい人を紹介してもらう。これが凡人が一番手軽にできる婚活最適戦略だろう。そういう中心人物たる存在は、あなたに良質な当たりくじが多く入ったくじびきBOXを与えてくれるはずだ。
更に言えばあなた自身がキーマンになれるのならば、それが最もいい戦略に他ならない。何人か集めてクラウドファンディングでリアル脱出ゲームを作ったり、人狼みたいなゲームを主催するようにしたり。そういう様々な場所から人を集めることができる中心人物になれるのならば、あなたは6次の隔たりを利用して恐ろしいスピードでいい人を自分で惹きつける事ができる。
もちろん楽ではない。けどやる価値はある。
これはくじびきのボックスの中身を、自分で作るようなもんだ。どんなくじ引きも、中身をみながら引くのが最もよいアイテムを引く方法に決まっている。そもそも確率でガチャを引くという消費者の形態を撮り続ける限り、絶対に胴元には勝てない。ならば初めから自分が胴元になってしまえばいいのだ。発想の逆転である。
婚活も一つのゲームみたいなものだ。初めから戦略が間違ってたら、勝てる戦も勝てなくなる。ほんの少しの面倒くさい一手間が、後々大きな差になって結果としてあわられる。冷静に、着実に行動していこう。
そして最後に非常に大切な事を強調しておくが、あなた自身が人に紹介されても恥ずかしくない立派な存在になる事が最も大切だ。どんなに素晴らしい人脈があなたにあろうが、あなた自身が悪質な商品なら商売は成立しない。
結局どんな業界であれ、自分の頭で戦略をキチンと練って真面目に行動し続けるものが最後に勝つのだ。
(2026/6/26更新)
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<2026年7月30日 開催予定>
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これから重要になるのは、AIに正しく理解され、引用され、推奨されるための情報発信です。SEOからAIOへと変わりつつある考え方から、具体的な対策手法、効果測定の考え方までをコンパクトに解説します。
登壇者
安達裕哉(ティネクト株式会社 代表取締役社長)
Deloitteで12年以上にわたり大企業から中小企業まで業務プロセス改善コンサルティングに従事。近年はAIによるコンテンツ作成を専門とする。著書に『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』『頭のいい人が話す前に考えていること』など。
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プロフィール
高須賀
都内で勤務医としてまったり生活中。
趣味はおいしいレストラン開拓とワインと読書です。
twitter:takasuka_toki ブログ→ 珈琲をゴクゴク呑むように
noteで食事に関するコラム執筆と人生相談もやってます→ https://note.mu/takasuka_toki














