今回はお金の話をひとつ。
知人が「年収1億円になれるセミナー」に誘われたとのこと。
「あやしいですよね。どうなんですかね」
講師は「年収一億、しかもそれは不労所得」を公言し、フォロワーも多いという。
*****
かつて中小企業のコンサルティングをしていた頃のこと、「オーナー経営者」によくお会いしていた。
そして彼らの中には「めちゃめちゃお金持ち」が、普通に存在している。
大企業の雇われ経営者が「1億以上の報酬」をもらって騒がれていことがあるが、真のお金持ちは大企業にはめったに存在しておらず、中小企業のオーナーたちの中に数多く存在している。
だが、彼らは極力自分を「お金持ち」には見せないように注意深く行動している。自宅や乗っているクルマも、信頼できる社員にしか見せず、もちろん役員報酬がいくらなのかも開示しない。
社員が思う社長の給料と、実際のそれとは、おそらく10倍くらいの開きがある。
これは、宝くじを当たったことを公言する人が殆どいないのと同じで、「金持ちであること」を見せびらかしても嫉妬を買うだけであり、時に狙われるかもしれないと、彼らがよく知っているからである。
だが、そうなると例えば「年収1億円」と公言している人たちは、なぜこんな不合理なことをするのだろうか?という疑問が浮かぶ。
年収が1億円であることを公言しても、ほとんどメリットはないにも関わらずだ。
1つ、単純に考えれば、「自己顕示欲が強い」と言えるのかもしれない。
でも「稼げる」くらいの賢さがある彼らが、そんなバカな理由で稼ぎを公言し、自分の身を危険に晒すだろうか?
そうは思えない。おそらく彼らはもっと賢い。
真の理由はおそらくこうだ。
端的に言うと、「お金持ちと知り合いたい」という人がたくさんいることを、彼らは知っており、その集まってきた人たちを相手に商売をすることで、彼らは年収1億を稼ぎ出しているのだ。
例えば、情報商材の売り方は下のようになる。
1.「年収1億です」と言って、フォロワーを集める。
2.その秘密を無料のメルマガに書いた、といい、登録者をふやす。
3.メルマガを登録した人に、アフィリエイトで商売をする。
これが良いのか、悪いのか、という判断は脇に置き、年収を公言すること=マーケティング行為 であることは、多くの方の推測することだろう。
そしてこれは、本質的には子供の頃、誰もが想像した、「日本国民全員から年間一人1円ずつ貰えば、1億円になる」をいちばん手っ取り早く実践したものであると言える。
「たくさん人を集めれば、その中には100円、いや1000円払う人もいるはずだ。」
と考える。
だから「年収1億」を公言する彼の商売が何であるか、は傍目から見てよくわからないのは当然だ。
「リストを作って、そこで商売をしている」ことが本質だからだ。
だから、「1億円稼いでます!」という人のセミナーなどに行くと、教えてもらえるのは、必然的に「俺と同じようにやれ」となる。
めでたしめでたし。
製薬・バイオ企業の生成AI導入は、「試行」から「実利」を問うフェーズへと移行しています。 (2026/01/19更新)
単なる理論ではなく、現場で成果を出す生成AI活用の“実装方法”を知りたい方に最適なウェビナーです。
本セミナーでは、製薬・バイオ企業でのPoC(概念検証)から得られた実データとノウハウを元に、「どこにAIが効くのか」「どこが難しいのか」を明確に解説します。

【開催概要】
・開催日:2026年2月12日(木)
・時間:12:00〜13:00
・形式:オンライン(Zoom/ログイン不要)
・参加費:無料(定員150名)
本セミナーでは、13チームのPoCで時間を50〜80%削減したノウハウを余すことなく共有します。適用可否の見極め、評価設計、失敗領域への対応方法、全社展開のガバナンス設計まで、実践的な内容です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
・製薬・バイオ・化学業界のDX/業務改革担当者
・AI導入プロジェクト責任者・企画部門・法務・人事などの全社展開担当者
・PoC設計や効果測定の「型」を学びたい方
・自社の生成AI活用を確実な成果につなげたい実務担当者
【セミナーの内容】
・生成AIの“適用可否”を短期間で見切る方法(PoC設計・評価の型)
・現場で成果を出すAI活用ノウハウ(バックキャスティング/プロンプト構造化 等)
・適用が難しい領域(PowerPoint・OCR 等)の整理と次の打ち手への転換
・横展開に向けたガバナンス設計とナレッジ共有
【登壇者】
奥田 真輔 氏
システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、
メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
日本発グローバルバイオ製薬企業にむけて、同社の成長基盤の構築に尽力している。
岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。
【お申込み・詳細】
こちらのウェビナー申込ページをご覧ください。
【著者プロフィール】
・安達裕哉Facebookアカウント (安達の最新記事をフォローできます)
・編集部がつぶやくBooks&AppsTwitterアカウント
・すべての最新記事をチェックできるBooks&Appsフェイスブックページ
・ブログが本になりました。
(Janeen)














