Green19_taisyoku201411231338015001月も半ばを迎え、そろそろ「就職活動」についての相談を受けることが多くなる時期だ。そして、その中でも多い相談の一つが「エントリーシート」で落ちてしまったのだけれど、どうすれば通るか?という質問だ。

これについては、ある上場企業の採用担当者の話が参考になるかもしれない、と思い、話をさせて頂いている。

 

私が1年ほど前ご訪問したある会社で、「エントリーシート」についての話が出た時、その方はこう言った。

「安達さん、エントリーシートって、採用担当者は何を見ているか知ってますか?」

私はいくつかの会社で採用の手伝いをしたことがあったので、こう答えた。「そうですね、学歴、資格・スキル、学業の実績、自己PR欄くらいですかね。あとあれば写真などですか。」

「そのとおりです。ところで安達さん、我々はエントリーシートのどこを一番重視すると思いますか?」

「…?どういうことでしょう。」

要は、エントリーシートの合否をどうやって決めているか、という話です。ご興味ありますか?」

「確かに、興味はあります。」

「何を見ているか、お伝えしましょう。」

そして、その方は次の条件を挙げた。

 

1.ルールを守って書いているか?

記入上の注意を説明会などで話しますが、それを守っているかは重要です。「ここへの記入は必須です」と言っているのに、書かない人や、「黒いペン、手書き」で書いてくださいと言っているのに、ワープロで書いたりする。そういったルール違反は、落とすための格好の口実になります。

中にはルール違反をしたけど優秀な人、というのもいるかもしれませんが、我々が必要としているのは、「ルールを守り、優秀な人」なので。あと、奇をてらう必要はまったくありません。

 

2.読み手を意識している、と思わせるような内容か?

書いてある話題は、なんだっていいんです。サークルの話でも、研究の話でも、どうせ我々に裏は取れません。でも、「読み手」を意識して書いてあるかどうかは一目瞭然です。

ダメなエントリーシートは、「自分目線」ですね。要するに事実を羅列してあるだけ。よく整理はできていますが、まったく面白みがない。よくできているエントリーシートは、「読み手を喜ばせよう」という意識が見えるものですね。「こんな面白いことを考えた」とか、「研究のここが新しかった」とか、要は読み手に「なるほど」と思わせようと努力しているかどうかは重要です。

 

3.自分なりの視点が入っているか?

どこかの就職支援サイトの「自己PRの文例」をコピペして貼り付けたようなエントリーシートをよく見ます。大体同じようなフレーズが多いんで、わかりやすいんですよ。そういったものは「また同じような物が来た」という印象しか受けないですね。落とします。

逆に、「これはいい」と思うようなものは、視点が少し人と違うエントリーシートですね。例えば去年目を引いたのは、まわりのみんなが「自分の強みはコミュニケーション能力があること」と書いているところをあえて、「コミュニケーション能力には自信がないし、本当はコミュニケーション能力など必要ないと思っている。でも、人と協力して◯◯という実績は残した。具体的には◯◯と言う活動をした」と書いてあったら、この学生はコミュニケーション能力がある、と思いますよね。

 

4.「実績」ベースで書かれているか?

「~したい」とか、「~と思っている」とか、そういった「願望系(と呼んでいます)」のエントリーシートはダメですね。ポエムを読んでいるみたいです。骨の太いエントリーシートは「◯◯をした。◯◯という活動を、◯◯という理由で行った。結果は◯◯だった」と、簡潔に、実績ベースで書かれています。こういうのは、判断しやすく、好まれますね。

 

5.読みやすいか?

読みやすさは内容に比べれば重要度は落ちますが、そもそもかなり読みにくいエントリーシートは読んですらもらえない、というのはありますね。適切な位置に改行を入れたり、箇条書きにしたり、読みやすい文章にしようという努力をしている人はそのサービス精神を買いですね。

あとは、結論から書いてあるかどうか、てにをはが正しかったりとテクニカルな部分も見ます。まあ、補助的な要素ですが、読みやすさは大きく変わるので。

 

6.資格・学歴など

学歴や資格は見ます。あくまでも内容を吟味した後、「同じような内容」であれば、学歴の良い方を採用すると言う形に過ぎませんが。まあ、同じような内容である時点で、本当はあまり通したくないのですが…。

 

 

と、いろいろ言いましたが、我々もエントリーシートでその学生のことがわかるなんて、思っちゃいません。篩の一つにすぎないので、仮にある会社で「落ちた」場合でも、別の会社でも落ちるかといえば、そうではないと思います。

でも、何社もエントリーシートで弾かれるようなら、エントリーシートに問題がある可能性もありますね。

 

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システム開発やITコンサルティングを経て、
外資系製薬企業で15年以上のITビジネスパートナーとして人事からコマーシャル、 メディカルなど製薬企業の様々な分野のプロジェクトに携わる。
現在はネクセラファーマ株式会社で、システムだけではなく、企業風土改革や業務改善をリードし、
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岡田 雄太(ワークワンダース株式会社 CTO)
野村総合研究所に新卒入社後、証券総合バックオフィスシステムやオンライントレードシステムなどの開発に従事。
その後、8 Securities(現SoFi Hong Kong)へ出向し、日本人唯一のエンジニアとして国際的なプロジェクトに携わる。
BOOSTRYでは信託銀行向けSaaSの立ち上げと成長を牽引。
WiseVineではCTOとして開発組織を30名規模に拡大し、プロダクト開発を推進。
2025年4月よりワークワンダース株式会社CTOに就任。AI活用を中心とした開発支援をリードする。


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(2026/01/19更新)

 

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