人格者の社長のもとに仕事のデキる上司がいて、残業はそこそこあるがコンプライアンスは完璧。自分の得意なものとやりたいことを同時に満たしていて、その仕事は楽しい。故に体調良好。
で、あれば辞める必要ない。
だが、そんなことはあり得ない。
そんな会社を自分で創るか、探し続けるか、今のままで我慢するか。
サラリーマンを辞めて起業した若者が言っていた「起業したらお金持ちなれると思ったんですけど、そんなことなかったですね。」
「社畜」という言葉もあるけれど、毎月決まった額の給料が支払われることが決まっていて、社会的な地位(ローンやクレジット審査で優遇される)や法律面でもこれでもかというほどかなり保護されている。資本主義の世の中でサラリーマンほど洗練された効率の良い「職業」はないとも言える。
本当に辞めていいのか?
人から縛られない「自由」だけが、辞める理由で本当によいのか?
「で、自分はどうしたいの?」という言葉は、時に鋭いナイフのように心臓をえぐる。それを知ってて、私はあえて彼女に問てみた。彼女は「わからないです。」といった。
あなたが辞めたいのは、あなたの努力不足もあるかも知れない
「仕事って、基本的にこちらからアクションしないとつまらないんだよ。だから自分の行動に変化を持たせて、ある程度楽しくすることはできる」
その仕事が好きなはずなのにやる気が出ない原因は上司にある
友人の話を聞きながら、一つのフレーズを思い出した。
“優れたエグゼクティブは、部下が上司たる自分を喜ばせるためなどではなく、仕事をするために給料を払われていることを認識している。”
まったくもって、そのとおりであるが、逆にそういう上司が少ないからこそ、ドラッカーはわざわざこのようなことを言った
「仕事やめよう、と決めたら、逆に仕事が面白くなった」という友人の話より
サラリーマンを辞めて起業する人の究極の理由
「結局、「人の下で働く」ってのは、面白くもない仕事をして、成長を諦めて、給料の低い仕事で頑張るってことだったよ。」
「ずいぶんと極端だな。」
「だから、もうボクは、サラリーマンを辞めようとおもってる。」
仕事に不満だらけだった彼はなぜ、仕事を楽しめるようになったのか。より
あなたは「今」が辞め時なのか?
では、「辞め時」をどのように判断したら良いのか。私がはっきりと、「そんな仕事やめちまえ」と言い切るのは次の条件の会社だ。
1.社長や上司がクソ
2.残業代を支払っていないなどの法律違反をしていて、それを会社が認めている
3.やりたいことがある
4.仕事に飽きている
5.体を壊した
あなたが会社を辞める本当の理由は何だろうか。
(文責-ティネクト株式会社 取締役 倉増京平)
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