Amazon Prime Nowというサービスをご存知だろうか。一部の地域利用できる、「究極のお急ぎ便」サービスだ。
Prime Now(プライム ナウ)は対象エリアでのお買い物が1時間以内に届くプライム会員向けサービスです。
2時間便は無料でご利用いただけます。現在、東京都・神奈川県・千葉県・大阪府・兵庫県の対象エリアにてご利用いただけます。本ページ上部のボックス、もしくは専用アプリで郵便番号を入力の上、ご確認ください。対象エリアは、引き続き拡大いたします。
専用アプリからのみ利用できるサービスで、当日配送可能なAmazonプライムのさらなる上位バージョンと言っても良い。
さて、私は「新しいものはとりあえず試す」という方針なので、サービスが出た当初からこれを試してみた。
数カ月たって、Amazon Prime Nowは「禁断のアプリ」なのだ、と思う。
*****
サービスを使う前は、正直なところを述べると、あまり期待感は高くなかった。
「Amazonプライムでもかなり早く届くのに、これ以上早くしてどうすんだよ……」
というのが、多くの人の本音だろう。
アプリをインストールして開くと「売れ筋」というバナーが目に入る。
とりあえずは売れ筋をチェックするのがECの作法だろう。

家電やPCなどの分野は普段からAmazonでかなり使っていたので、Amazonプライムでは取扱があまりない、「食品」をタップすると……

大量の冷蔵・冷凍食品が出てくる。Amazonプライムと、Amazon Prime Nowの決定的なちがい。それは、冷蔵・冷凍食品を購入できることだった。
誠に感慨深い。まさか、ECでアイスを買うことができる日が来るとは……
当時、事務所で書き物をしていた私は、隣で働いている社員に向かっていった。
「アイスたべたくない?」
「食べたい」
「Amazonで売ってるんだけど。」
「意味がわからない」
信じてもらえなかった。
「Amazonでアイスが買える」と言われても、確かにピンとくるまい。
だが、隣人はアイスを食べたい、と言ったので、雪見だいふくとパルム、ビッグモナカを頼む。
決済は「2000円以上から」とあるので、(そりゃそうか)爽健美茶、炭酸水、コーラ、お菓子類をまとめて注文する。
私は仕事にまた取り掛かった。
1時間も経った頃だろうか。オフィスの呼び鈴がなった。インターフォンをとる。
「Amazonでーす。」
入り口に取りに行くと、そこには
一人のおじさんが、紙袋(下参照)を幾つか抱えてたっていた。

紙袋を受け取ると、冷たい。
「アイスだ……」
おじさんは、ありがとうございましたー、といって帰っていった。
しかし、私はAmazonの通常の注文にくらべて、猛烈な違和感を感じた。
なぜ、こんな違和感があるのか……。
まず、持ってきてもらった人が、「ヤマト」や「佐川」などの宅配業者ではない点。「近所のおじさん?」と思うような、見た目が普通の人が持ってくる。
二つ目は、「ダンボール箱」ではなく、紙袋で商品を持ってくる点。まるで近所のスーパーから買ってきたようなイメージだ。
そして配達の内容。「近くのコンビニに行けばいいじゃない。」と言うべき、アイスと飲み物、ちょっとしたお菓子など。
そうか。なぜなぜこんなに申し訳ない気持ちになるのか、わかった。
Amazon Prime Nowは、「近所のおじさんが、近くのスーパーで、買い物をしてきてくれた」ような、錯覚を覚えるのだ。
「おじさんを、パシリで使ってしまった……」というやるせない気持ち。近くのコンビニに行けば買えてしまえるようなものを、わざわざ近所のおじさんに依頼して買ってきてもらったような、そんな気持ちなのだ。
アイスはとても美味しゅうございました。
あれから、オフィスでアイスを食べたくなると、Amazon Prime Nowを使っている。
皆でお金を出せば、すぐにアイスも、飲み物も、お菓子も、届くのである。ちょっとした罪悪感と引き換えに、コンビニもスーパーに行かなくてよい。
Amazon Prime Nowは禁断のアプリなのだ。
(2026/6/26更新)
Google検索にAI Overviewが表示され、ChatGPTやPerplexityで情報収集するユーザーも増えています。検索順位を上げるだけでは、企業の情報が見つけられなくなる時代に、何をすべきか——。Books&Appsの弊社ティネクト代表安達裕哉が「経営oneplusサミット2026 Summer」に登壇します。

<2026年7月30日 開催予定>
AI検索対策最前線:手法から効果測定まで
安達裕哉 登壇|経営oneplusサミット2026 Summer 内セミナー
講演概要
これから重要になるのは、AIに正しく理解され、引用され、推奨されるための情報発信です。SEOからAIOへと変わりつつある考え方から、具体的な対策手法、効果測定の考え方までをコンパクトに解説します。
登壇者
安達裕哉(ティネクト株式会社 代表取締役社長)
Deloitteで12年以上にわたり大企業から中小企業まで業務プロセス改善コンサルティングに従事。近年はAIによるコンテンツ作成を専門とする。著書に『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』『頭のいい人が話す前に考えていること』など。
開催日時:2026年7月30日(木)13:35-13:55
配信形式:オンライン(経営oneplusサミット2026 Summer 内)
参加費:無料
特典:事前申込でアーカイブ動画(2週間)を全員にプレゼント
お申込み・詳細
こちらのイベント詳細ページ
をご覧ください。
【著者プロフィール】
・安達裕哉Facebookアカウント (安達の最新記事をフォローできます)
・編集部がつぶやくBooks&AppsTwitterアカウント
・すべての最新記事をチェックできるBooks&Appsフェイスブックページ
・ブログが本になりました。
・「「仕事ができるやつ」になる最短の道」のオーディオブックもできました。
(Photo:Kenny Lam)













