もしあなたが下のように聞かれた時、どちらの会社で働きたいと思うだろうか。
1.「うちの会社は自由です。成果を自分で設定し、やり方もあなたが決めてください。上司はあなたのサポートをします。給与はあなたが設定し、達成した成果に応じて、1年単位で改定されます。」
2.「うちの会社は、決められた成果を、決められたやり方でやっていただきます。上司の言うとおりにやって下さい。その代わり、一定額の給与と、定期昇給を保証しましょう。」
私の知人たちに聞いたところ、1.を選択した人が多数派だった。
「自由が良い」
「責任は自分でもつ」
「命令されたくない」
彼らは皆、そのように述べた。
だが、2.を選択した人も少なからずいた。彼らはこう言った。
「指示を出してもらったほうが、仕事がしやすい」
「給与が安定していたほうが良い」
「成果が出る保証がない仕事はしたくない」
要は、価値観が異なるということなのだろう。どちらが良い、悪いという話ではない。だが、価値観が異なる会社に入ってしまった方はかなり悲惨である。
つい先日も、あるスタートアップにおいて「うちの会社に入った新人、3ヶ月で辞めてしまったよ」という話を知人から聞いた。
「理由は何だったのですか?」と尋ねると、
「「うちの会社は、会社の目標だけを示して、あとは何もしてくれない。自由すぎて耐え切れない」と言って辞めていった」 と教えてくれた。
「優秀な人だったのですか?」と、私は聞いた。
「誰もが知っているあの有名私大出身で、国内の某最大手メーカーで働いていた。経歴が立派なので、社長は「すぐに来てくれ」といって、採用したけど、ダメだったね。いつも社長は学歴や経歴だけ見て、失敗するんですよ。」
「合わなかった、ということでしょうか。」
知人は、ちょっと首をひねり、こう言った。
「どうなんだろうね。まあでも彼はこんな小さな会社でなく、大手企業で働いていたほうが性に合っているんじゃないですか?」
たしかに、どちらにとってもいいことはなさそうである。
(2024/3/26更新)
弊社ティネクト(Books&Apps運営会社)が2024年3月18日に実施したウェビナー動画を配信中です
【アーカイブ動画】ChatGPTを経営課題解決に活用した最新実践例をご紹介します
2024年3月18日実施したウェビナーのアーカイブ動画です(配信期限:2024年4月30日まで)
<セミナー内容>
1.ChatGPTって何に使えるの?
2.経営者から見たChatGPTの活用方法
3.CharGPTが変えたマーケティング現場の生々しい実例
4.ティネクトからのプレゼント
5.Q&A
【講師紹介】
楢原一雅(ティネクト取締役)
安達裕哉(同代表取締役)
倉増京平(同取締役)
ご希望の方は下記ページ内ウェビナーお申込みフォーム内で「YouTube動画視聴」をお選び頂きお申込みください。お申込み者にウェビナーを収録したYoutube限定動画URLをお送りいたします。
お申込み・詳細
こちらティネクウェビナーお申込みページをご覧ください
・筆者Facebookアカウント https://www.facebook.com/yuya.adachi.58 (フォローしていただければ、最新の記事をタイムラインにお届けします))
・【大学探訪記】を始めました。
「研究が楽しい」「研究成果を知ってほしい」「スタートアップを立ち上げた」
という学部生、大学院生、研究者、スタートアップの方は、ぜひ blogあっとtinect.jp までご連絡下さい。卒論、修論も歓迎です。ご希望があれば、当ブログでも紹介したいと思います。
【大学探訪記Vol.14】建築材料ならお任せ!俺たちコンクリート研究チーム。
【大学探訪記 Vol.13】ビルやダムなどの巨大なコンクリート構造物を長持ちさせるにはどうしたら良いのか?
【大学探訪記 Vol.12】R社に就職が決まってしまう大学生とは
・ブログが本になりました。
(Photo:Jonathon Colman)